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橋本 竜 院長の独自取材記事

橋本歯科医院

(江戸川区/東大島駅)

最終更新日:2022/04/01

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東大島駅より徒歩1分の場所にある「橋本歯科医院」は、大正時代に小松川で開業したのが始まり。橋本竜院長の曽祖父から脈々と受け継がれてきた地域に根づいた歯科医療を提供する、地元住民たちの歯のかかりつけ医だ。院内は清潔感と温かみを感じられる空間が広がっている。「気軽に通える歯科医院をめざしています」と穏やかに話す姿から温厚な人柄を感じさせる橋本院長だが、歯科医療への熱意は強い。中でも予防歯科に注力し、定期的なメンテナンスや検診を促している。そんな橋本院長に、診療への想いや展望について聞いた。

(取材日2022年3月8日)

親子や家族で通える地域の歯科医院をめざして

この5年間で、来院される患者層に変化はありましたか?

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患者さんの年代は変わらず、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く来てくださっています。当院の周辺はマンション群で、ファミリー世帯や若いご夫婦も増えているため、ご家族皆さんの歯のかかりつけ医としてお付き合いができたら、歯科医師としてやりがいも大きいですね。また5年前と比べて、ご自身の歯の健康に興味・関心を持つ方が増えたように思います。特に現役世代の患者さんは、予防へのモチベーションが高くなっています。一方でご高齢の方は、まだメンテナンスを身近に感じていない方が多い印象です。「3ヵ月後、半年後に来てください」と伝えると、「どこも悪くないのに来ていいんですか?」と聞き返されることもたびたび。年齢に関わらず、定期的に検診やクリーニングに来ていただきたいですね。

予防歯科に力を入れていると聞きました。

若い頃から予防歯科を重視し、当院でも注力して取り組んできました。予防歯科において、5年前と大きく変わったのは2点。一つは、常勤の歯科衛生士さんを採用したことです。私一人ですべてを行っていた時は、治療時間やできる施術が限られていましたが、現在はスケーリングや歯周病治療に関連する処置はほとんどお願いしています。経験豊かな歯科衛生士さんなので、専門的な相談にも応じることができ、歯科医院として余裕ができたため、心配な患者さんを短いサイクルで呼べるようになりました。もう一つは、初診時や施術前に口腔内写真を撮影するようになったこと。まずは術前の口腔状態を見てもらい、スケーリングやクリーニング後、再度口腔内写真を確認。画像で見ることで、術前と術後の変化がより実感しやすくなります。

ご家族でかかっている患者さんも多いのでしょうか?

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江戸川区では妊婦さん向けに公費負担の歯科検診を実施しているため、出産を控えたお母さんがまず最初に来院されるというパターンが多いです。お母さんに限らずお父さんもですが、ご両親の口腔状態はお子さんのお口の環境に大きな影響を与えます。本来生まれたての赤ちゃんのお口の中には虫歯菌も歯周病菌もありませんが、離乳食などが始まり、親と一緒に食事をするようになると唾液を介して大人から菌をもらいます。ですので、お父さんお母さんのお口の状態を健康に保っておけば、お子さんが虫歯になるリスクも低く抑えられるのです。なので、なるべく出産前に親御さんの検診を済ませておくことをお勧めしています。またお子さんの歯の相談にもいつでも応じています。子どものうちはできる施術が限られているので、治療というよりはお話がメイン。ガーゼを使った歯磨きや食事での注意点についてアドバイスさせてもらっています。

自覚症状のない歯ぎしりや食いしばりにも注力

最近増えていると感じる症状や病気はありますか?

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この3年間ほどで急増しているのが歯ぎしりや食いしばりです。これらの特徴は自覚症状を感じにくいこと。特に長時間噛みしめた状態となる食いしばりは、歯ぎしりのように音を発さないため、自分で気づくことは難しいのですが、骨が隆起していたり、歯のつけ根が削れていたりと、強い力がかかっているときに出る症状が見受けられるケースが多いのです。そういった場合は、就寝中に装着していただくマウスガードをお勧めします。歯を守るクッションの役目をしてくれて、歯が傷まないよう保護するものです。すぐに成果を実感できるわけではありませんが、10年、20年先を見据え、長期的な負荷から歯を守るにはとても有用です。基本的には毎晩装着していただくことを推奨していますが、1日おきなど、患者さんのペースを尊重することも可能です。

新型コロナウイルスの流行による受診控えは増えていますか?

