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伊藤 裕之 院長の独自取材記事

メディカルプラザ江戸川

(江戸川区/小岩駅)

最終更新日:2019/08/28

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地域住民に医療を提供し続けてきた江戸川病院の外来部門を集約した「メディカルプラザ江戸川」。高齢者医療のニーズに応えるための幅広い診療科目と専門的な医療サービスに、地域からの信頼も厚い。連日多くの患者が訪れる同院だが、糖尿病や腎臓病の治療を専門とする伊藤裕之院長が日々の診療で大切にしているのは、患者とその家族とのコミュニケーションだ。「僕自身も忙しくて、運動する時間がつくれなくて。だから患者さんにもできることからやっていこうとお話ししています」と笑う伊藤先生。患者に寄り添う診療スタイルと同様に、クリニックの運営においても、スタッフの気持ちをくみ取り働きやすい職場環境づくりにも力を入れている。そんな伊藤院長にクリニックの強みや特徴について話を聞いた。
(取材日2018年2月13日)

地域のニーズに応えるため幅広い診療を行う

はじめに、クリニック開設の経緯について教えてください。

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当院は江戸川病院の外来部門という位置付けで、2007年に開設されました。それまでは江戸川病院の1階で外来診療を行っていましたが、救急外来も同時進行で受け入れていたため、予約の患者さんも救急の患者さんもごちゃまぜの状態でした。当院では、各階に受付を設けるなどさまざまな工夫をすることで、患者さんの流れを簡潔にし、ご迷惑をかけることなくスムーズに診療ができるように工夫しています。

診療科も多く、たくさんの患者さんがいらっしゃると伺いました。

毎日たくさんの患者さんが来院されますね。江戸川区在住の方はもちろん、総武線沿線の市川市や葛飾区、江東区から受診される方もいらっしゃいます。当院は、内科、そして腹部を中心にした外科をはじめ、泌尿器科、整形外科といった高齢化が進む現代の医療状況をカバーするための診療科がそろっています。また、がんについては、外科と内科の両方が協力体制で治療しています。がんは手術のほか化学療法も行うため単純に外科と内科に分けることができない領域です。そこで、腫瘍内科を設置し、高齢化してきた患者さんの症状すべてに対応できるようにしています。小児科や産婦人科など若い世代に対応する診療科も大切ですが、地域のニーズに応えるために、高齢者医療については幅広く対応できるように体制を整えています。

力を入れて取り組んでいる疾患はありますか?

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前述のがん診療のほか、患者さんの高齢化に伴う脳梗塞、心筋梗塞など血管の病気、整形外科疾患、男性の患者さんが多いことから前立腺など泌尿器科の疾患に積極的に取り組んでいます。画像診断にも力を入れていて、CTやMRIは複数台あり24時間稼働しており、院内での検査ができなければ病院で検査を受けることも可能です。診断に使える機器がそろっているので、検査まで何週間もお待たせすることはなく、病気の早期発見・早期治療にもつながっていると思います。

焦らずじっくりと患者との対話を大切に

本院である江戸川病院とはどのように連携を取られていますか?

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基本的には、当院で外来診療をしている医師が江戸川病院でも診療していますので、連携というよりも日常的にシームレスに行われています。通常のクリニックであれば、入院や手術の場合、紹介状を持って後日紹介先の病院を受診することになりますが、当院ではその場で本院での入院の予約を取り、次の段階の治療へと進めていきます。入院後もクリニックと同じ医師が担当しますので、患者さんにとっては安心感が大きく、これが一番の強みですね。同じように、地域の開業医さんとの連携も盛んに行っています。患者さんの相互受け入れや、地域で開催される講演会やセミナーに参加することで日頃から顔の見えるお付き合いをしています。そうすることでお互いの専門分野や人となりがわかり、患者さんにご紹介する際にも「あの先生なら大丈夫だよ」とお伝えできますから、積極的にお話しする機会をつくり相互の信頼を高めています。

先生ご自身の専門分野について教えてください。

私の専門は、がんや循環器疾患を発症する一歩手前の危険因子である腎臓病や糖尿病です。腎臓病や糖尿病のコントロールが悪いと、血管が動脈硬化を起こし脳梗塞や心筋梗塞を発症したり、糖尿病の患者さんががんになることも多いので、そういう方に早期に介入し、できるだけ大きな病気を起こさないように、また、病気になった場合には早めに治療を行うことに努めています。生活習慣病は、規則正しい生活や適度な運動、間食、お酒や煙草を控えるといったことが難しい人に多い病気で、頭ごなしにこれまでの生活を変えさせようとしてもうまくはいきません。どこから取り組んでいけばいいか、ご本人ができることを見つけて、そこから治療を広げていく領域だと感じています。

生活習慣病の治療には患者さんとのコミュニケーションが重要なのですね。

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そうですね。日々の診療では、上から目線にならないように、真正面から目を見て話すことを心がけています。初対面が大切なので、初回に会うときにはきちんと時間をとってお話をしています。また、初回は一人で受診される人も多いですが、次の機会にはご家族も一緒に来ていただくようにお願いしています。男性は奥さんが来ることを嫌がることもありますが、「協力してやっていこうね」と話をしてご理解いただいていますね。生活習慣病の患者さんとは長いお付き合いになるので、一回ですべてを決めてしまわずに、時間をかけて積み重ねていくことを意識し、焦らず押さえ込むような治療をしないことが理想的です。あれもだめ、これもだめと言って患者さんにもう治療したくないと思わせてしまっては問題ですから、悪いところを否定するのではなく、数回の治療で少しでも良い結果が出たら、そこを褒めるようにしています。

働きやすい環境を整え良い医療を提供できるように

院長として心がけていることはありますか?

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各診療科の医師は皆経験が豊富なので、私が診療に直接関わることはありませんが、なるべくコメディカルスタッフも含めて、スタッフみんなの仕事がスムーズに進むようにサポートしていきたいと考えています。人員がうまくそろわなかったり、一人のスタッフの負担が大きくなってしまうこともあるのですが、お互いにカバーし合ってうまく診療を回してくれている姿を見ていて、よく頑張っているなといつも思っています。自分の診療で手一杯でどこまでできているかわかりませんが、少しでも働きやすい環境づくりができればと思っています。

クリニックの今後の展望についてお話しください。

今当院の一番の問題は、圧倒的に多い患者さんにどうスムーズに対応してあげられるかということです。待ち時間もそうですし、総合病院のようにすべての診療科がそろっている訳ではないので、対応にも限界があります。そこをどう素早く不利益がないように動けるか。結論は簡単には出ませんが、それをクリニック全体で模索することで意識を高めていければ結果がついてくることもあると思っています。何かイレギュラーなことが起こった際に、その場ですぐにできないと判断するのではなく、情報が一箇所に集約され全員で共有し検討できるスタイルを確立することで、働きやすい風通しの良い職場環境をつくり上げ、そこからよい医療を提供していければいいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんが多くどうしてもお待たせをしてしまいますが、医療レベルは高く、待っていただいた分、ご期待にお応えできるだけの診療は提供できるのではと考えています。必ずしも心配なことのすべてが解決しないかもしれませんが、ご相談いただければ、きっと満足度の高い医療が提供できるでしょう。マンパワーに限界はありますが今後も頑張りたいと思います。

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