全国のドクター9,320人の想いを取材
クリニック・病院 161,129件の情報を掲載(2020年10月29日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 中央区
  4. 銀座駅
  5. アレーズ銀座歯科
  6. 中村 茂人 院長

中村 茂人 院長の独自取材記事

アレーズ銀座歯科

(中央区/銀座駅)

最終更新日:2020/04/01

28725

銀座並木通りの「アレーズ銀座歯科」を訪ねた。中に入ると、ダークブラウンが基調のモダンな空間。治療スペースは個室になっており、落ち着いて治療が受けられそうだ。院長の中村茂人先生は、終始、丁寧な口調で質問に答えてくれたのが印象的。きっと、患者に対してもそうしているのだろうと、勝手ながら推測した。そんな中村先生がめざしているのは、やり直しの少ない、歯が長持ちできる治療だ。専門性の高いインプラント治療や審美面に配慮した治療も行う中村先生は、治療前の診査診断を重視し、根本から治す精度の高い治療に努める。「10年、20年たってから、あの歯科医院に行ってよかった、と思ってもらえたらうれしい」と話す中村先生に話を聞いた。
(取材日2018年2月20日)

チーム医療で虫歯や歯周病を根本から予防

開業の経緯を教えてください。

1

いつかは開業しようと思っていましたが、具体的には決めていなかったんです。でもある時、こちらの歯科医院を縁あって引き継ぐことになり、そこで一人の歯科衛生士と出会いました。私は開業するなら、治療だけでなく虫歯や歯周病を根本から予防できる医療を提供したいと考えていて、彼女も同じ考えだったんです。私が参加する勉強会の理念の一つに、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士などのスペシャリストが、チームになって歯科医療にあたるというものがあります。まさしくそのとおりで、同じ志を持つ仲間と出会って初めて、目標とする医療へ向かうことができるんです。驚いたことに、私が使用したいと思っていた医療器具まで、彼女はすでに用意していました。

落ち着いていて上品な院内ですね。

ありがとうございます。内装に関しては、私が引き継いだ当初とほとんど変えていないんです。「アレーズ銀座歯科」という名称も、そのまま使いました。ただし、医療機器や滅菌器具、マイクロスコープなどは一からそろえました。マイクロスコープは肉眼の24倍まで拡大できる歯科用の顕微鏡なので、とても細かい部分まで見ることができます。そのため患部をピンポイントで治療できるようになり、以前に比べて治療の精度が格段に上がってきていると思います。患者さんがリラックスできる快適な空間であることはもちろんですが、やはり大切なのは提供する歯科医療の質だと考えています。

患者層について教えてください。

%ef%bc%92

近隣の方もいらっしゃいますし、九州や北陸からおみえになる方もいます。ロシア、中国など海外からの方もいらっしゃいますね。主訴としては、小さな虫歯や「詰め物が取れてしまった」という方もいますし、「いくつものクリニックを回ったけれど痛みがとれない」「全部やり直してもらったけれどうまく噛めない」という相談もあります。「やり直しの少ない治療をめざす」という当院の理念に感銘を受け、相談にいらっしゃるケースは多いですね。また、 当院には歯科衛生士専用のユニットがありまして、虫歯など治療を終えられてからも、メンテナンスで通う患者さんが多くいらっしゃいます。当院では、歯科衛生士も拡大鏡を使い、歯やセラミックを傷つけず、歯石だけを丁寧に取り除くようにケアをしています。

診査診断をしっかり行ってやり直しの少ない治療を

中村先生は「歯を長持ちさせる治療」をめざしているとお聞きしています。

3

はい。歯を長持ちさせるには、ばい菌のコントロールと力のコントロールが大事です。まず、ばい菌のコントロールは、患者さんのブラッシングに加えて歯科衛生士による定期的なケアがあれば、ある程度はコントロールできます。これに対し、力のコントロールは難しいですね。そう問題がないように思えても、小さな虫歯の治療を繰り返すだけで、歯自体が薄くもろくなっていくからです。すると、噛む力によって歯根が壊れてしまいます。歯が1本抜けると残りの健康な歯に負担がかかるため、噛み合わせが崩れて次々と歯がだめになっていきます。これを予防するには、噛んだときの力をうまくコントロールできるように、噛み合わせを整えておくことがとても大事ですし、日頃からきちんと治療を受けて、歯がもろくならないようにすることも必要なのです。

治療において、特にどんなことを重視していますか?

