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安藤 達也 院長の独自取材記事

安藤内科医院

(江戸川区/葛西駅)

最終更新日:2019/08/28

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江戸川区の南に位置する葛西エリア。1977年にこの地に開設された「安藤内科医院」は、胃潰瘍や下痢、便秘などの消化器疾患を中心に、生活習慣病の治療・管理など内科全般を幅広く診療。長年、地域のホームドクターとして住民の健康を守ってきた。2006年からは初代理事長の長男である安藤達也先生が2代目院長に就任し、院内の検査設備を整備。新たに内視鏡検査を導入するなど、病気の早期発見と予防にも注力している。「新しい治療法や医療機器を取り入れながら、父が守ってきたこの地域の医療を受け継いでいきたい」と語る安藤院長に、診療の特徴や医師をめざした理由、今後の展望などさまざまな話を聞いた。(再取材日2018年1月30日)

消化器疾患を中心に、内科全般を幅広く診療

歴史のあるクリニックだと伺っています。

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そうですね。当院は前理事長である私の父が1977年に開設しました。当時は葛西駅ができたばかりで、この辺りはまだ何もなかったそうです。私は岩手医科大学を卒業して大学の関連病院に勤めた後、2006年にこちらに戻ってきました。父の代から通ってくださっている方も多くて、「あなた、小さい頃はここで遊んでいたのよ」と、患者さんから自分が覚えていない子ども時代の話をお聞きすることもあります。親、子、孫と3世代で通ってくださっているご家族もいて、世代を超えて来てくださることをとてもうれしく思っています。そのほか、この地域の企業にお勤めの方たちにも来ていただいていますし、葛西周辺はインドや東南アジアをはじめ、諸外国の方も多く住んでおられるので、国際色豊かでさまざまな患者さんが来院されます。

医師を志したのはお父さまの影響でしょうか。

はい、父の影響は少なからずあると思います。休みの日でも患者さんからの問い合わせの電話に対応する父の姿を見て、子ども心に「すごいな」と感じていました。当時は葛西も医療過疎地域で、小児から大人まで先代が何もないところから苦労して立ち上げたと聞いています。現在父は現役を退きましたが、私が日々の外来業務のほか、産業医、学校医としての仕事にもまい進できているのは、父が地域や江戸川区医師会の活動を実直に行ってきたおかげだと思っています。父が守ってきたこの地域の医療を、受け継いでいきたいですね。

診療の特徴をお聞かせください。

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消化器疾患を中心に、糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病の治療・管理など、内科全般を幅広く診療しています。特に糖尿病の治療と管理には力を入れていて、外来でのインスリン注射の導入や生活習慣の指導を行っています。毎週火曜の午後には管理栄養士さんに来ていただき、糖尿病や肥満の方、腎臓が悪い方などの食事指導をお願いしています。私の専門は消化器内科ですが、大学の関連病院に勤務していた頃は、糖尿病はもちろん脳梗塞や白血病などさまざまな症例を経験しました。医療過疎地域では専門医が不在なこともあり、幅広い疾患を診る知識が必要とされました。これまでの経験を患者さんに良い形で還元できればと思っています。

苦痛の少ない内視鏡検査で病気の予防と早期発見に注力

先生が院長に就任されてから、内視鏡検査の設備を導入されたそうですね。

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はい。以前はエックス線撮影装置しかなく、胃や大腸のバリウム検査で異常が見つかった際は、内視鏡検査を他院に依頼して精査を受けていただいていました。バリウム検査は消化管などを影絵のようにして写しますが、内視鏡検査では、立体的に写し出される臓器の色彩の違いや拡大機能などにより病気の早期発見が可能です。また異常所見が見つかった場合は、同時に細胞の検査や治療も行えます。内視鏡の導入により検査と治療が同時に行え、がんの早期発見まですべて院内でできるようになり、患者さんの利便性が高まったと感じています。さらに、手術後の患者さんの経過観察も可能になりました。当院の内視鏡検査でがんが見つかり、専門の医療機関にご紹介した患者さんが術後に再び元気に戻ってくる機会も増えましたね。

こちらで行っている内視鏡検査について教えてください。

3年ほど前に、新しい内視鏡システムを導入しました。波長の違う2種類の光を照射することで、がんに栄養を与える異常な血管が見えやすくなり、早期病変が見つけやすくなりました。特に食道や咽喉頭部の早期がんの発見率向上が期待できます。また、上部の検査には経鼻内視鏡を用いています。口から入れる経口内視鏡に比べて咽頭反射が少なく、「バリウムを飲むより楽だから」と、定期的に経鼻内視鏡検査を受けるリピーターの方も増えました。

内視鏡検査の苦痛を和らげるために、他に工夫されていることはありますか?

