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浦口 秀剛 院長の独自取材記事

立川南口歯科

(立川市/立川駅)

最終更新日:2025/09/11

浦口秀剛院長 立川南口歯科 main

立川駅南口から徒歩3分の場所にある「立川南口歯科」は、若い歯科医師や歯科衛生士たちがキビキビと立ち働く姿が印象的な、活気あふれるクリニックだ。予防歯科に力を入れ、虫歯・歯周病治療などの一般歯科から、マイクロスコープを使った根管治療、インプラント治療など幅広く対応。外部から定期的に専門の歯科医師を招いて、若い歯科医師たちのスキルアップにも取り組んでいる。その育成環境づくりを担うのは浦口秀剛院長だ。スタッフのモチベーションを上げて、良質な医療を提供するのはあくまで患者のためであり、「いかに喜んでもらえるかを考えている」と、患者への思いを口にする。そんな浦口院長にクリニックのことや診療に対する考えを聞いた。

(取材日2025年3月6日)

専門の歯科医師を招いた講習会でスキルアップを図る

クリニックづくりではどこに重点を置いていますか?

浦口秀剛院長 立川南口歯科1

とにかくまずスタッフたちが快適に働けるように、そして患者さんが快適に過ごせるように、清潔で心地良い空間をめざしています。最近の歯科では一般的ではありますが、CTやマイクロスコープなど、患者さんのさまざまな主訴に幅広く対応できるよう設備の充実にも注力。以前は治療を中心としていましたが、現在は予防に力を入れ、「患者さんの歯を守る」という点に重きを置くようになりました。予防歯科に意識を向けている方が増えた一方、そうでない方もまだまだ多いように感じます。患者さんにとって歯科医院が「治療ではなく、歯を守るために行く場所」という意識に変わっていくと良いですね。

幅広い診療内容を掲げていますね。

歯を守る予防のプログラムを中心に、虫歯や歯周病治療などの一般歯科から、マイクロスコープを使った歯の根の治療、入れ歯やインプラント治療など幅広く対応しています。歯周病に関しては、大学病院で活躍していた歯周病の専門の先生から定期的に入れ歯やインプラントの指導を受けているんです。それらによって先進の情報や技術、材料などを取り入れられる環境になっています。また、当院の歯科医師3人は、横浜総合病院の歯科口腔外科で非常勤として、手術日に勉強させてもらっているんです。これは、当院で手術をするわけではないですが、症例を知ることで、クリニックでやるべきか、すぐに病院へ送るべきかを判断できるようになるためでもあります。病院とのつながりもできますので、外科に紹介が必要なケースでも、密に連携を取ることが可能です。

若い先生方のスキルアップの機会を設けているのですね。

浦口秀剛院長 立川南口歯科2

歯科医師たちからは「外に勉強へ行くより中身濃く学べる」という意見を聞きます。当院の講習会の特徴としては、彼らの友達の歯科医師も自由に呼んでもらっているところでしょうか。以前、歯周外科の治療の勉強をするために豚の骨を取り寄せたのですが、当院の歯科医師以外にも6、7人勉強に来ていて、みんなでわいわいやっていましたね。良い情報を共有でき、良い知識が世の中に広がるのは、僕の希望ですし、実際僕らだけで聞くのはもったいない情報なんですよね。若い先生方が積極的に学んでモチベーション高く治療に向かい、患者さんに喜ばれていると、そういう機会を設けたメリットを感じます。

患者が家族と相談しやすいよう治療計画資料を作成

診療の際に心がけていることは?

浦口秀剛院長 立川南口歯科3

せっかく来ていただいた患者さんに、いかに喜んでもらうかを一番に考えています。無理な治療を勧めることはしませんが、必要だと思う治療に関しては資料を作ってご提案しています。資料を作るのは、主に歯を長く持たせる目的で行う長期的な治療の場合で、患者さんごとに担当する歯科医師が作成します。クリニック内では模型なども使ってお話ししますが、資料は持ち帰って自宅でご家族と一緒に見てもらえるんです。ご家族などと相談する際に資料がないと、治療費だけがフォーカスされて治療内容が伝わらず、反対されて適切な治療ができない場合も。患者さんのためにも必要だと思い、資料を作成しています。

