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吉井 賢一郎 院長の独自取材記事

吉井矯正歯科クリニック

(調布市/調布駅)

最終更新日:2019/08/28

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開業して65年という長い歴史を持つ「吉井矯正歯科クリニック」。アロマの香りと、耳に心地よいハワイアンミュージック、隅々までピカピカに磨き上げられ掃除が行き届いた気持ちの良い院内で私たちを出迎えてくれたのは、祖父・父に続いて3代目院長を務める吉井賢一郎先生だ。安心・リラックスして治療を受けほしいと院内の環境作りに心をくだき、治療の前には「自分の歯ならびだと思って、責任を持って治療にあたらせていただきます」と心強い言葉を投げかける。仕事への熱意と誇り、思いやりを持って接するその姿勢に信頼を寄せる患者は多く、2004年に院長に就任してからわずか10年の間に手がけた治療は2500例以上。そんな吉井先生にクリニックの特徴や、医院独自の治療法「エラスト法」について、また、印象に残っている治療のエピソードについても熱く語っていただいた。
(取材日2013年9月6日)

最新の技術、最新の材料で、確かな治療を提供する矯正専門クリニック

クリニックの主だった特徴について教えてください。

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矯正専門医院ですので、まず何より一番新しい方法と一番新しい材料を使った矯正治療を行っています。日々進化する矯正技術に遅れをとらないよう、日頃の勉強は欠かせません。現在、世の中にはさまざまな矯正法がありますが、当院では治療の効果と安全性が確立されている矯正装置を使った治療を行っています。治療の際はインフォームド・コンセントを重視し、治療で生じるメリット・デメリットについてしっかり説明。また、矯正治療後に起こる後戻りを防ぐため保定についてもしっかりとサポートしています。矯正治療を語るとき、動かすことだけがクローズアップされがちですが、終わった後の保定も非常に重要なんですよ。あと、患者様がリラックスして治療が受けられる環境づくりに力を入れていることも当院の特徴のひとつです。

BGMにハワイアンミュージックが流れていますが、これもリラックスできる雰囲気づくりの一環なんですね?

ええ。僕がもともとハワイ好きなもので、現地で買い求めたタオルやぬいぐるみなども飾っています。院内の雰囲気づくりにはとても力を入れていて、落ち着いた環境のなかで患者様に安心&リラックスして治療を受けていただけるように、スタッフみんなで取り組んでいます。例えば、1週間ごとに飾ってある生花を変え、患者様が来られるたびに季節の花を楽しめるようにしていますし、アロマや音楽も活用し、音や視覚、香りなど、五感で心地良さを感じていただきたいと思っているんです。

小児矯正ではクリニック独自の治療方法を取り入れていらっしゃるとか。

「エラスト法」という、おもに上顎前突(じょうがくぜんとつ=出っ歯)、下顎前突(かがくぜんとつ=受け口)といった前後的なずれを治す治療法で、現在当院に通っている多くの子どもたちがこの方法で治療しています。このエラスト法、実は父が開発したもので、特許を取得しているゴム素材のフレームにより、理想的な骨格や歯並びを作っていきます。例えば出っ歯さんで、歯並びが凸凹の子がいるとします。治療ではまず歯形をとって模型上で理想的な歯並びに並べ替えたあと、その模型に合わせてゴム素材の装置(フレーム)を製作します。そのフレームを装着すると、ゴムの復元力で歯が並んでいくんです。ヘッドギアをつけて一本一本の歯を動かす方法は前の時代からありましたが、エラスト法ではフレームをつけるだけで歯列全体を後ろに動かし、かつ歯列の凸凹も解消できるんです。この治療法の特徴は一般的な矯正装置(ワイヤー治療)をつけずに済む点と、歯を抜かず歯列を整えられる点。歯を抜かずに歯を前後に動かす装置はなかなかありませんでしたから、そういう意味では非常に画期的で優れた装置だと思います。ただ、すべての症例に適しているわけではなく、お子さんの歯の状態によっては使えないケースもありますから、適応に沿ったケースでのみこの治療法を行っています。

矯正歯科医としてのあるべき姿を教えてくれた3人の恩師たち

生まれも育ちもこの調布という先生ですが、小さい頃はどんなお子さんだったのでしょう?

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僕が小さい頃は、まだこの辺も自然がたくさん残ったのどかなところで、毎日外で元気に駆け回っていましたね。子どもの時から運動が好きで、なかでもテニスが得意でした。テニスを始めたのは中学1年生の時。当時は結構本気で、プロをめざそうと思っていました。もう30年も前の話ですから自慢にもなりませんが、中学3年のときには全国2位までいったこともあるんですよ。「これはプロになれるかな」と思ったんですけど、でもやっぱり難しかったですねえ。

歯科医師をめざそうと決意されたのはいつ頃ですか?