そうですね。ご高齢の方の中には、受診を控えられている方もいらっしゃいます。長い期間歯科医院にかかっていないと、歯周病が進行していたり、入れ歯が合わなくなっていたりと、不調を感じることも多いはず。口腔内の衛生状態をチェックするだけでも構わないので、一度お越しいただきたいです。もちろん無理にとは言いませんが、治療前の薬剤を使用したうがいや定期的な院内消毒作業など、安心して来院できるよう感染症対策は徹底しています。新型コロナウイルス感染症が流行する以前から実施している、ディスポーザブル器具や口腔外バキュームの使用も継続しています。

診療においてこだわっていることがありましたら教えてください。

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歯の修復をするときにはルーペを使い、取り残しのないようにしながら削る量を少なくし、歯質や歯髄への犠牲を最小限にとどめるMI治療を行っています。なるべく白い歯でと希望される方は多いですので、できるだけ白い詰め物で修復しますが、充填の前に複数の薬剤を使い、消毒を入念に行うことによって2次カリエス防止に努めています。また、ギリギリまで歯髄の保存を優先していますので虫歯が取りきれない場合があるのですが、そのときは将来痛みが出て神経を取る可能性もあることも説明した上で、虫歯が広がらないよう薬剤で処理をしてから充填をしています。どんなに上手な根管治療をしても、本人の歯髄以上のものはなく、神経を残したほうが歯の寿命は延びていくのですよ。

気軽に立ち寄ってもらうだけでいい

いつ頃から歯科医師を志すようになったのですか?

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祖父の家が診療所だったので、暮らしは別でしたが、仕事をしている様子を見る機会が多く、自然と医療の仕事に興味を持つようになりました。それでも中高生の頃には敷かれたレールにそのまま乗るのは少し抵抗があり、父からも好きなことをするように言われていましたので、いろんな職業を意識して、歯科医師と比較しつつ将来を考えていたと思います。現在父と一緒に診療していますが、方針や治療方法などに違いがあっても、患者さんとの間で信頼関係はできていますから、尊重し口を出さないようにしています。父も同じ気持ちかもしれませんね。スタッフも自分の持ち場の仕事をしっかりこなし、患者さんとのコミュニケーションも大切に思ってくれていることが伝わります。スタッフには恵まれましたね。やはり歯科医師はいい仕事だなと思っています。

今後の展望をお聞かせください。

予防歯科を主軸とした診療を展開していきたいです。やむを得ず虫歯や歯周病になってしまっても、治療後は定期的にメンテナンスに通っていただくことで健康な口腔状態を保つことは可能だと考えます。そうした意識づけもわれわれ歯科医師の役目です。異常があれば小さいうちに治療をしたほうが、患者さんの負担も少なく済みますから。また審美性を重視される患者さんの要望にお応えできるよう、詰め物の材料や義歯の種類の選択肢の幅も広げています。最近では金属のばねを使用しないノンクラスプ義歯を導入しました。今後も新しい治療法や機械が出てくるでしょうが、すぐに飛びつくのではなく、新しいものはしっかり勉強し、良いものだけを責任を持って提供していくつもりです。

読者へのメッセージをお願いします。

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誰にとっても歯科医院はあまり行きたい場所ではないと思います。ですが特に気になるところがなくても、ふらっと足を運んでもらいたい。チェックやクリーニングだけなら、痛い思いをすることは少ないですし、たとえ治療に進むことになっても患者さんの意図をくんだ治療計画を立てています。福祉が充実している江戸川区では、歯科検診も5年に1度公費負担で受診可能です。そうした些細なきっかけで来ていただくことが、自身の口腔状態を知る第一歩となります。まずは予防、虫歯になってしまったら最小限の治療を行うMI治療、最終的に義歯になってしまったときはしっかりと噛める義歯を患者さんの希望がかなうように提案したいと思っています。遠慮なくいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプ義歯/8万8000円~

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