虫歯・歯周病の予防法と
再発リスク軽減をめざす治療法
なのはな歯科医院
(調布市/仙川駅)
最終更新日:2026/01/22
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口の中の健康を保つために大切なのは、痛みがなくても定期的に検診を受け、病気の予防に努めることだ。なぜなら、「歯は一度駄目になったら、体のほかの部分と違って元には戻らないからです」と、「なのはな歯科医院」の野口正樹院長は訴える。特に、歯周病は痛みがほとんどないため、知らないうちに進行している場合も多いという。同院では、検診やメンテナンス用のユニットを設け、歯科衛生士が丁寧な予防ケアを行っている。さらに、一度悪くなってしまった歯でも再度悪くならないよう、一人ひとりに合わせたさまざまな治療を提案。今回は野口院長に、予防の大切さと、それでも重症化してしまった歯周病のブルーラジカルレーザーによる先進の治療法について、同院の取り組みを教えてもらった。
(取材日2025年10月8日)
目次
歯は一度悪くなってしまったら元には戻らない、だからこそ子どもから大人まで予防を大事に
- Qまず、なぜ予防が大切なのでしょうか?
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A
▲全身の健康にもつながるとし、予防歯科に力を入れる
歯というのは、一度悪くしたら元に戻るということがありません。体のほかの部分ならケガをしても自然に修復されることが多いですが、歯の場合はそれがないのです。ですから、なるべく悪くならないようにする必要があり、そのためには予防するしかありません。予防が大切だというのはそういう理由です。虫歯も歯周病も原因は細菌ですから、子どもの場合には口の中に原因となる悪い細菌を増やさないようにすることが必要です。正しい歯磨きや、おやつをダラダラ食べ続けないなど普段の食生活を習慣づけて、当たり前のこととしてあげることが大事になります。また、フッ素を歯の表面に塗って強い歯をめざすのも予防法の一つですね。
- Q歯周病の予防についても教えてください。
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A
▲定期的な検診が自分の歯を守り、健康な歯の維持につながる
痛みや目に見える穴を伴う虫歯と違って、歯周病はなかなか自分ではわかりません。そして、大人になると口の中に歯周病の細菌が定着し始めるので、それに応じた対処が必要です。初期の歯周病はそれほど症状もないので、放っておくと少しずつ進行し、歯を支えている歯茎の内側の骨が溶けていってしまうからです。そうならないためには、きちんとした検査を受けることが大事です。検査自体は、エックス線撮影と歯と歯肉の境目にできる歯周ポケットの深さを測る簡単なもので、それを定期的に繰り返していきます。もちろん大人も虫歯の予防は大切ですが、歯を失う原因となるのは歯周病のほうが多いので、そこをしっかりケアしていきたいですね。
- Q予防について、こちらのクリニックの特徴はありますか?
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A
▲予防専用チェアも用意し、クリニック全員で患者をサポート
歯並びやかぶせ物の状態などお口の中の環境は、患者さん一人ひとり異なります。そのため、歯磨きがしにくい場所は専門家の指導が必要です。当院では、定期的に歯科衛生士が歯磨き指導と歯石除去などのクリーニングを1時間ほどかけ徹底して行います。自覚症状がなくても虫歯や歯周病が進行していることがありますから、基本的には年に3回、口の中が良好な方でも半年に1回は受診していただいています。 診察室も一番奥に予防専用のユニットを設け、パーティションで区切って半個室のようにしていますので、落ち着いて指導が受けられると思います。一番大事なのは継続することです。トータルで少しずつ良くなっていくようサポートしています。
- Q虫歯や歯周病を悪くしてしまったときに、大事なことは何ですか?
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A
▲自費治療のかぶせ物や義歯などは、メリットを含め丁寧に説明
もう一度駄目にならないよう、しっかりとした治療をすることですね。日本では保険医療制度が充実していて、誰でも安価に治療が受けられるのは良いことです。しかし、治療で使う材料は保険適用外に良いものがたくさんありますし、かぶせ物や義歯などは型を採って作るので、加工精度が重要になります。その点で自由診療は、費用はかかるものの見た目も自然な仕上がりが期待できるほか、精度の高い治療は、何より再治療のリスク軽減にもつながります。当院では、どのような治療があるのかをすべて丁寧に説明して、患者さんに選んでいただくようにしています。最近は、審美性や耐久性の面からセラミックやジルコニアで治療する機会が増えてきました。
- Q先進の歯周病治療にも対応しているそうですね。
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A
▲ブルーラジカルレーザーによる治療を導入し、患者の負担を軽減
ブルーラジカルレーザー機器を用いた歯周病治療を導入しました。この治療では、歯周ポケット内の歯石を除去すると同時に、過酸化水素水にレーザー照射をしてフリーラジカルを発生させ、歯周病を引き起こす口腔内細菌のほとんどを殺菌することが望めます。歯周ポケットの深い所を処置するので、痛くないように麻酔はしますが、歯周外科治療のように歯茎を切開する必要もありません。処置時間も1本あたり約3〜7分程度で、歯周病を問題のない状態で維持することがめざせます。そしてその後は定期的なクリーニングと検診、ブラッシングを丁寧に行いながら、健康な口腔内環境を維持することが重要です。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックインレー/5万5000円~、セラミッククラウン/14万3000円~、ジルコニアインレー/5万5000円、ジルコニアクラウン/12万1000円~、ブルーラジカルレーザーを用いた歯周病治療/1本1万6500円

