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吉野 晃 院長の独自取材記事

吉野デンタルクリニック

(北区/田端駅)

最終更新日:2019/08/28

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田端駅から徒歩3分。「吉野デンタルクリニック」は、吉野晃院長を含めた7人の歯科医師と20人以上のスタッフたちによるチーム医療が魅力的な歯科クリニック。互いに切磋琢磨しあい、複数の視点を生かした総合的な歯科診療を提供している。吉野院長は母校である明海大学の医局にも所属。研究者として、臨床の場に立つ歯科医師として、インプラント関連の研究報告を行い続けている。力強く活躍する吉野院長にクリニックの診療方針や今後の展望など聞いた。
(取材日2017年6月30日)

患者からだけでなく、歯科医師からも評価される医院

スタッフの数が多く、活気のある歯科クリニックですね。

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当院は現在、歯科医師は非常勤を含めて7人、歯科衛生士も7人、他にも歯科助手や受付スタッフも含めて30人ほどの組織になっており、さらに医局を構成しています。大学病院のように内部で研究グループを形成し、お互いに切磋琢磨しながら知識を蓄え、学会にも参加しながら、チーム医療の質を高めているんです。当院には地域密着型の一般歯科のほか、インプラント治療、小児歯科、矯正歯科、麻酔科など、多様な得意分野を持つ歯科医師が所属しています。このような体制にしたのは、患者さんからはもちろん、同業者である歯科医師からも評価していただける歯科医院を作りたいと考えたから。私自身が大学院時代の医局で大いに成長させてもらった経験も、クリニックの組織づくりに大きく影響していると思います。診療だけでなく研究、教育も充実させることによって、スタッフ全員がスキルアップし続けられるクリニックでありたいと考えています。

開業までの経緯をお聞かせください。

開業前、明海大学大学院からの推薦を受け、厚生労働省への派遣試験を受けたんです。しかし、あと一歩のところで試験を通過せず、挫折を味わいました。大学病院で働く選択肢もいただいたものの、このままではいけないと感じ、若いながら思いきって開業することを決めました。ちょうど同じ時期に、このビルが建設されたんです。田端駅付近というのは私の実家に近く、たまたまビルの2階が空いているのを見て、知り合いだったこのビルのオーナーさんと話をし、価格も聞かないまま開業を決めてしまいました(笑)。そんな始まりでしたが、理想を高く持って続けてきたからか、楽しくなっていきましたね。開業して本当に良かったと感じています。

院内づくりにおいて、どのようなことに気をつけていますか?

医院作りにおいて意識しているのは各分野高いレベルで行う「チーム医療」を提供すること。一方、診療において重要なのは「患者さんの健康な生活のために、私たちがどれだけ働きかけられるか」という点です。よい治療のためには歯科医師だけでなく患者さんのご理解も大切。だからこそ、スタッフ一丸となって取り組まねばなりません。スタッフ間に親密なコミュニケーションがあるかどうかは、診療を通して患者さんにはっきりと伝わってしまうもの。ですので、個々の技術はもちろん、院内の連携からして手は抜けません。そんな姿勢で取り組んできたからか、私たちは今こそが開業から15年間かけて辿り着いた最良のチームであると考えています。楽しげにコミュニケーションを取りながらも、知識や技術の面では非常に厳しく、お互いに向上し合える関係が成り立っているんです。

院内だけでなく外部に出てスキルアップされることも多いとか。

そうですね。当院の歯科医師も歯科衛生士も、しばしば休日に勉強会などに出かけて勉強を続けています。時には午後を休診にし、その時間で院内研修を実施することもあります。歯科医療を提供する者として、休みやその日の収益を犠牲にしても、技術の向上を図らねばならない時もあるわけです。医局は教育機関としての役割も担っていますから、歯科医師だけでなく衛生士や助手、受付スタッフに至るまで、歯科医療に携わる全員のスキルアップを常に考えています。

あらゆる面から歯科医療の可能性を探究し続けたい

設備面でこだわった点は?

