痛みと苦痛の少ない
経鼻内視鏡
亀戸水神森クリニック
(江東区/亀戸駅)
最終更新日:2018/05/29


- 保険診療
俗に胃カメラと呼ばれる胃の内視鏡検査は口からカメラを挿入する経口内視鏡のイメージが強く、痛い・苦しいといったマイナスな印象がつきまとう。しかし、近年鼻からカメラを入れる「経鼻内視鏡」が導入されるようになり、胃カメラはつらい検査ではなくなってきている。まだ認知度が低いため、胃カメラへの敷居は依然として高い現状があるが、経鼻内視鏡を使い、多くの患者を診ている「亀戸水神森クリニック」の金光裕幸院長に検査の正しい知識を聞いた。(取材日2018年3月7日)
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q検査中の痛みや苦しさはある?
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A
痛い・苦しいというイメージは、一般に経口内視鏡による「オエッ」という嘔吐反射からくるもの。経鼻内視鏡は約5ミリという極細のカメラを鼻から入れていくため痛みはほぼありません。入っているという違和感が多少あるくらいです。
- Q経口内視鏡との違いは?
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A
経口内視鏡のカメラは約9ミリ。対して経鼻内視鏡は約5ミリと細い。そのため検査中に話をすることもでき、息苦しさも少なく済みます。観察は、胃・食道・十二指腸と同様に検査することができます。
- Q時間はどれくらいかかる?
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A
検査自体は約3分ほどで終了します。検査当日は来院してから検査後の診断結果をお話しし終えるまでも約45分ほど。着替える必要もなく、検査後休息も必要ないので、短時間での検査が可能です。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリングを受け、検査日を予約
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検査前に問診票を記入し、カウンセリング。患者が納得するまで検査の内容をじっくりと説明する。経口内視鏡との違いや検査の流れを話すことで、患者の緊張をほぐす。
- 2検査前の麻酔・薬
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エプロンを着用し、鼻の粘膜のむくみを取って鼻の通りを良くする薬と局部麻酔を噴霧。麻酔に針を使わない。麻酔は左右10回ずつの噴霧で、即効性がある。むくみを取る薬も噴霧して1〜2分で効果があらわれるという。
- 3内視鏡を入れていく
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ベッドに横向きに寝て、潤滑剤のゼリーを塗った内視鏡を鼻から入れる。経鼻内視鏡の直径は約5ミリと細く(経口内視鏡は約9ミリ)、やわらかいためほぼ無痛で、舌の付け根を通らないため苦しさが少なく済む。
- 4モニターを見ながら検査
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カメラの映像はモニターに映るので、検査中に先生と確認できる。息苦しさが少なく済むので、先生と会話をしたり、気になったことを質問することも可能。検査は2〜3分で完了する。
- 5イラストと検査プリントを見ながら説明
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検査結果を画像として印刷し、状態を細かく説明する。胃、食道、十二指腸のイラスト図も一緒に見られるので、わかりやすい。印刷した検査結果は持ち帰ることができる。