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川島 正人 院長の独自取材記事

山崎歯科口腔ケアクリニック

(板橋区/本蓮沼駅)

最終更新日:2019/09/25

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都営三田線の本蓮沼駅から徒歩約1分の住宅街にある「山崎歯科口腔ケアクリニック」。約65年もの間、地域住民とともに歩んできた歴史ある歯科医院だ。2代目院長の川島正人先生は、大学病院の口腔外科や歯科麻酔科で研鑽を積んできた「痛み」の専門家。一般的な歯科治療ではなかなか改善しない痛みの原因を突き止めることを図り、解決へと導いていくことをめざす。一方、口腔の状態が体の健康に大きく影響することに着目。体の健康維持の観点からも、口腔ケアに注力してきた。穏やかな語り口で、聞く人に安心感を与える川島院長に、同院の特徴やこれからの展望などを聞いた。
(取材日2019年6月10日)

QOLに影響を与える、「痛み」の相談に対応

歴史ある歯科医院なのですね。

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当院は、先代院長の山崎先生が「山崎歯科医院」として開業し、約65年もの歴史を重ねてきました。30年前に山崎先生がお亡くなりになり、周囲が引き継ぐ人を探しておられた際にお声かけいただき、私が2代目として就任させていただいたのです。高齢化が進む中、お口の中をきれいにすることが、脳血管障害や心臓病、糖尿病などの疾患、また、寝たきりの高齢者の誤嚥性肺炎予防の一助になることがわかってきました。そこで口腔ケアを中心とした診療スタイルをとる方針を決め、「山崎歯科口腔ケアクリニック」と院名を変更して今に至ります。

先生は、「痛み」がご専門だとか?

痛みの悪循環をなくすためのケアを行うことは、歯科では珍しいですよね。私は大学卒業後、東京女子医科大学病院の口腔外科へ進みました。そこで手術の麻酔だけではなく全身の管理の必要性を痛感し、東京医科歯科大学の歯科麻酔科へ移ったんです。その麻酔科の外来に「痛み」に対する部門があり、それが現在につながっています。現在当院では、通常の一般歯科分野に加え、なかなか痛みがとれない場合の相談に対応する形で、その経験を生かしています。痛みの原因を突き止めることを図り、漢方薬なども含め適した薬を処方しています。もちろん口腔周囲筋ストレッチの指導などの、理学療法的概念を取り入れたアプローチにも対応しています。神経を取ったのに痛みが治まらない、歯を抜いた後痛みがなかなか取れないなど、「痛み」にお悩みの方に、気軽にご相談に来ていただければと思います。

こちらにはどのような患者さんがいらっしゃるのですか?

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お子さんから高齢の方まで、幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいますが、割合的には40代以降の方が多いですね。当院が痛みの相談に対応していることを知り、「他院で歯科治療を受けたのに、痛みがなかなか取れない」といらっしゃる患者さんも多いです。ある患者さんは、近所の歯科医院で治療し、「虫歯も歯周病もないのに痛い」ということでおみえになりました。診察したところ、その方は、痛みの原因が「歯」にあるのでなく、複数の要因が重なり合うことで「脳」が痛みに対して過敏な状態になっていると考えられました。

早期発見につなげるため、口腔がん検診に注力

お口と体の健康には相互関係があるため、口腔ケアや医科との連携に力を入れられていると伺ったのですが?

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先ほども申し上げましたが、脳血管障害や心臓病など命に関わる病気に歯周病が関係している可能性について早くから把握し、口腔ケアに注力してきました。体の病気を予防する観点でも歯科医院に通い続けることの大切さを理解していただくため、スタッフ全員が専門知識を持ち、患者さんのご質問に正確にお答えし、ご要望に的確にお応えできるようにしてきました。そのため、高齢者も含めて定期的に歯のメンテナンスに通ってくださる方が当院では多く、非常に患者さんの意識も高まってきていると感じます。なお、歯周病は糖尿病の合併症の一つでもあります。その関係で糖尿病の透析に力を入れている近隣病院と連携し、糖尿病患者さんの治療を行っています。また、何らかの手術をする前に口腔ケアをしっかりすると、手術後の感染症のリスク軽減につながるともいわれており、国立がんセンターなどと連携を取りながら、手術前の患者さんの口腔ケアも行っています。

口腔がん検診もされているのですね?

