医療法人社団湘南会 亀有中央病院/亀有みんなのクリニック

小嶋範行 理事長

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高齢化に対応した認知症対策と幅広い検査でがんを早期発見

―こちらのクリニックの特徴を教えてください。

私は、総合診療科ということで、内科をメインに消化器、整形、皮膚科も見ています。そのほか、整形外科、皮膚科、乳腺外科、甲状腺内分泌科、それから睡眠障害、肥満治療、禁煙外来といった専門外来もありますし、幅広い診療を行っています。急性期の治療が必要な患者さんは、タイアップしている日本医科大学高度救命救急センターへ。何でも相談できる地域に根差した病院として、皆さんの健康を支えています。来院される患者さんは圧倒的に高齢者の方が多いですね。ここに来れば、あらゆる検査ができます。CTもMRIも撮れますし、超音波、内視鏡(上部・下部)など、高度な検査をすぐ行って、早く診断できるところも、この病院の良さです。大きい病院だと1ヵ月先とか待たされますよね? もう一つ、クリニック内の3階で院内保育もやっています。もともと院内保育室としてスタートしましたが、職員に加えて一般の方にもご利用いただいてます。

―高齢者の患者さんが多いということですが、今増えている認知症の対策についてお聞かせください。

日本だけではなく、世界的に高齢者が増えており、認知症が社会的な問題になっています。認知症は加齢と関係が深いので、ある面では避けらない病気です。今はいい薬もありますが、基本的に治る薬はまだありません。団塊の世代が75歳に達する2025年問題、その頃までは、ずっと高齢者が増えていきます。現在、日本全体で認知症の対策を検討して、医師会でも認知症対策委員会を立ち上げています。まずは、認知症で困っている方の相談にのるということが重要です。完全に防ぐ方法はありませんが、早く診断をして、防げるものは防ぐ。そして、できるだけ慣れた環境の中で、家族とともに、慣れた医師、慣れた地域で生活してもらうことが必要だと考えています。

―がんの予防について先生の考えをお聞かせください。

毎年、特定健診をやっていますが、がんがみつかることが本当に多くて……。特に肺がん、大腸がん、胃がんが増えています。がん細胞になるのは加齢・老化と関係があるので、長生きすることでがんも増えていくわけです。だからこそ、早くみつけることが一番。症状が出てから見つかるのでは遅いので、やはり定期健診をきちんと受けることが大事です。東京都は特定健診を1年に1回実施していますので早期発見されることも多く、その成果が出ています。クリニックには、地域の高齢者の方がたくさん診察に訪れています。患者さんが、だんだんと元気がなくなってくると心配ですね。いつも元気だった方が亡くなるのは、とても寂しいので、きちんと検査を受けてほしいです。

―日々の診療で大切にしていること、心掛けていることは何でしょうか。

私は、もともと話すのがあまり得意ではないので、患者さんの話や訴えをよく聞くほうが得意。普段から心掛けていることは、患者さんの話にしっかり耳を傾けることです。話を聞くことで、いろんな症状が見えてくる。この仕事をずっとやってきて、自分としてはそういう部分が、医師に向いていると思っています。特別な難しい診療はしていませんが、患者さんの話をしっかり聞いて、一生懸命に治療する、それだけですね。スタッフに対しても、一緒に病院を支えてくれているわけですから、とても感謝しています。



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