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浦口 秀剛 理事長の独自取材記事

立川南口歯科

(立川市/立川駅)

最終更新日:2026/05/28

浦口秀剛理事長 立川南口歯科 main

立川駅南口から徒歩3分の場所にある「立川南口歯科」は、予防歯科を軸に、虫歯・歯周病などの一般歯科からマイクロスコープを使った精密な根管治療、インプラント治療まで、幅広い領域に対応する歯科医院。根管治療を専門に口腔顔面痛にも精通している浦口秀剛(しゅうごう)理事長は、各分野を専門とする歯科医師と連携し「できる限り歯を残す」ための治療に注力。そのため歯根端切除、歯牙移植など、高い技術を必要とする治療にも取り組んでいる。また、定期的に外部講師を招き、若手歯科医師たちの学びの場づくりにも余念がない。理論的な説明と誠実さを感じさせる笑顔が印象的な浦口理事長に、同院の診療方針や歯科医療への向き合い方について話を聞いた。

(取材日2026年2月9日)

快適な環境と技術を追求。歯を守るための場所をめざす

白と木目を使った清潔感のある院内ですね。こだわっている点はありますか?

浦口秀剛理事長 立川南口歯科1

患者さんだけでなくスタッフも快適に過ごせるように、清潔で心地良い空間づくりを心がけています。最近の歯科医院では一般的ではありますが、歯科用CTやマイクロスコープ、レーザーなど患者さんのさまざまな主訴に幅広く対応できるよう設備の充実にも力を入れています。治療はもちろんですが、予防歯科を軸に、現在は「患者さんの歯を守る」ための診療に重きを置くようになりました。患者さんにとって歯科医院が「治療ではなく、歯を守るために行く場所」という意識に変わっていくといいですね。

診療体制について教えてください。

現在7人の歯科医師が在籍し、歯を守るための予防のプログラムを中心に、虫歯や歯周病治療などの一般歯科から、マイクロスコープを使った歯の根の治療、入れ歯やインプラント治療、矯正などに幅広く対応しています。歯周病に関しては、大学病院で活躍していた歯周病を専門とする先生から定期的に入れ歯やインプラント治療の指導を受けています。それによって、先進の情報や技術、材料などを取り入れる体制を整えています。また、当院の歯科医師3人は、横浜総合病院の歯科口腔外科で非常勤として勤めています。病院とのつながりが強化されることで、外科的処置が必要なケースでも病院と密に連携し、スムーズな紹介・対応が可能です。

大学病院から顧問の先生もお迎えされたそうですね。

浦口秀剛理事長 立川南口歯科2

昨年の5月より、私の出身校である東京科学大学の金澤学先生に、クリニック顧問に就任していただきました。金澤先生は高齢者歯科学分野が専門で、私の仲の良い後輩なので、日々の臨床で疑問や難症例があれば気軽に相談できる存在です。また、先進的な歯科医療の動向についても助言をもらっています。高齢者の口腔機能低下はもちろんですが、デジタルの歯科治療にも精通しており、特にデジタル化が進む歯科技工分野については豊富な知見を持っており、当院の臨床でも活用している3Dスキャナーのプロセスにも詳しいですね。4年前、当院専属の歯科技工所を立ち上げた時には、デジタル機器の導入に関して助言をいただきました。歯科技工士さんは、複雑な色の技工物の場合は2~3ケース作ってきてくれるなど、とても丁寧な仕事をしてくれる方で、本当に頭が下がります。

医科歯科連携や痛みの処置を含む多角的なアプローチ

「歯を残す」ための治療に力を入れているのだとか。

浦口秀剛理事長 立川南口歯科3

天然歯については、「こうすれば回復することが見込める」という科学的根拠が数多く蓄積されています。歯を残すための治療法は決して少なくありません。しかし、土台となるお口の環境が整っていなければ、治療にどれほど時間と費用をかけても、時間がたつと再び問題が起こる可能性があります。だからこそ当院では、歯を守るための治療と同時に予防歯科を重視しています。特に歯周病は生活習慣に起因する疾患であり、その原因を特定して生活習慣を変えることを図り、将来的に歯を失うリスクの減少をめざすことを目標としています。