先生は歯を残す治療にもこだわられているのだとか。

この考えに至ったのは、治療の前に元の歯がケアされていないと、高額な治療を時間をかけて行っても10年もたったらぼろぼろになってしまうからです。当院で予防歯科に力を入れているのもその観点からです。初診の際、患者さんにご了承いただければ、虫歯と歯周病のリスク評価をしています。それぞれ生活習慣に起因する疾患であり、その原因を特定して変え、将来的に歯を失うリスクを減らすことを目標としております。

根管治療やインプラント治療について教えてください。

浦口秀剛院長 立川南口歯科4

根管治療とは歯の根の炎症を取る目的の治療ですが、当院では道具の一つとしてマイクロスコープを使用しています。裸眼では見られない部分まで確認できるので、見落としにくいのが利点です。長年の臨床経験があり、必要に応じて外科的な対応もしています。インプラントは、あくまで手段の一つとして提案しています。歯を補う方法として、両隣の歯を削ってはめるブリッジがありますが、インプラントはブリッジのように両隣の歯の支持が必要なく、埋め込むのに歯を削る必要がありません。しかし、一生ものではないですし、歯周病になる場合もあります。そのデメリットを説明した上で、「10年後にインプラントが駄目になったとしても、隣の歯が残っていたら、その歯を使ってブリッジを作れるかもしれません」と伝えています。つまり、歯を残す方法を選択すると、10年、20年後の選択肢を増やせるというメリットがあると考えています。

喜ぶ患者の反応を直に見られるのがこの仕事の面白さ

ところで先生はなぜ歯科医師を志したのですか?

浦口秀剛院長 立川南口歯科5

僕の叔父は歯科医師で、父は歯科医師ではありませんでしたが、歯科医院のオーナーとして、現場で治療にあたる叔父と協力して歯科医院を経営していました。子どもの頃は歯科医師が身近すぎて、逆に歯科医師になりたいと思ったことはありませんでしたし、僕は3人兄弟の次男で、家業は兄が継ぐと思っていました。ところが僕が高校3年生になった頃に兄が歯科医師の道に進まない決断をしたことで、状況が一変。親に歯科医師になれと言われたことは一度もありませんでしたが、このまま誰も家業を継がないのは親に申し訳ないなと思ってしまったんです。かといって、妹にその役割を背負わせるのは、あまりにかわいそうだ。それなら自分が歯科医師になるしかないと。それからが大変でした。文系志望だったため、理系の科目の勉強をほとんどしていませんでしたから、まさにゼロからのスタートです。われながらよく頑張ったものだと思いますよ(笑)。

実際に歯科医師になられていかがでしたか?

今では、歯科医師になることが自分の運命だったのかなと思うようになりました。この仕事をしていると、いろいろな人と出会えますし、人との関わり合いを通じて、自分が磨かれていくのも実感します。また、喜んでいただいている患者さんの反応を直に見られることも、この仕事の醍醐味(だいごみ)ですね。「先生に診てもらって良かった」なんて言われたとしたら、感無量で胸がいっぱいになりますし、もっと頑張らなくてはという、仕事のモチベーションにもつながります。これまでも、僕が直接治療を担当したわけではないのに、専門の先生にご紹介したというだけで感謝の手紙をくださった患者さんや、一度当院を訪れた後も、何かあるたびに顔を見せてくださるような、親しい関係を築けた患者さんもいらっしゃいます。そんなふうに患者さんのお役に立てたと思える瞬間が、どんな難しい処置をこなした時よりも、正直ずっとうれしいですね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

浦口秀剛院長 立川南口歯科6

歯科治療を通じて、患者さんの健康的な生活をサポートしていきたいと考えています。その一環として、糖尿病など総合内科の治療に強みを持つクリニックとタッグを組み、歯周病と糖尿病の両面からの予防・治療に取り組み始めました。歯周病と糖尿病はお互い悪影響を及ぼしますので、どちらかの病気が発見された場合には、もう片方の側面からもアプローチすることが大切なんですね。院内では皆で技術や知識を高め合いながら、地域の医療や福祉と連携して立川市の地域医療に貢献していく。そうして患者さんが「この歯科医院に来て良かった」と喜んでくださるよう、サービスの内容を充実させていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万円
部分矯正/15万円~、全顎矯正/60万円~

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