ええ。お口のがんは物を食べる機能、お話をする機能、進行した場合には手術で取り除く部分が多くなるので顔の変形も伴うなど、非常につらい影響が出ることもあります。ですから早期発見が極めて大切です。ところが、口腔がんは進行するまで痛みを伴わないことが多く、自分では気づきにくいのです。当院では、検診をして疑わしいと感じた場合は、口腔がん撲滅委員会と連携して診断につなげます。一説には、歯並びの状態から舌に歯など尖ったものが当たる状態が長く続くことや、歯周病菌などががんの要因になることがあるともいわれます。そのため、定期的にお口のメンテナンスをすることが重要です。また、体の免疫力を上げることも大切だと考え、そういった意味で生活習慣を見直すこともアドバイスしています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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高齢の方は体とともに心も弱ってくることも多いと思います。だから心身ともにサポートし、年を取ってしまったからもういいと、諦めの気持ちを持たせず、前向きに最後まで元気に生きる気力を持っていただくことを大切にしています。筋肉が衰えて徐々に弱っていくフレイルという状態がありますが、お口の中からそれをサポートする。歯の治療を通して、寝たきりにならないように導くことが私のもともとの考え方です。そのためにもよくコミュニケーションを取り、患者さんの家庭的な背景や精神的な背景をきちんと読み取り、その方に合ったケアをご提供することを心がけています。また高齢者に限らず、まずは患者さんの話に耳を傾けることが基本です。皆さんお口のことで困って当院にいらっしゃるわけですから、その心に寄り添い、安心感を与えることが重要。初診の患者さんの場合は、説明だけで約1時間かかりますが、その労力を惜しんではいけないと思っています。

体の健康に結びつく口腔ケアの提供を

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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父が耳鼻科の医師だったのです。父の背中を見ながら、医学部への進学も考えたのですが、若気の至りで、父への反発心からか歯学部に進んでしまったんですよ(笑)。知識や技術を積み重ねていくうちに、命に関わるような内科の病気の原因の一つに歯周病があるといわれ出した頃から、歯科医師としてのやりがいを改めて感じるようになりました。歯科医師は、ただ歯を削って詰めるだけではなく、もっと広い意味で人の命を守る仕事なのだと気がついたのです。以来、「お口の中から命を守る」をキャッチフレーズに、日々診療しています。

休日はどのようにリフレッシュしていらっしゃいますか?

年に2、3回、新潟県や群馬県の秘湯に一人で出かけてのんびりしてきます。電話も電気も通じていないような場所ですので、仕事のことを一切忘れ、リフレッシュできますね。一番ぜいたくな時間の使い方だと思います。また、4年くらい前から加圧トレーニングのスタジオにも通い始め、健康維持とダイエットのために体を鍛えています。良い仕事をするには、オン・オフの切り替えが大切だと思います。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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繰り返しになりますが、これからも「お口の中から命を守る」をコンセプトに、患者さんが病気にならないよう、また寝たきりにならないよう、精一杯サポートしてまいります。当院はまだ予防の概念が広まっていない時代から口腔ケアに力を入れ、一生食べられる歯をめざして患者さんと二人三脚で歩んでまいりました。昔から通い続けてくださる患者さんが高齢になり、お亡くなりになる方も出てまいりましたが、亡くなる直前まで、口腔ケアのために当院に足を運んでくださる方もいらっしゃいます。亡くなった後にご家族から、感謝のお言葉を頂戴すると、歯科医師として少しでも患者さんの人生に関われたことをうれしく思います。これからも、患者さんが常に前向きに元気で生きていく気力を与えられるような歯科医院でありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

口腔がん検診/4500円~(税別)

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