野口 正樹 院長の独自取材記事
なのはな歯科医院
(調布市/仙川駅)
最終更新日:2026/01/07
仙川駅から徒歩1分の場所にある「なのはな歯科医院」。イメージカラーである黄色の外観が印象的な同院は、かかりつけの歯科医院として、虫歯や歯周病の予防・治療から、セラミック治療や入れ歯治療まで、口の中のさまざまな病気や悩みに幅広く対応している。さらに、先進のブルーラジカルレーザーによる歯周病治療も導入し、患者が健康な口腔内環境を末長く維持できるようサポートすることをめざしている。そんな同院の院長で、「常に患者さんのニーズを捉えながら、一人ひとりに合った治療を提案していきたいと思います」と穏やかな口調で語る野口正樹先生に、診療のことや歯科医療にかける思いについて話を聞いた。
(取材日2025年10月8日/情報更新日2025年12月29日)
先進のブルーラジカルレーザーによる歯周病治療を導入
まずは、クリニック名の由来や患者層を教えてもらえますか?

クリニック名は、わかりやすくて印象に残るようにしたかったのが始まりです。当時、諸先輩方の間で花の名前をクリニック名にするのが流行していて、私も図鑑や花言葉を調べた結果、「菜の花」に行き当たりました。「元気」「快活」の花言葉がクリニックの名前にぴったりだと感じたんです。偶然ですが、高校時代に住んでいた千葉県の県花が菜の花だったこともあって、迷わずこれに決めました。患者さんは、二十数年前に開業した当初から利用してくださっている方が多いこともあって、最近は60代以上の方が増えてきましたね。歳月とともに年齢を重ねていっているのは患者さんも私も同じです。また、家族ぐるみで利用してくださっている方も少なくありません。初診では、歯が痛い、かぶせ物が取れた、歯茎が腫れたといった困った症状で受診する人がほとんどですが、長く通院している患者さんは、定期検診やクリーニングが多いですね。
力を入れていることは何ですか?
先進のブルーラジカルレーザーによる歯周病治療です。開業から23年がたち、定期検診で通院する患者さんが増えました。中には、十分に歯を磨いても歯茎が頻繁に腫れる、出血が止まらない、歯がぐらつくなど、重度の歯周病で困っている患者さんが少なくありません。このような重度の歯周病に対して、これまでは歯茎を切開して行う歯周外科治療が適用でしたが、歯周外科などの手術を望む方は少なかったのです。そういう患者さんをもう少しなんとかしてあげられないかなと思っていたところに出てきたのが、このブルーラジカルレーザーによる治療です。
ブルーラジカルレーザーによる治療について、もう少し詳しく教えてください。

この治療では、歯周ポケット内の歯石の除去を図ると同時に、レーザーを照射することにより過酸化水素水からフリーラジカルを発生させながら洗浄し、歯周病を引き起こす口内細菌を殺菌することが望めます。歯周ポケットの深いところを処置しますので痛みが少なくなるよう麻酔はしますが、歯周外科治療のように歯茎を切開する必要もなく低侵襲です。加えて、処置時間も前歯なら1本あたり約3分、奥歯でも7分程度と短時間で、副作用も少なく、歯周病を問題のない状態でコントロールすることがめざせるのです。2025年11月~12月の間で、出血や排膿、歯のぐらつきで悩んでおられる方を20人以上処置してきました。厚生労働省に認可された機器なので、私も安心して使用できます。歯周病でお困りの方はぜひ試していただきたいと思っております。
予防歯科やセラミック治療、入れ歯治療にも注力
歯周病は、予防することも重要ですよね。
虫歯など、ほかの症状を主訴に歯科医院を受診しても、検査をしたら歯周病が進行しているケースは少なくありません。歯周病は、進行するまでは自覚症状が少ない一方で、悪化すると歯を失う原因にもなります。そのため、予防することや早期に発見して治療することが、何より重要です。当院では、デジタルエックス線撮影や歯周ポケットの測定などで丁寧に診断を行い、必要に応じて歯科衛生士によるクリーニングを1時間かけて実施しています。ブラッシング指導も丁寧に行い、患者さんが地道に口腔ケアを続けることで、常に良い口内環境を維持できるよう努めています。また、歯周病の治療や予防の重要性についてしっかりと説明し、歯科医師と歯科衛生士、患者さんが同じゴールをめざすことを大切にしています。さらに、受診から足が遠のいている患者さんには、はがきでお知らせを送り、再診を促すなどのサポートも行っています。
ほかに得意な治療はありますか?

