根管治療を軸に多角的に提案
抜歯を回避し歯を守るための治療とは
立川南口歯科
(立川市/立川駅)
最終更新日:2026/08/12
- 自由診療
生まれ持った天然の歯は、悪くなれば二度と元には戻らない。それだけに、できれば生涯使い続けたいと、口腔環境が悪化しても抜歯は避けたいと思う人は多いだろう。「立川南口歯科」の浦口秀剛(しゅうごう)理事長によると「他院で抜歯が必要と言われたが、歯を残せないか」との相談が増えているという。同院では入れ歯・ブリッジ・インプラントによる治療に進む前に、まず歯の保存を重視。その手段は多様で、浦口理事長の専門である根管治療を軸に、再植・根尖切除・歯牙移植など専門的な治療にも対応。壊れにくい補綴物の作製も強みの一つだ。一方で浦口理事長は「治療だけでは足りない」と考え、予防にも注力。設備と理念を共有するスタッフ体制のもと、患者一人ひとりに合った方法を提案する。そんな同院の具体的な取り組みについて教えてもらった。
(取材日2026年2月9日)
目次
「予防」も歯を残すための治療法の一つ。再植・歯牙移植・根尖切除手術など専門的な対応で歯の保存にも注力
- Q歯を残すための治療に注力されている理由を教えてください。
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A
▲根管治療を専門とする浦口理事長
歯科医師になりたての頃、私はさまざまな勉強会での学びをもとに、噛めるようにするための治療に力を注いでいました。機能回復をめざし、かぶせ物や入れ歯、インプラント治療をすることが使命だと考えていたのです。ところが、大がかりな治療を行っても補綴物が長く持たない現実に直面しました。ただきれいな補綴だけでは不十分だと痛感し、そこから歯を残すことに本気で向き合い始めたのです。現在は、まず患者さん自身に能動的なお口の管理に取り組んでいただき、必要な場合に高精度の治療を行うという、予防と治療の両輪で歯の保存に努めています。近年は医療機器の発展により、さらに精密で良好な予後をめざせる治療が可能になっています。
- Q歯を残すための治療法にはどのようなものがありますか?
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A
▲専門知識や経験を生かして幅広い治療を行っている
虫歯が深く歯茎の中に及ぶ場合は、通常の治療に加えて歯を引き上げるために矯正を併用することもあります。私は根管治療を専門としており、その知識と技術、経験をベースに外科的処置を含む幅広い対応が可能です。例えば、歯の根の先に膿がたまり、歯周病が進行して深いポケットを伴っているケースでは、一旦抜歯し膿の袋を除去後に戻す「歯の再植」や、親知らずを移植する「歯牙移植」にも対応しています。歯周病で骨がなくなっている、歯が真っ二つに割れているなどの場合以外は、多様な手段によって歯の延命を図ります。他院で抜歯と言われた患者さんも多いですが、当院では歯を残すためにできる限りすべてのことを行っています。
- Q他にも可能な治療はありますか?
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A
▲治療後も定期的に通院し、メンテナンスを受けることが重要
副鼻腔炎を合併し副鼻腔まで膿が及ぶ場合、抜歯と診断されることが少なくありません。しかし当院では、膿を除去するため根の先を切除する「根尖切除」を行い、耳鼻咽喉科と連携しながら歯の保存を図ります。また、長年歯周病を患い骨が失われた症例では、片足立ちで残すために2根のうち1根を切除する方法を選択。通常は歯そのものを半分に分割して戻すのですが、この方法であれば悪い部分だけ治療しながら、歯の外観も保ちやすいです。これらの施術は目新しいわけではなく昔からありますが、難易度の高い方法です。当院では、さまざまなアプローチで「諦めない治療」に努めています。
- Q治療方法はどのように決定するのですか?
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A
▲マイクロスコープや拡大鏡などを活用し精密な治療に注力する
患者さんの年齢やライフスタイルを踏まえて方針を決定しています。若い方は可能な限り歯を残し、将来の入れ歯やインプラントの時期を遅らせられるよう努めます。一方で骨粗しょう症治療中の方や通院が難しくなった方の場合は、予後を見極めた上で抜歯を選択することもあります。歯の保存に固執せず、十分な検査と対話を重ねて方向性を決めるようにしています。また治療後の定期検診も「歯を残すための治療」の一つです。予防には無傷の歯を守るためのものと、治療後の歯を維持するためのものがありますが、当院は後者を重視。治療は定期的な確認と早期対応が不可欠です。過酷な口腔環境を踏まえ、壊れにくい補綴物の作製にも力を入れています。
- Q治療のための設備や人員体制についても教えてください。
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A
▲理事長は患者一人ひとりに合わせた提案を心がけている
当院には非常勤を含め6人の歯科医師がおり、外部からも口腔外科や矯正の先生をお呼びしています。矯正の対象となる患者さんは歯並びを整えたい方だけではありません。歯周病によって歯茎が下がり、動いてしまった歯を元の位置に戻す場合にも「歯周病治療における歯の移動」という観点で治療をお願いしています。そして私自身も大学に勉強に出向き、歯周病をはじめ幅広い分野の情報を得ています。また、レーザー機器、歯科用マイクロスコープ、拡大鏡などの機器を活用しています。マイクロスコープは歯の割れている部分や治療が必要な歯の根の発見に有用ですし、歯科衛生士は見落としを防ぐために視野を4~5倍にできる拡大鏡を使っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/18万9000円~、矯正/50万円~、歯を引き上げるための矯正/5万5000円~、壊れにくい補綴物/10万9000円〜、根尖切除/12万6000円〜

