長年の診療経験で培った女性医学で
女性の人生を長く支え続ける
白山レディースクリニック
(文京区/白山駅)
最終更新日:2026/06/10
- 保険診療
近年は女性が学び、働き、妊娠・出産の時期を自ら考え、更年期以降も長く社会で活躍できる時代になった。一方で、月経、妊娠・出産、産後、更年期といった女性の体のリズムは、社会の変化と同じ速度で変わるわけではない。生理痛や月経前症候群(PMS)、妊活のタイミング、産後の尿漏れや骨盤底の不調、更年期障害、骨粗しょう症など、ライフステージごとの悩みが増えている。そうした状況を受けて、開業から約15年にわたり妊婦健診や不妊治療をはじめ、婦人科診療を提供し続けてきた「白山レディースクリニック」の中村久基院長は、“普通の婦人科では終わらない診療”を重視しているという。取材では、約15年の診療の中でたどり着いた女性医学の必要性と、同院がめざす普通の婦人科では終わらない診療とはどんな医療なのかについて聞いた。
(取材日2026年5月13日)
目次
月経不順から不妊治療、妊婦健診、産後や更年期の悩み、骨の健康まで。女性の人生を長く支える婦人科診療
- Q女性の社会進出をサポートする診療を行っているそうですね。
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A
▲女性の人生に寄り添う心と体のトータルケアを行っている
ええ。今は女性が教育を受け、働き、妊娠・出産の時期を自分で考え、更年期以降も長く社会で活躍する時代です。ですが、女性の体のリズムは社会の変化と同じ速度で変わるわけではありません。例えば月経不順や更年期障害により、学業や仕事に集中できない方がいます。こうした不調は本人の意欲・能力の問題ではないことから、医学的に理解しコントロールを図ることで、無理なく過ごせる生活を望めるのです。当院では、患者さんのライフスタイルを確認し、メリットとリスクを整理した上で、その方に合う選択肢を一緒に考えることを大切にしています。治療について何でも相談でき、納得した上で受けられる場所でありたいと考えてのことです。
- Q力を入れている婦人科診療について教えてください。
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A
▲中村院長はライフステージに応じた予防医療を重視している
当院では月経の悩み、ピル処方、不妊治療、妊婦健診、更年期症状や骨粗しょう症の治療など、女性のライフステージに応じた診療を行っています。特に妊婦健診と不妊治療に注力しており、患者さんにさらなる安心を届けたいと、診療の質を高めてきました。不妊治療は一般不妊治療と不妊スクリーニングに対応する他、体外受精が必要な方には連携先の医療機関をご紹介しています。産科領域では産科を専門とする医師の採用や東京大学医学部附属病院の産科と連携し、速やかに高次医療へつなげられる体制を整えました。また、子宮がん検診にも注力し、液状細胞診に早期に対応したり、コルポスコピー検査のためにデジタルカメラを導入したりしています。
- Q「攻めの予防医療」を大事にしていると伺いました。
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A
▲エコーや骨密度測定器を導入し、病気の早期発見につなげる
攻めの予防医療とは不調が強くなってからではなく、体の変化を見据えて早い段階から受診するという考え方です。例えば、生理痛やPMSを我慢するのではなく必要に応じて不調のコントロールをめざしたり、妊娠を望む前から月経周期や卵巣・子宮の状態を調べたりするということ。早めの予防の積み重ねが、女性の人生の選択肢を守ることにつながるでしょう。もう一つ大切にしているのが、診療の質を安定させるための仕組みづくりです。患者さんごとに診療内容を記録し、長い時間軸で変化を診られるようにしました。また、予約制を採用したのは、カルテを前日に予習してから診療に入るためです。しっかりと準備して診療することを大事にしています。
- Qやはり予防や治療に取りかかるのは早いほうが良いのでしょうか?
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A
▲世代を超えた女性の幅広い悩みに対応
そうですね。例えば生理痛が強い方が「毎月のことだから」と我慢していると生活に影響が出ることがある一方、早めに相談すれば治療の選択肢が広がる場合があります。また、病気が隠れているケースもあるため、当院ではピル処方で通院中の方にもエコー検査などを行い、子宮や卵巣の状態確認を行っています。不妊治療においても、一般不妊治療で対応できるか、体外受精を早期検討すべきかなど、早めに相談することでその方に合った選択を考えやすくなります。産後の不調も命に関わらないからと後回しにするのではなく、すぐにご相談ください。婦人科は自分の体を知り、必要な時に選択肢を持つための場所でもあると知っていただけたら幸いです。
- Q普通の婦人科では終わらない診療を重視する理由は何ですか?
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A
▲女性特有の不調は我慢せず気軽に相談してほしいと話す中村院長
産婦人科の高度医療に携わっていた勤務医時代に、産婦人科の奥深さと責任の重さを感じた一方、産婦人科の課題についても考えるようになりました。女性を支える医療は問題が起きてから対応するだけでは十分ではないと思ったのです。地域の中で継続的に相談できる場所が必要だと感じ、開業に至りました。開業後は妊娠・出産の他にも女性の健康課題が数多くあることを実感。また、婦人科をかかりつけにする文化や、早めに相談する考えが十分に広がっていないと気がつきました。そのことを受けて当院は女性のライフステージごとの悩みに加え、骨や泌尿器、生殖器も地続きに支えられる、女性が長く相談できるクリニックであろうと尽力しているのです。