かぶせ物や詰め物、ブリッジなどのセラミック治療と入れ歯治療です。従来の金属の詰め物やかぶせ物を用いた治療では、天然歯との間にどうしても隙間ができ、そこから虫歯が再発するリスクがあります。オールセラミックスを使った治療ならその心配が少なくなり、より美しい見た目が望めます。また、補綴物の精度を重視し、より精密に型採りができるシリコーンの印象材を使用しているほか、信頼している歯科技工所に製作をお願いしています。患者さんの歯の色を実際に確認してもらうために、当院に来てもらうこともあります。本当によく見ないと、治療したことがわからないくらいの治療をめざしています。入れ歯治療では、金属の留め具がないノンクラスプデンチャーを得意としています。見た目が自然で入れ歯だと気づかれにくい、快適さにこだわれるなど、メリットが大きいです。インプラント治療はハードルが高いと感じている方にもお勧めです。
感染症対策も徹底されていると伺いました。

開業当初から、ビルトインタイプの空気清浄機を設置しています。これは大学病院の手術室にも採用されているもので、静電気の力で微細な粒子を捉え、院内の空気を清浄に保ちます。また、4分に1度のペースで院内の空気が入れ替わります。常に清潔な環境で安心して治療を受けていただける環境を整えています。さらに、歯を削るハンドピースやバーなどの器具も、感染症が広く問題視される以前から患者さんごとに滅菌を行ってきました。コップやエプロンはディスポーザブル、治療が終わるごとにチェアーも清拭消毒しています。受付にはパーティションを設けるなど、徹底した感染対策体制で日々の診療にあたっています。
歯科のかかりつけ医として頼りにされる存在でありたい
診療の際に心がけていることはありますか?

最も大切にしているのは、患者さんの話をよく聞くことです。経済的な事情や時間的な制約など、人それぞれに異なる背景がありますから、じっくりと話し合いながら、その方にとってより良い治療方針を見出すようにしています。併せて、口腔の健康が全身の疾患にも深く関わっていることをお伝えし、歯や口に関心を持ってもらうことも大切にしています。治療では、「歯科治療は痛い」というイメージを払拭すべく、痛みの少ない治療にこだわっています。麻酔注射の前に表面麻酔を行って感覚を和らげてからゆっくりと注射を打つことで痛みの軽減に努めています。さらに、スタッフの声かけやリラックスできる院内環境づくりなど、不安を和らげる工夫もしています。
話は変わりますが、先生はなぜ歯科医師を志したのですか?
父は転勤の多い会社員だったので、子ども時代は幼小中を2つと引っ越しを繰り返していました。おかげで友達はたくさんできましたがだんだん一つの土地に落ち着きたいと思うようになりました。そこで将来的に独立できる道を考えて浮かんだのが、歯科医師だったんです。叔父が歯科医師だったので話を聞いたところ、手先の器用さも生かせるし、何より人の役に立つと思い医療の道に進みました。のちに知ったことですが、私の先祖は長崎で医学を学んだ蘭方医だったそうです。そういう導きがあったのかなとも思います。
最後に今後の展望についてお聞かせください。

患者さんの多くは、歯周病で歯がグラグラしていても「できるだけ残したい」と希望されます。当院ではブルーラジカルレーザーによる歯周病治療も導入しましたが、可能な限り歯を残すことを重視した診療で、患者さんが少しでも長く自分の歯で噛めるような口腔内環境を整えていきたいと考えています。そして、私が歯科医師になったのは、何よりも「人の役に立ちたい」という思いがあったから。その初心を忘れず、これからも患者さんのお話にしっかり耳を傾け、丁寧な診療を続けていきたいと思っています。これまで培った知識や経験を地域のために生かし、この町の歯科のかかりつけ医として末永く、頼りにされる存在でありたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはノンクラスプデンチャー/12万1000円~、オールセラミックスインレー/5万5000円~、オールセラミックスクラウン/14万3000円~、オールセラミックスブリッジ/42万9000円~、金属床義歯/29万7000円~、ブルーラジカルレーザーを用いた歯周病治療/1本1万6500円

