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村中 公正 院長の独自取材記事

ときわ台村中眼科

(板橋区/ときわ台駅)

最終更新日:2020/04/01

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東武東上線ときわ台駅前のビルの4階にある「ときわ台村中眼科」。東京大学医学部附属病院を中心に、白内障や硝子体の手術を多く手がけてきた村中公正院長が、2010年に開業。町のクリニックというフットワークの軽さを生かしながら、これまでに培った知識や技術を地域に還元すべく診療を行っている。開業から7年目を迎え、二診制や併設眼鏡店の運営、さらにはオンライン診療の導入など、地域のニーズに応えるべく、次々と新しい取り組みに挑戦し続ける同院。理想に向かって着実に前に進む村中院長に話を聞いた。
(取材日2017年5月23日)

クリニックならではの強みを生かし質の高い医療を提供

なぜ開業しようと思われたのですか?

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東京大学医学部附属病院を中心に、経験を積んできたのですが、大学病院は先進の研究や臨床に携われる反面、思い通りの治療ができないもどかしさも感じていました。それならば、自分の思いを実現できるクリニックをつくろうと思ったわけです。まず考えたのは、患者さんとともに闘う場でありたいということ。病院では診療時間が短く、医師は監督者で「指導する側」、患者さんは「指導される側」にならざるを得ないこともありました。そうした経験から、患者さんにきちんと病状を説明して、知識を分かち合った上で一緒に病と闘いたいと考えたんです。この辺りは古い街並みが残る地域で、患者さんもお子さんからご高齢の方まで偏りがなく、症状もさまざま。そうした環境の中で、皆さんに「目のことなら、『ときわ台村中眼科』に任せれば大丈夫」と言っていただけるよう、診療に取り組んでいます。

診療理念である「3つのS」とは、どういった意味でしょうか?

「3つのS」とは、「Speciality」「Simplicity」「Satisfaction」のこと。「Speciality」は、高い専門性。その言葉どおり、日々進歩する眼科医療の知識を取り入れながら、「目のことなら何でも任せてください」という思いで、患者さんと向き合っています。また大学病院との連携も図っていますので、難症例の場合は入院設備の整った施設を紹介するなど、常に質の高い治療を提供できる体制を整えています。「Simplicity」というのは、できるだけシンプルにという意味で、わかりやすい説明と負担の少ない治療をしたいと思っています。そうして、シンプルにスペシャリティーを持った治療を行い、その結果患者さんに「Satisfaction」、満足していただけたら、こんなうれしいことはないですね。

「3つのS」の実現に向け、工夫されていることを教えてください。

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取り組みの一つとして、患者さんにビジュアルで納得いただけるわかりやすい説明をしたいと思い、診察室にモニターを設置しました。目の状態を映しながら「この疾患にはこういう治療法があるんです」と、説明しています。また、手術中の画像を待合室のモニターにライブで映し出すようにしています。眼科の手術は顕微鏡で見ながら行いますが、私が術中に見ている画像をそのまま流し、待合室でお待ちいただいているご家族にお見せしているんです。さらに設備に関しても、患者さんにとって有効だと思うものは積極的に導入しています。近年入れ替えた白内障や緑内障の手術器械もその一つで、どちらも低侵襲で手術時間が比較的短く、より安全で効率的な手術をめざす上で一役買っています。

ニーズに応じて術後のアフターケアまでトータルに対応

日帰りの白内障手術に力を入れていらっしゃるのですね。

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もともと研究より臨床が好きで、これまで白内障や硝子体の手術を数多く行ってきました。その経験を踏まえ、クリニックでも高度な設備を備え、高いクオリティーで負担の少ない治療を提供することをめざしています。白内障の手術をすると、昨日まで見えなかった目が眼帯をはずした瞬間、見えるようになるんですよ。実際、患者さんが抱きつかんばかりに喜んでくださることもあって、本当にうれしいですね。同じ手術でも、硝子体手術が海深くに潜るダイビングだとしたら、白内障の手術は磯遊び。装備もリスクも違います。でも磯遊びをするのにも、ダイビングのできる装備や技術があれば、何かあったときに対応が違ってきます。その余裕が、より安全な手術に結びつくと考えています。

