安田 和光 院長、田岡 和真 副院長の独自取材記事
PCP丸の内デンタルクリニック
(千代田区/東京駅)
最終更新日:2025/10/17
東京駅八重洲南口から徒歩3分、パシフィックセンチュリープレイス2階にある「PCP丸の内デンタルクリニック」。院長の安田和光先生は、近隣のオフィス街や遠方から通院するデンタルIQの高い患者の要望に応えるべく、田岡和真副院長とともに日々精度にこだわった診療を行っている。同院の大きな特徴は、一般歯科から矯正歯科まで、幅広い分野にわたりワンストップで治療を受けられることだ。患者にとってのより良い治療を行うために、心の通ったコミュニケーションも重視し、患者が本当に求めるものを探求して応えていく。穏やかな物腰と口調で患者の緊張をほぐしてくれる安田院長と田岡副院長の2人に、診療方針をはじめ、注力している歯周病の内科治療や予防歯科などについて、詳しく聞いた。
(取材日2025年8月29日)
精度の高い治療を目的とした丁寧な説明と検査
まずは診療方針について教えてください。

【安田院長】「患者さま第一主義」が診療方針の基本です。患者さまの理解と納得を得てから治療を進めていくインフォームドコンセントこそが最も重要であると考えています。質の良い歯科治療は、患者さまと歯科医師との信頼関係の上に成り立つものだと思うんです。ですから患者さまとよく相談してから治療法を決め、わかりやすく説明した後に、精密な歯科治療を提供していくことを心がけています。
【田岡副院長】患者さまのお話をしっかり聞くために治療前にコンサルティングの時間も設けています。ベストな治療を提案したいとは思うのですが、それが必ずしも患者さまのより良い生活につながるばかりではないことも。ですので、患者さまとの会話を通じて本当に求めているものを知り、寄り添った対応をするように努めています。コミュニケーションを取るのが好きなので、治療以外の話の時間のほうが長いかもしれません(笑)。
どのような方が多く来院されますか?
【安田院長】20代から60代くらいのビジネスパーソンが中心ですが、遠方から来院される方も少なくありません。大きな虫歯がある、入れ歯が入っているという方は少なく、歯科に対する意識が高いと感じますね。患者さまの半数以上は、クリーニングを目的として来られています。外資系にお勤めの方や海外で仕事をしておられる方々は、白い歯であることが大切のようです。最近は、今の治療に不安を抱え、相談したいというセカンドオピニオンを目的としていらっしゃる方もいます。
初診の際は詳しい検査を行ってくださると伺いました。

【安田院長】患者さまの主訴に対してより的確な治療をするために口腔内検査、歯周基本検査、口腔内写真検査、口腔内細菌検査、咬合検査、デジタルエックス線撮影などを行った後、歯科医師から現状と治療方針の説明をさせていただきます。もしかすると検査項目は他院より多いかもしれませんね。歯と歯茎の健康や口腔内の清潔度がわかる唾液検査に必要性を感じ、院内ですぐに分析できる機械も導入しました。
幅広い診療をワンストップで提供
診療時に重視していることを教えてください。

【安田院長】主訴だけでなく、患者さまの口腔内全体を診療するという点です。例えば詰め物の場合、普通なら取れないものが取れてしまったとしたら、そこには必ず原因があるわけです。ですから装着したら治療終了ではなく、なぜ取れてしまったのか理由を明確にして説明しなければなりません。噛み合わせが原因のこともあれば、噛みしめ癖や歯列の問題が関与していることもあるので、そうした根本的な機能面のお話を患者さまには伝えさせていただいています。だからといってすぐに大きな治療に移らなければならないということではなく、ご自身の疾患についてしっかり理解しておくことが必要だと考えています。
【田岡副院長】患者さまが感じる痛みの軽減を第一に考えています。すべての処置を丁寧に行い、中でも麻酔をする際は特にこまやかに対応し、痛みが少なくなるように行っています。
特に注力している分野はありますか?
【安田院長】特に歯周病治療に力を入れています。虫歯だけでなく、歯周病もまた細菌による感染疾患です。当院では位相差顕微鏡で細菌の種類を特定し、その細菌を除去するための薬を飲んでいただく内科的治療を行っています。約2週間の治療後、再度顕微鏡で細菌感染があるかどうか確認します。精密な治療をめざす上で有用なマイクロスコープも導入して、歯内療法の際や、原因がよくわからない症状の場合にも必要に応じて活用しています。また当院では、主訴に対する治療が終わったところからが本当の出発点であると考えています。その後の定期検診やメンテナンスが重要であるということを、患者さまには折にふれてお話しするようにしていますね。
幅広い分野に対応できることも特徴的ですね。

【安田院長】ほとんどの歯科分野を網羅しているので、ワンストップで診療することができます。例えば矯正の場合、通常は専門の歯科医院にバトンタッチしますが、そうすると一貫性に欠けてしまう面が出てきてしまいます。また噛み合わせを整える上でも、矯正を行う歯科医師と補綴治療を行う歯科医師が同じ考え方でないと良い仕上がりにはならないと思うんです。ですから当院では、スタートから患者さまの状態をすべて理解した上で計画を立て、最初から最後まで一人の歯科医師が診療を担当するようにしています。
【田岡副院長】私は一般歯科を主に担当していますが、治療を進める際に矯正の必要性がある方などは幅広い専門知識を持つ院長にすぐに相談できる環境です。同じクリニック内で連携でき、クオリティの高い治療をシームレスに提供できることは当院の強みの一つです。
どんな相談にも気軽に応じる頼もしい存在へ
院長先生と副院長先生はなぜ歯科医師をめざされたのですか?

【安田院長】歯の弱い子どもだったので近所の歯科クリニックによく通っていたのですが、そこでかわいがってもらっていましたので歯科医師に親しみがあったのだと思います。高校3年の時、その先生のことを思い出して、歯科医師をめざそうと思いました。物を作ることが好きで、手先が器用だったこともありますね。
【田岡副院長】父が歯科医師で、自宅に併設する診療所で診療を行っていましたので、庭で遊んでいる時によく父と患者さんが話す姿を眺めていました。そのように小さい頃から父の仕事ぶりを見ていて、治療をしてありがとうと言われる仕事に憧れ、歯科医師をめざしました。実際自分が歯科医師になってみると、やはり患者さんから「ありがとう」と言っていただけるとやりがいを感じます。
開業当時から感染症対策を徹底しているそうですね。
【安田院長】患者さまの口腔内に入れるものはすべて一つ一つ徹底的に殺菌・滅菌しています。またグローブや紙コップ、紙エプロンなどは使い捨てです。うがいしていただく際の水や医療機材から出る水はすべて除菌水を使用しています。滅菌にはとても手間がかかるのでスタッフはとても大変なのですが、きちんと対応してくれているのでこちらも安心ですね。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【安田院長】当院のファンになっていただいて、末永くメンテナンスに通ってくださる、そんな患者さまが増えていけばと願っています。患者さま一人ひとりを大切にしながら、それぞれのご要望に応えられるよう、今後もより幅広い診療の提供に努めていくつもりです。オフィスビル内にあるので、少し敷居が高いと感じられるかもしれませんが、そんなことは決してありません。一般歯科から審美歯科、矯正歯科はもちろん、小児歯科にも対応していますので、どんなことでも気軽に相談に来てください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/42万5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~
オフィスホワイトニング/1万9800円~
ホームホワイトニング/5500円〜1万5900円
歯周病内科治療/4万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

