目々澤醫院

目々澤醫院

目々澤 肇 院長

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軍医であった祖父が1933年に開業。父が2代目を引き継ぎ、現在3代目院長を務めるのが目々澤肇先生だ。獨協医科大学卒業後、スウェーデン・ルンド大学で脳卒中の基礎研究をおこなう。その後、日本における脳卒中急性期治療に従事した。現在は神経内科を標榜し、脳卒中のほか認知症や頭痛など、さまざまな患者が訪れる。東京都医師会理事も務めており、「これからは、地域の医療機関と介護・福祉をITネットワークでつなぎ、医療と介護の連携体制を強化していきたい」と、ますます地域医療の充実に意欲的だ。「祖父の代にかかったことのある患者さんが、今でも来院されているのですよ」と穏やかにほほ笑む目々澤院長。この街の医療を3代で支え続けて80年あまり。現在の思いをじっくりと語ってもらった。
(取材日2015年2月4日)

1933年、祖父が開院。祖父や父の志を継ぎ、3代目院長に就任

―先生は3代目の院長だそうですね。

そうです。もともと、私の祖父が1933年にこの医院を開院。父がそのあとを継ぎ、1999年に私が3代目院長に就任しました。祖父は元陸軍軍医少佐であり、父は終戦後、職業軍人から医師の道を選択。終戦後、千葉医科大学を卒業し、医師になりました。当然、私も将来は医師になるものと期待されていたと思うのですが、実は、私は医師になるつもりはありませんでした(笑)。毎日、忙しく働く父の姿を見ており、土曜も一日、さらに日曜午前まで診療。ときどき、日曜の午後にデパートへ連れて行ってもらえると、とても喜んだものです。そんな中、私は5歳のときにシェーンライン・ヘノッホ紫斑病というアレルギーが関与する病気に罹ってしまったのです。当時は難病とされ、ひどい下痢と下血が続き、まったく食事を摂れなくなりました。急いで大学病院へ入院したのですが、そこでも全然良くならない。父と母は「もうダメなら自宅へ連れて帰って看取ろう」というところまで考え、退院して自宅に引き取られました。結局、細い血管への点滴を繰り返して私の命を救ってくれたのは医師である父でした。そのときの恩は、今でも忘れられないですね。

―それがきっかけで、医師の道を進んだのですか。

それでも高校の頃までは迷いましたよ(笑)。私はずっと、物書きになりたいという夢がありました。中学、高校と新聞部に所属して、記事を書いたり写真を撮ったりすることに夢中になっていましたから、医師になるか、物書きになるか、という狭間でずっと悩んでいたんです。結局、医師になることを決意。獨協医科大学を卒業後、1981年より日本医科大学付属第二内科で臨床研修医として勤務しました。日本医科大学で学位を取得したのち、1988年から90年までは、スウェーデンのルンド大学医学部実験脳研究所へ留学。大学院課程を修了してルンド大学よりDoctor of philosophyを取得しました。

―先生のご専門は?

私の祖父母とも、脳卒中で倒れたことから、私も脳卒中を中心とする神経内科を専攻。日本医科大学第二内科に入局したのも都内で数少ない脳卒中を主とする神経内科だったから。スウェーデンに留学中も、脳卒中の基礎研究を続けました。当時はまだ、脳卒中に対する医療体制を模索していた時代。そんな中、欧米ではひと足先に、すでにストロークケアユニットといって、脳卒中の急性期に対処する体制が確立していました。後遺症を残さないためにも、脳卒中では急性期の治療がなによりも肝心。そこで、私はスウェーデン留学中に脳卒中の急性期治療の重要性を実証し、帰国後は日本医科大学北総病院で神経内科と脳神経外科が協力するストロークケアユニットの開設に尽力しました。現在、脳卒中の治療で広く用いられるt-PAという薬剤の脳卒中への適応拡大にも、 私がスウェーデン留学時代に行った研究が大切な決め手となっています。脳卒中で亡くなった祖父母のためにも、この領域で十分に貢献できたのでは、と自負しています。

記事更新日:2016/01/24


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