専門的な診療を支える
CTや拡大鏡を使う安全性重視の歯科治療
シティデンタルオフィス
(川崎市高津区/高津駅)
最終更新日:2021/10/12


- 保険診療
- 自由診療
クリニックでありながら、専門的な歯科医療を提供することで知られる「シティデンタルオフィス」。院長の山本英貴先生は、「特別なことをしているのではなく、患者さんのために当たり前のことをしているだけ」と朗らかに笑う。インプラント治療も提供している同院だが、山本院長が大切にしているのは、保険診療のレベルを上げることで、「誰にでも安心して歯科治療を受けてもらうこと」。病院でも使われている機器を導入し、手術室を整えている同院だが、安全に配慮した確実な治療のための工夫は歯科医療全般に通じるこだわりだ。そこで、同院での取り組みをベースに、歯科医療における安全対策について詳しく解説してもらった。
(取材日2020年7月16日)
目次
クリニックながら検査設備にこだわり、徹底した院内感染予防策で患者の笑顔と健康を守る
- Q徹底した感染予防対策の重要性について教えてください。
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A
▲日頃から消毒や滅菌を徹底して行っている
歯科治療は唾液や血液が飛び散るため、院内感染防止対策は必要不可欠です。当院の院内は土足厳禁で、待合室と診察室、手術室は完全に分離しています。また、飛沫が飛び散らないよう、ユニットごとに口腔外バキュームを設置し、治療器具は患者さんごとにすべて高圧蒸気滅菌器で消毒・滅菌しています。さらに高圧蒸気滅菌が苦手な素材の器具には、ガス滅菌器使用するなど、徹底した感染予防対策を行っています。ここまで徹底するのは、もともと私が口腔外科などの手術に携わる機会が多く、徹底した衛生管理は当たり前という環境にいたからですが、クリニックであっても術中・術後のトラブル防止にもつながる取り組みだと感じています。
- Q衛生管理を徹底した手術室で治療を受けるメリットとは?
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A
▲診療の質の向上をめざし、先進の機器を導入
抜歯やインプラントなどの口腔外科手術を行う以上、術中の感染予防対策は欠かせません。当院は大学病院レベルの清潔度を確保できる手術室を設け、滅菌消毒を徹底しています。どんなに素晴らしい手術をしても、術中に感染してしまっては元も子もありません。高レベルのクリーンな手術室で口腔外科手術を行い、術中感染のリスクを最小限に抑えることで、治療の安全性を守りたいと考えています。
- QCTを使った画像診断ではどのようなことがわかるのでしょうか?
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A
▲歯科ではめずらしい医科用の全身CTを完備している
CTは3次元、つまり全方向からの立体画像で確認できるため、従来のエックス線で見えなかった顎の内部構造なども容易に確認できます。他にも骨の状態や欠損の状態、顎関節、歯根の膿、親知らず、上顎の炎症、血管、神経の状態がわかるだけでなく、虫歯や歯周病の進行度も確認できます。当院では歯科用CTより広範囲の画像診断ができる医科用CTを導入しています。総合的な診断に役立つだけでなく、インプラント治療に使用するサージカルガイドを作る時に、より精度にこだわったものを作れるのでたいへん助かっています。
- Q拡大鏡と肉眼で行う治療はどのように違うのでしょうか?
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A
▲拡大鏡を用いることでより精密な診療を可能としている
一言で言えば、肉眼では見えなかったレベルの精密診療が可能になります。肉眼では見分けることのできない初期の虫歯や、歯の細かいヒビ割れ、エナメル質・象牙質・歯の神経など、歯の層の境界線などがはっきり見えるようになり、より精密な診療が可能となります。また、歯科衛生士が利用するメリットとして、歯石や歯ぐきの炎症、プラークなどがはっきり見えるようになるため、クリーニング時の取り残しを減らすのにも役立ちます。当院では歯科衛生士も拡大鏡を使用していますが、歯周ポケットの中の歯石までしっかり確認してケアしてくれています。
- Q安心して治療を受けてもらうための工夫について教えてください。
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A
▲患者がリラックスできるよう、院長のこだわりが随所に
できれば歯科医院は行きたくないところ。そう思う方がほとんどだと思いますが、受診を後延ばしにしていても何一ついいことはありません。歯科医院が苦手な方にも安心して通っていただけるよう、患者さんの話をしっかり聞き、満足する治療方針を決めてから治療を始めることを心がけています。クリニックの内装も、できるだけ歯科医院らしくない、リラックスできるものにしました。たまに歯科医師にも恥ずかしくて見せられないと受診をためらう患者さんがいらっしゃいますが、どのような状態でも決して患者さんを責めたりすることはありません。自分に合う歯科医院かどうか、ちょっと試してみる気持ちで気軽にご相談いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/38万円~
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。