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橋本 竜 院長の独自取材記事

橋本歯科医院

(江戸川区/東大島駅)

最終更新日:2020/04/01

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都営地下鉄東大島駅より徒歩1分、再開発で整備されたマンションの一角に「橋本歯科医院」はある。大正時代に小松川の地域で橋本竜院長の曽祖父が開院したのが始まりという、歴史ある歯科医院だ。27年前にこの地へ移転し、今年10月の院長交代を機にリニューアル。温かみのある、ナチュラルな内装は居心地が良く、落ち着いた気持ちで受診できそうだ。竜先生はどの世代に対してもオールマイティに対応できる、地域に根差した診療をめざすドクターだ。中でも予防歯科に注力し、虫歯や歯周病を防げるように、定期的なメンテナンスを提案し、患者自身もセルフケアが行えるようにブラッシング指導なども熱心に行っている。朗らかで優しい対応をしてくれる先生に日頃の心がけや診療への思いを聞いた。
(取材日2016年12月22日)

幅広い年齢に合わせた予防歯科に注力

開院や院長就任にまつわる話を聞かせてください。

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この地で開院したのは1989年ですが、歯科医院としては私で4代目なんです。曽祖父が大正時代に小松川の地域で開院したのが始まりで、区画整理などで移転し、現在の場所に移りました。今年の9月にリニューアルし、10月より院長に就任しました。私が子どもの頃、この辺りは民家や町工場がたくさんあった所なんですが、再開発でマンションが立ち、町の景色もずいぶん変わりましたね。患者さんから「昔首都高のあたりにあった橋本歯科医院さんですか。探してたんですよ。」と言われることもあり、見つけてまた通ってくださるという気持ちをうれしく思います。当院の特徴としては、地域のホームドクターとして長くやってきているのでお子さんを連れたご家族、またその祖父母などご家族ぐるみで通ってくださる患者さんが多いですね。また10年、20年、30年と長いお付き合いの患者さんも多いですね。

初診での流れ、心がけなどを教えてください。

患者さんの気持ちに寄り添い、信頼を得られるような診療を心がけています。特に初診でいらした方は、私がどんな人物でこれからどんな治療が行われるのかもわからず緊張しますよね。そんな時にドクターがピリピリした態度をとると院内に緊張した空気が漂い、患者さんが不快な思いをしてしまいますので、明るく落ち着いて接するように気を配っています。初診時には主訴の解決が先決ですが、口腔内の診査、例えば補綴物や歯周ポケット、欠損の状態など、すべて調べてご自身の口の中を知っていただきます。その上で現在の状況、これから進む方向性や治療方法、その選択肢などを丁寧に説明し、治療のゴールをどこにするかを患者さんと相談して決めていきます。

注力されている診療は何でしょうか。

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予防歯科については若い頃から注目し、力を入れて診療してきました。当院には0歳から90歳代まで、幅広い年齢層の方が通ってくださっていますので、小さなお子さんを連れた方には仕上げ磨きやおやつの与え方、歯ブラシが使えない月齢のお子さんの、口腔内ケアの仕方など、また成年の歯肉状態があまり良くない人にはブラッシングの仕方から定期健診の話まで、できるだけこまかくわかりやすいように、その人に合わせて指導しています。大切なのは患者さん本人の意識づけですね。ここでいくらきれいにしても、家に帰ってから何もしなければすぐ元に戻ってしまい、意味がありませんから。ブラッシングを毎日しっかり行うだけでも、歯周病にはかなり効果的なんですよ。

歯質や歯髄の犠牲を最小限にする治療を

歯周病の診療ではどんなことを行いますか。

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歯周病の診療では、スケーリング(歯石除去)の初日はスケーラー(歯石を取る機械)を低刺激モードに設定し、痛い思いをさせずに少しずつ慣れていけるように工夫しています。歯石を取るのが苦手、という方はとても多く、痛い思いをすると歯科から足が遠のいてしまいますよね。定期的に歯科に通うことはとても大切で、メンテナンスをするだけで状態や意識が変わります。歯周病に関しては患者さん本人のケアで予後が左右されますので、自宅でセルフケアができるように、ブラッシング指導やフロス、歯間ブラシの使い方など、その人の状況などを考えながらそれぞれに合わせた説明や診療を行うようにしています。重度の歯周病だった方でもメンテナンスを欠かさなかった結果、10年後も自分の歯が使えている人もいる。ケア次第です。