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中には静脈麻酔を用いて苦痛を軽減する「セデーション」を行う施設もあります。眠ったような状態で検査を受けられるのがメリットですが、検査後は鎮静剤の効果が切れるまで約1時間の安静が必要だったり、車の運転ができない、量によっては心臓や呼吸状態に影響が出る可能性があったりとデメリットもあります。このようなデメリットを考えて、当院ではセデーションはほとんど行わず、事前に検査について丁寧に説明したり、検査中スタッフが話しかけて患者さんの緊張を和らげたりして、不安なく検査を受けられるよう工夫しています。その成果か、「思っていたほど苦しくなかった」と言っていただけることも多いですね。また、毎週土曜には画像診断の先生による超音波検査も行っています。かかりつけ医として地域の皆さんの健康をサポートするために、病気の予防と早期発見・早期治療に尽力していきたいと思います。

常に五感を働かせて、質の高い診療をめざす

その他、力を入れている領域があればお聞かせください。

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2008年から禁煙治療を開始しました。最近ではそのことが認知されてきて、「主治医から禁煙を勧められて来ました」と来院される患者さんも増えています。また若い人から高齢者まで、ストレスによる体の不調で来院されることがあります。便秘や下痢、腹痛、動悸やめまいなど症状は幅広いですが、検査をしても異常が見つからない場合、ストレスにより自律神経のバランスが乱れていることが多いですね。さらに悪化すると、不眠やだるさ、抑うつ症状が出てくることもあります。禁煙することで自律神経失調も改善されることがあるため、意を決して禁煙・卒煙を思い立ったら当院にご相談いただければと思います。

診療で心がけていらっしゃることは何でしょうか。

やはりお話を聞くことが重要だと思います。特にストレスが原因と思われる方には、症状だけでなく「最近職場で変わったことはないですか」「お家で困っていることはありませんか」など、患者さんの生活背景についてもお聞きするようにしています。あとは患者さんの様子をしっかり診ること。診察室に入ってくる時の歩き方や仕草などが診断のヒントになることもあるほか、触診も重要な手がかりになります。実際、腹部の触診で子宮筋腫や悪性腫瘍が見つかることもありますから、見て、聞いて、触って、と五感を働かせた丁寧な診察を心がけています。

お忙しいと思いますが、お休みの日はどのようにお過ごしですか?

仕事柄簡単には休めないので、自分の健康増進にも気を使っています。月に1、2回仕事仲間とフットサルをしたり、週末に時間が取れればダイビングに出かけたりします。季節問わず、国内中心にいろいろなポイントで潜り、講習を受けたおかげでレスキュー・ダイバーのライセンスまで取得し、子どもたちもライセンスホルダーになりました(笑)。チームで潜れ、陸と違った景色が楽しめるので家族の絆も深まり、リフレッシュにも一役買っています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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今後は在宅医療にも関わっていきたいですね。現在はマンパワーが足りず在宅まで手が回らないのが現状なので、通院が難しくなった方には往診専門の先生をご紹介するなどして対応しています。また、当院では積極的に近くの総合病院や、耳鼻科、整形外科、歯科など他科の診療所の先生方と協力して、患者さんが住み慣れた地域で治療を完結できるよう心がけています。かかりつけの主治医と専門的な治療を行う科の先生方との連携で、個々の患者さんに適切な医療をお届けできればと思っています。その際、お薬手帳や他の病院での検査結果などを共有することで重複する検査を省けることがありますので、新規での受診時には、お薬手帳、健診結果、検査結果などを持参していただくとたいへん助かります。なんでも気軽にご相談ください。

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