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不正出血や更年期障害など
身近に起こる女性特有の内分泌疾患

南生田レディースクリニック

(川崎市多摩区/生田駅)

最終更新日:2019/11/06

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  • 保険診療

女性の体を守りつかさどる女性ホルモン。そのバランスが何らかの原因で乱れることで起こるのが、不正出血、月経不順、無月経といった症状で、月経の時以外の出血や月経そのものが普段と違っていることで、何か病気が隠れているのではないかと不安に思い、婦人科を受診する人も多い。そこで、女性特有の内分泌疾患を専門とし、不調の原因に適したホルモン剤による治療を行っている「南生田レディースクリニック」の石川雅一院長に、女性ホルモンのバランスの乱れから起こるさまざまな症状について話を聞いた。(取材日2019年3月8日)

出血している場所や原因を追求。他の病気の可能性を除外してからホルモン剤による治療を

Q不正出血で受診するときに、気をつけることはありますか?
A
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▲女性の身近な不安に応えたいと話す

多くの方は出血が止まってから受診しようと思われるようですが、どんな理由でどこから出血しているかを確認するために、出血しているときに受診をしていただくことをお勧めします。がん検診などの検査は出血のない時に受診されていると思いますが、不正出血はいつ止まるかわかりません。出血が長く続くと今度は貧血を起こしてしまいます。早く診断ができればそれだけ早く出血を止めることにつながり、余分な出血をしなくて済むので、待たずに受診していただければと思います。

Q不正出血の年齢による特徴はあるのでしょうか?
A
2

▲丁寧なヒアリング、治療説明を心がけている

思春期にホルモンバランスが安定していない世代では、不正出血が起こりやすいのですが、その時期を過ぎると通常は毎月、妊娠をめざしてホルモンバランスを整えていくので、一般的にはそう簡単に不正出血が起こることはありません。そしてその後、更年期になったときに、これまできちんと起こっていた排卵という現象がなくなることでホルモンバランスが乱れ、出血につながります。さらに閉経する前には、月に何度も出血したり1回の量がかなり多かったりすることもありますが、この排卵しなくなってから閉経までの期間に起こる症状が、見過ごしてもかまわないレベルなのか治療したほうが良いのかを見極めることが大切になってくるのです。

Q女性ホルモンが減ると病気になりやすいと聞いたことがあります。
A
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▲清潔感が保たれ落ち着いた雰囲気の待合室

女性の体は女性ホルモンに支配されており、最も大切なホルモンといっても過言ではありません。その分泌パターンによっていろいろなことが症状として現れ、ある一定の年齢を超えると女性ホルモンが減ることでコレステロールが増えたり、病気になりやすいという傾向もあります。しかし、若いときは若さが病気を跳ね除けているということもありますよね。それが老化によって難しくなるという面もありますので、女性ホルモンの減少だけが病気を引き起こすわけではありません。

Q更年期障害の症状と別の病気の違いは何でしょうか?
A
4

▲内分泌疾患の治療に注力している

更年期障害は他のすべての病気を否定した後につけられる診断です。例えばよく間違えられる病気として高血圧、甲状腺機能の異常、心臓疾患などがありますが、これらは放っておいてはいけない病気です。しかし、更年期障害は仮に放っておいても命に別条はなくいつかは軽快に向かい、つらいけれど深刻な問題ではありません。ですから、他の病気でないことを確認した上で、他に原因がなければ更年期障害を疑います。更年期障害は女性ホルモンが減ることに体がなじんでいないために起きているので、しばらくの間ホルモン剤を使用して補助していきます。ホルモン治療を望まない方には漢方薬を使用することもあります。

Qクリニックならではの治療はありますか?
A
5

▲早めの受診や検査が大切と話す

患者さんが最も心配されるのが、不正出血をした時にがんなどの病気だったらどうしようということですが、実際にはなんらかの加減でホルモンバランスが乱れていることが一番多いようです。しかし、最初にそうと決めてかかっては大事なことを見落としてしまいますので、最初にきちんと悪性の病気、良性の病気の有無を診断します。その後にホルモンバランスの乱れが原因である機能性子宮出血という診断になるので、どのホルモンがどう乱れているかをきちんと追求し、原因がわかれば不足しているホルモンを補充するためにホルモン剤を積極的に使用していきます。その後、出血が止まったらおしまいではなく、出血の原因に合わせた予防に努めています。

ドクターからのメッセージ

石川 雅一院長

ホルモンバランスを整えるためには、できるだけ規則正しい生活をすることが大切です。睡眠をしっかりとり、バランスの良い食事を心がけましょう。そして調子が悪ければ早めに受診をしてください。繰り返しになりますが、出血が止まってからの受診では、どこから出血していたのかが特定できません。外陰部の出血には腸の病気やぼうこうからの出血が原因の可能性もあります。早期の受診はほかの病気の早期発見にもつながります。出血している時に受診することに抵抗のある人や、そんな時に受診して大丈夫かしらと思われる人もいるかもしれませんが、それが僕たち婦人科の医師の仕事ですから、遠慮せずに早い段階で受診していただければと思います。

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