クリニックで気軽に高度な手術が受けられるということで、希望する人が多そうですね。

週のうち2日を手術日として、できる限り早く患者さんの要望に応えられるようにしています。割合としては、白内障が8割、眼瞼下垂などのまぶた関連が1割、それから硝子体が1割というところでしょうか。数年前に待ち時間を減らすため第2診察室を設けたのですが、現在は、そこで私以外に4人の医師が交代で診察を行っています。診察室が増えたおかげで手術日も増えましたし、ニーズに応じた診療ができるようになりました。例えば患者さんの中には、仕事が忙しく「なるべく早く診てほしい」という方もいらっしゃいます。そういった軽い症状であれば他の医師がスピーディーに対応し、重い症状の場合や「手術についてじっくり相談したい」という方には、私が時間をかけて説明をして……というようにケースバイケースで対応しています。

手術後のアフターケアという点で、気をつけていることはありますか?

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白内障の手術後、場合によっては眼鏡が必要になることがあります。そのため当院では、同じビル内に眼鏡店を併設し、診察や手術だけでなく、術後の眼鏡の作成までトータルで行っています。そうして患者さんのニーズや訴えを最後まで受け止め、納得していただける眼鏡を提供して初めて、手術が完了したといえると考えています。術後に限らず、患者さんは目が見えづらいといった悩みでおみえになるわけですから、診断の結果、眼鏡やコンタクトレンズが必要となれば、さまざまな調整を施した上でその方に合ったものを作り、満足していただくのが治療の行き着くところだと思います。

地域に必要とされるよう「3つのS」を進化させ続ける

眼科の医師をめざしたきっかけについて教えてください。

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学生実習で初めて患者さんの目を顕微鏡を通して見た時、「目ってきれいだな」と感動したんです。本当に小さな球なんですが、そこに奥深いものを感じて、これこそ人生をかけるに値するものだと思ってしまったんですね。その時の感動を子どもたちにも感じてもらえたらと、3年前からメーカーの協力のもと、小中学生を対象に、ブタの目を使った解剖と白内障手術を指導しています。どの子も目をキラキラさせながら取り組んでくれるんですよ。こうした子どもたちの中から、未来の眼科医療を担う人材が誕生してくれたらうれしいですね。また、子どもに限らず地域の方を対象に、1~2ヵ月に1回、院内で白内障をはじめ病気の症状や治療に関する健康講座を開催しています。少しでも自分の目に関心を持ってもらえるよう、続けていきたいと思っています。

今後の目標についてお聞かせください。

当院も7年目を迎え、地域の皆さんに必要とされる存在になってきたと感じています。今後も一層地域に根差していけるよう、診療理念である「3つのS」を形にして、患者さんに還元していきたいですね。例えば、昨年末から開始したオンライン診療もその一つです。現在はドライアイとアレルギー性結膜炎の再診患者さんを対象に、予約・診察・会計までをインターネットを通じて行うことができます。薬もご自宅まで配送されるので、仕事が忙しくて通院の難しい方などにお勧めですね。白内障手術などの相談も可能なので、高齢者の方もご家族にサポートしてもらいながら活用していただけるのではないでしょうか。

最後に読者の方へのメッセージをお願いします。

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目のことでお困りでしたら、どんなことでもご相談ください。そして病気になってしまったら、一緒に闘っていきましょう。そのために必要な技術と設備は備えていると自負しています。また、当院は女性スタッフが多いのが特徴で、僕も小中学生の子どもが3人いますので、子育てと仕事を両立させる苦労はわかっているつもりです。ですから、子どものいるスタッフにはできるだけ早く帰宅してもらったり、休みの取得にも柔軟に対応したりと、女性が働きやすいような環境づくりを心がけています。そうすることが、結果的に患者さんにとって気持ちのいい空間にもつながるはずです。高度な設備やニーズに応じた診療体制はもちろんですが、やはり人こそが一番の力ですから、人材も充実していることが当院の強みだと思っています。

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