高校に入るときにはもう歯科大に行くものだと思っていましたね。ただ、最初から父と同じ矯正歯科に進むと決めていたわけではないんです。大学に入りいろんな分野を学ぶなかで、どれがいいかなと考えた結果、選んだのが矯正でした。やっぱり一番好きだったんですね。父が矯正医じゃなくても、きっと自分は矯正歯科に行っていたなと思います。どういうところに魅かれたか? やはり患者様にとても喜んでいただける治療だということでしょうか。部分的に治すのではなく、歯全体を整えることで審美的に見た目を美しくするだけでなく、その方がご高齢になられたときも,機能的に自分の歯でおいしくお食事がとれるお役に立てるわけですから、これ以上やりがいを感じられるものはないと思いました。

学生時代やこれまでの医師人生の中で、影響を受けた先輩や恩師はいらっしゃいますか?

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本当にたくさんの先生方に支えられて今の自分があると思っています。東京歯科大学歯科矯正学講座の先生方には夜遅くまで矯正歯科というものを一からたたきこまれました。とても大変でしたけど,自分の基礎を築いてくれたことに大変感謝しています。また,ご開業されている先生方にも大変影響を受けました。なかでも,自分の中に 3人の神様がいらっしゃいます。先生方は,常々「ベストな治療を導き出すには診断がすべてだ」ということをおっしゃられていて、一人ひとりの患者様を大事に大事に治療していくことがいかに大切であるかを教えてくださいました。今でもそれをご自身で実践しながら患者様に接しているところは,凄過ぎるの一言です。また,骨格や歯の形態的改善,そして形態を取り巻く機能的改善などの治療メカニクスを徹底的に追及され,常に世界にアンテナを張って現在の矯正技術の進歩に大変寄与されました。さらに,矯正医である前に立派な人間であるように教えてくださいました。最後に父は矯正医として神様の中の神様みたいな存在でした。診療にはとても厳しい父でしたが,父の存在なくして今の自分はここまでこれなかったと思います。祖父や父が吉井矯正歯科クリニックの基礎を築いてくれたおかげで,現在でも自信を持って患者様一人ひとりの矯正治療にあたることができていると思っています。皆様には感謝しかありません。

矯正治療がもたらす美しさと機能性。一生自分の歯で噛める喜びを

印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

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いくつもの矯正医院を渡り歩いている方がお見えになりました。まだ20歳代の患者様で、以前他の医院で受けた矯正治療のせいで歯が全部が歪んでしまったという訴えで、ご本人も「もう失敗だと思います」と、治療にも諦め気味でした。こういうやり直しのケースって、実はとても難しいんですよ。もとの状態を見ていないわけですから。かと言って、他へ行ってくださいとは言いたくない。ですから「僕が責任もって自分の歯並びだと思って治療させていただきます。矯正医院をまわるのはうちで最後にしましょう!」とお話ししました。だってせっかく始めようと思った矯正を、嫌なイメージのままで終わらせたくないですからね。そのためには頑張りますよ! 治療では、不安や疑問にはそのつど丁寧に答え、矯正に対して抱いていた不安や不信感を取り除くように努めました。メリット・デメリット、できること・できないことをあらかじめきちんとご説明して、できる中でベストを尽くすのが僕のスタンスです。一年半後、無事治療が終わって満足して喜んでいただいた時にはとてもうれしかったです。

休日の過ごし方、リフレッシュ方法について教えてください。

根が仕事人間なもので、休むのが下手なんですよ。月に何日も休みを取ると、なんだか調子がおかしくなるんです。今は基本的に休みは月に1日くらい。そのかわり、休みが取れる時はなるべくまとまった休みを取って、国内でも海外でも好きなところへ出かけます。よく行くのはやっぱりハワイ。あの雰囲気が好きなんですよ。リタイアしたら住みたいですねえ。ハワイではビーチやプールで泳いだり、読書をしたり,買い物をして,時間を気にせずのんびりと過ごします。日本ではいつも時間に追われているのに、あっちでは時間とかまったく気にならなくて、携帯電話も持って行きたくないくらい(笑)。それくらいリラックスできるんです。

最後に、矯正に読者へのメッセージをお願いします。

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当院で矯正を受けられるのは、やはりお子さんが多いのですが、30代、40代、50代で治療を始めたいという方もいらっしゃいます。そういう方に必ず聞かれるのは、「今でも間に合いますか?」ということ。さきほどもお話ししましたように、矯正治療の技術や材質は以前に比べかなり向上していますので、どの段階から始められてもきれいになります。50歳だからといって遅いなんてことはありません。当院には現在70歳代の方もいらしてますし、今の日本人の平均寿命から考えると、50歳でもまだ半分残ってるわけですから全然遅くないですよ。「80歳で20本の歯を残そう」と厚生労働省が謳っていますが、僕は今の歯科技術なら、必ず24本残せると思うんです。多くの方が50歳を過ぎて歯を失いだしたとき、ようやく自分の歯の大切さに気づきます。そうならないよう、矯正治療を受けてみられるのも、これからの人生で健康な歯を維持するためのひとつの手段だと思います。まずは矯正専門クリニックを訪ねて、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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