根管治療とインプラント治療についても教えてください。

根管治療とは歯の根の炎症を取る目的の治療で、当院ではマイクロスコープを活用しています。裸眼では見られない部分まで確認できるため、患部を見落としにくいことが利点です。長年の臨床経験を生かし、必要に応じて歯根端切除、歯牙移植などの外科的な治療も行っています。単なる根管治療ではなく、例えば進行した歯周病や、副鼻腔炎などが合併していても対応できることが、当院の根管治療の特徴です。インプラント治療に関しては、あくまでも歯を失ったときの手段の一つとして提案しています。インプラント治療は良い治療ですが人工物であり、天然歯とは反応などの異なる点があります。ただしブリッジのように両隣の歯を削る必要はありません。将来インプラントが機能しなくなっても、隣在歯が残っていればブリッジを検討できる可能性があります。歯を残す選択は、10年後、20年後の治療の選択肢を広げることにつながるという利点があると考えています。

先生は痛みについても詳しいと伺っています。

浦口秀剛理事長 立川南口歯科4

12~13年前から、顔の痛みに特化した勉強会で学び続けています。そこで得た知見と専門の先生方との連携により、診断から紹介までを円滑に行えるようになりました。顔面痛の知識がなければ、歯が原因ではない痛みに対して神経を取ったり、抜歯するなどの処置が行われてしまう可能性もあります。当院では、他院で抜歯予定の場合でも患者さんに一度お待ちいただき、精査する場合もあります。稀ではありますが、歯の痛みと思われた症状が脳腫瘍によるものであることも考えられます。臨床を始めた頃から、原因のわからない、判断がつかない痛みに直面する度、「痛みの勉強もしておかなくては」と強く感じてきました。患者さんを本当の意味で支えるために、根管治療にとどまらず痛みについても学びを深め、総合的な診療を心がけています。

「患者さんの力になれた」と思える瞬間が仕事の喜び

ところで、先生はなぜ歯科医師を志したのですか?

浦口秀剛理事長 立川南口歯科5

叔父が歯科医師、医師である父がオーナーとして医院を運営していました。子どもの頃はあまりに身近な存在だったので、正直、自分が歯科医師になるとは思っていませんでした。3人きょうだいの次男ですし、漠然と兄が継ぐものだろうと考えていたんです。ところが、僕が高校3年生の頃、兄が歯科医師の道に進まないと決断したことで状況が一変。親に歯科医師になれと言われたことはありませんでしたが、誰も家業を継がないのは親に申し訳ないし、妹にその役割を背負わせるのはかわいそうに思いました。それなら、自分が歯科医師になるしかないと腹をくくりましたが、それからが大変でした。文系志望だったため、理系の科目をほとんど勉強していませんでしたから、まさにゼロからのスタートです。我ながら、頑張ったものだと思います(笑)。

実際に歯科医師になられて、やりがいを感じる時はどんな時ですか?

今では、歯科医師であることが運命だったのかなと思うようになりました。この仕事をしているといろいろな人に出会えますし、人との関わり合いを通じて、自分が磨かれていくのも実感します。患者さんが喜んでくださる姿を直に見られることも、この仕事の醍醐味です。「先生の所に来てよかった」と言われると、感無量で胸がいっぱいになりますし、仕事のモチベーションになりますね。感謝の手紙をくださった患者さんや、一度当院に訪れて以来、何かある度に顔を見せてくれる方もいらっしゃいます。患者さんのお役に立てたと思える瞬間が、どんな難しい処置をした時よりもずっとうれしいと感じます。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

浦口秀剛理事長 立川南口歯科6

当院では、患者さんに心から喜んでいただける診療を何より大切にしています。無理な治療は行いませんが、歯を長く守るために必要だと判断した場合には、担当医が資料を作成し、根拠を示しながら丁寧にご説明します。資料はお持ち帰りいただき、ご家族とも十分にご相談いただけます。また、総合内科に強みを持つクリニックと連携し、歯周病と糖尿病を両面から予防・治療する取り組みも行っています。歯周病と糖尿病は相互に影響し合うため、医科歯科連携によるアプローチが重要だと考えています。院内では、これまで通り、院内講習会を通じた若手歯科医師の育成にも力を入れ、皆で技術や知識を高め合いながら、地域医療に貢献していきたいですね。今後は、高齢者の口腔機能低下症や嚥下障害にも積極的に取り組み、「ここに来て良かった」と実感していただける歯科医院であり続けたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/18万9000円~、矯正/50万円~