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歯科用CTやレーザー治療システムなど、医療機器は先端的なものを取り入れるようにしています。しかし、性能の良い機器をそろえるだけでは高いレベルの治療はできません。機械を使うのは人間であり、特に歯科の世界では個人の技術が大きく影響します。当院のスタッフはみんな、設備に恥じない技術と知識を鍛え続けています。また、待合室にはキッズスペースを設置しています。一般的な虫歯治療はもちろんのこと、小児歯科、矯正歯科を得意分野とする歯科医師も当院には在籍していますので、お子さんの治療には幅広く対応することが可能です。現在、当院は午前中には他院などからの紹介で、遠くから来られる患者さんへの複雑な治療を行い、午後には近隣のお子さんたち、夕方以降は会社帰りのビジネスパーソンを診療するという流れが多いと思います。お子さんが来られると、院内の雰囲気がより明るくなるようでうれしいですね。

インプラント治療にも力を入れていると伺いました。

近年では、インプラント治療に対する批判的な意見もありますが、当院では自信を持って患者さんに治療を施しています。インプラントは、長らく入れ歯での治療に頼ってきた歯科の歴史において、画期的な技術であると私は考えているんです。特に大きなメリットは、まだ健康な周囲の歯を削るなどせずに、失った歯を「人工臓器」として定着させられるところでしょう。入れ歯では難しかった、自前の歯と人工の歯とが共存する環境が実現するのです。私は国内外の勉強会にも出席しますが、これほどまでにインプラントが評価されていないという点では日本はマイノリティにあたると痛感しています。もちろん、人によって口腔内の環境や抱える事情が異なるので、どの患者さんにも必ずインプラントを勧めるようなことはありません。ただ、インプラント治療の誤解を解き、良き歯科治療の選択肢の一つとして普及させていきたいと考えているのです。

歯科医療に誇りを持って取り組まれている充実感が伝わってきます。

最近では、明海大学の非常勤助教として研究にも携わっていて、基礎研究にも精力的に取り組み、歯科医療を楽しんでいます。臨床も研究もどちらにも全力を注ぐところに可能性を感じていますね。臨床ではこれだけのスタッフを抱えて患者さんの評価にさらされる。そして、インプラントの勉強会などでは開業医の多い発表にも臨む。さらに、学問的にも細胞の撮影ひとつで現役の研究者として勝負し続ける。どれかをあきらめ、特定の方向を伸ばすのではなく、時間のある限りすべてを深く追究し、歯科医療にできることをさらに実現させていきたいと考えています。

質の高い歯科医療の実践には患者の意思や協力も必要

医院の今後の展望について教えてください。

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15年間で、院内は組織として良い体制を築くことができてきました。今後は、さらに各要素のレベルを上げていき、より患者さんにとって良い環境をつくっていきたいですね。例えば、歯科の世界では慢性的に衛生士が不足しているといわれています。それについて、知識や技術がありながらも、結婚・出産・育児などによって一時的に離職した後のキャリアパスが業界内でできていない点に問題があると考えています。歯科衛生士が長期的に安心して働けて、技能を伸ばし続けられるシステムを構築できたら、それは患者さんの長期的なケアの成熟にもつながるかもしれません。そのように、細部に見えるところから、状況を良くしていきたいのです。

休日にはどのようなことをしてリフレッシュされていますか?

クリニックが休みの日には、隣接分野の人たちとの付き合いもありますから、本来はゴルフに行ったりするのが良いとも思うのですが、実験中の試験管の中の様子が気になり、つい、大学の研究室に出かけてしまいます(笑)。それほど、診療も研究も面白いんです。また、息抜きに本を読むことも好きですね。

最後に、患者さんへのメッセージをお願いします。

患者さんと医療関係者との二人三脚でこそ、より良い口腔内の環境が維持できるということを、改めてお伝えしておきたいですね。どんなに良い診断や方針も、それを理解し、選択し、その後のメンテナンスなども含めて、「一緒に治していくんだ」という患者さんご自身の意志や協力があって初めて実践されていきます。歯科医療のレベルは上がり、患者さんのほうも前向きに歯科の知識を学ばれるケースが増えてきている今だからこそできる、質の高い歯科診療を、これからも提供していきたいと考えています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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