診療においてこだわっていることがありましたら教えてください。

歯の修復をするときにはルーペを使い、取り残しのないようにしながら削る量を少なくし、歯質や歯髄への犠牲を最小限にとどめるMI治療を行っています。なるべく白い歯で、と希望される方は多いですので、できるだけ白い詰め物で修復しますが、充填の前に複数の薬剤を使い、消毒を入念に行うことによって2次カリエスを防いでいます。また、ギリギリまで歯髄の保存を優先していますので虫歯が取りきれない場合があるのですが、そのときは将来痛みが出て神経を取る可能性もあることも説明した上で、虫歯が広がらない薬剤を用いて処理をしてから充填をしています。どんなに上手な根管治療をしても、本人の歯髄以上のものはなく、神経を残した方が歯の寿命は延びていくのですよ。

何か工夫されていることはありますか。

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原則として予約診療ですが、歯のトラブルは急を要することも多いので、予約のない患者さんもできるだけ柔軟に受け入れるようにしています。痛いのに3日後に来てくださいと言われても困るでしょうし、一度診て痛みの原因がわかれば気持ちが落ち着くこともありますからね。また、最近はネットで情報が簡単に仕入れられ、余分な心配事も増えているようにも感じます。ですがちょっとでも気になることがありましたら、自己判断せずに受診してください。何でもないことがほとんどですが、中には悪い病気の場合もありますので、見落としては大変なことになってしまいます。何でもないことを確認するくらいの気持ちで、気軽に相談してください。

定期健診を受け、自分の口腔内を把握することが大切

歯科医師には最初からなろうと思われていましたか?

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祖父の家が診療所だったので、暮らしは別でしたがずっと見ていたこともあり、自然とこの道には入りやすかったです。それでも中高生の頃には敷かれたレールにそのまま乗るのはちょっと抵抗がありました。父からも好きなことをするように言われていましたので、いろんな職業を意識して、歯科医師と比較しつつ将来を考えていたと思います。現在父と一緒に診療していますが、考え方や治療方法などに違いがあっても、患者さんとの間で信頼関係はできていますから、尊重し口を出さないようにしています。父も同じ気持ちかもしれませんね。スタッフも自分の持ち場の仕事をしっかりとこなし、患者さんとのコミュニケーションも大切に思ってくれていることが伝わります。スタッフには恵まれましたね。やはり歯科医師はいい仕事だな、と思っています。

今後の展望をお聞かせください。

まずは虫歯や歯周病にならないように、予防やメンテナンスをしっかりやっていきたいです。それでもなってしまった場合のアフターケアをこちらで行えるように、知識や技術のレベルアップをしていくつもりです。残念ながら義歯になってしまった方でも、歯科材料が日々進歩しているため、いろんなものが選べるようになっています。先日、入れ歯が合わなくて食事をしなくなってしまった方へ、娘さんから「親孝行がしたいので、よく噛める使い心地のいい入れ歯をプレゼントしたい。」という申し出があり、シリコン加工した義歯を提供しました。食事ができると元気が出て、旅行にも行けたそうです。今後も新しい治療法や機械が出てくるでしょうが、飛びつくのではなく、新しいものはしっかり勉強し、見極め、安全が確立された良いものだけを責任を持って提供していくつもりです。

最後にメッセージをお願いします。

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歯科医院は誰にとってもあまり行きたいところではないんですよね。どんなに医療や技術が進歩しても行きたいところにはならない。ですがそこをちょっと我慢して来ていただいて、チェックだけでもいい、掃除だけでも相談だけでもいい、自分の口腔内を把握していてほしいのです。年齢を重ねたときのことを考えれば、予防やメンテナンスは絶対に必要です。苦手でも頑張って通っていただきたい。まずは予防、虫歯になってしまったら最小限の治療を行うMI治療、最終的に義歯になってしまったときはしっかりと噛める義歯を患者さんの希望が叶うように提案したいと思っています。遠慮なくいらしてください。

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