痛みと苦痛の少ない
経鼻内視鏡
亀戸水神森クリニック
(江東区/亀戸駅)
最終更新日:2024/03/12


- 保険診療
俗に胃カメラと呼ばれる胃の内視鏡検査は口からカメラを挿入する経口内視鏡のイメージが強く、痛い・苦しいといったマイナスな印象がつきまとう。しかし、近年鼻からカメラを入れる「経鼻内視鏡」が導入されるようになり、胃カメラは以前ほどつらい検査ではなくなってきている。胃カメラへの敷居は依然として高い現状があるが、経鼻内視鏡を使い、多くの患者を診ている「亀戸水神森クリニック」の金光裕幸院長に検査について聞いた。
(取材日2018年3月7日)
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q検査中の痛みや苦しさはありますか?
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A
痛い・苦しいというイメージは、一般に経口内視鏡による「オエッ」という嘔吐反射からくるもの。経鼻内視鏡は約5ミリという極細のカメラを鼻から入れていくため咽頭反射や痛みはほぼありません。入っているという違和感が多少あるくらいです。
- Q経口内視鏡との違いは何ですか?
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A
経口内視鏡のカメラは約9ミリ。対して経鼻内視鏡は約5ミリと細い。そのため検査中に話をすることもでき、息苦しさも少なく済みます。観察は、口喉・食道・胃・十二指腸と同様に検査することができます。
- Q時間はどれくらいかかりますか?
-
A
検査自体は約3分ほどで終了します。検査当日は来院してから検査後の診断結果をお話しし終えるまでも約45分ほど。着替える必要もなく、検査後休息も必要ないので、短時間での検査が可能です。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリングを受け、検査日を予約
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検査前に問診票を記入し、カウンセリングを受ける。同院では患者が納得するまで検査の内容をじっくりと説明するという。また、経口内視鏡との違いや検査の流れを話すことで、患者の緊張をほぐすことに努めているそうだ。
- 2検査前の麻酔・薬
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エプロンを着用し、鼻の粘膜のむくみを取って鼻の通りを良くするための薬と局部麻酔を噴霧される。同院では麻酔に針を使わないという。麻酔は左右15回ずつの噴霧で即効性が期待でき、むくみを取るための薬も噴霧して1〜2分後ほどで効果が見込めるという。
- 3内視鏡を入れていく
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ベッドに横向きに寝て、潤滑剤のゼリーを塗った内視鏡を鼻から入れられる。経口内視鏡の直径が約9ミリなのに対して、経鼻内視鏡の直径は約5ミリと細く、やわらかいためほぼ痛みはなく、舌の付け根を通らないため苦しさが少なく済むことが望めるという。
- 4モニターを見ながら検査
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カメラの映像はモニターに映るので、検査中に医師と確認できる。息苦しさが少ないことが望めるので、医師と会話をしたり、気になったことを質問することも可能。検査は2〜3分で完了する。
- 5イラストと検査プリントを見ながら説明を受ける
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検査結果が画像として印刷され、状態を細かく説明される。胃、食道、十二指腸のイラスト図も一緒に見られるので、わかりやすい。印刷した検査結果は持ち帰ることができる。