包括的な治療、つまり、お口の中を一口腔単位と考えて治療を行うことです。従来の歯科治療の考え方ですと、歯1本単位での治療、症状のある部分だけを治療するというイメージがあると思います。しかし、1ヵ所悪い部分があると、他の歯にも負担がかかっていることが多いので、主訴だけでなく、全体を診ていく必要があるのです。患者さんの思いは、年を取っても歯がきれいで健康で、しっかり噛めることだと思います。だからこそ当院では、治療前の診査診断を徹底的に行っています。レントゲン14枚法という検査によって、一般的なパノラマエックス線ではわからない細部を確認したり、顎関節の動きや顎の周りの筋肉を調べて、食いしばりや歯ぎしりの有無を推測したり。その他、必要に応じてMRIやCT検査も行います。根本的な原因を把握せずに治療をすると、対症療法を繰り返すことになってしまう場合もあるからです。

先生をはじめ、スタッフの皆さんで勉強も続けていらっしゃるとか。

%ef%bc%94

当院は3人の歯科医師がいますが、先ほど申し上げた包括的な治療をめざしている人が集まっています。歯科医院での治療を日々行いながら、歯科のスタディーグループの勉強会にも参加して、新しい情報を吸収するようにしています。歯科医療は日進月歩ですので、常に勉強をしていかなければ、その時期その時期でベストと思える、質の良い治療を提供できなくなってしまいます。歯科衛生士、歯科技工士も同様で、当院では皆が同じ志をもっているからこそ、連携して精度の良い治療に努められるのです。当院は日曜祝日が休みなのですが、スタッフみんなで研究会に出たりすることも多いですよ。1ヵ月間、毎週日曜日は研究会という時もありました。そんな中、時間が取れるときには、家族や仲間たちとゆっくりお酒を飲んでいます。ほっとできるひと時ですね。

10年後に喜んでもらえるような治療を提供したい

クリニックの診療時間が、どんどん延びていると伺いました。

%ef%bc%95

おかげさまで、2008年の開院当初から順調に来院数が増えてきています。予約が取りにくいとお叱りを受けることもあります。ただ患者さんが増えても、患者さん1人にかける治療時間は維持していきたいので、最近では診療時間が始まる前に来ていただくことも増えました。朝から晩まで、1日診療しているような感じですが、質を落としたくないという気持ちは変わりません。私の恩師が、「患者さんの見えないところの治療も全力で」と言っており、その執念たるやすさまじいものがありました。歯科医療は、技術や設備ももちろん大切ですが、「絶対に手を抜かない」という熱い精神論も、同じように大切だと思っています。

中村先生は、学生時代にボクシングをしていたそうですね。

ボクシングはお世話になっていた先輩に誘われて始めたのですが、やってみたら実に大変でしたね。試合前には一気に5kg減量することもあり、肉体的にもハードでした。実際の試合では、何もしなければやられてしまいますから、夢中で闘っていましたね。仕事は、ボクシングのように相手と闘うわけではありませんが、自分と闘っている部分はあると思います。患者さんのお口の中を任せていただく責任や、院長としてスタッフを指導する責任。結果を出し続けるためには、常に自分との闘いなんですよね。思い返してみると、学生の頃は受け身な面もあり、まだまだ甘いところがありました。今は自分から動かなければ何も変わりませんから、昔よりずっとハードな毎日だと思っています。

ありがとうございます。今後の展望について教えてください。

20180920 6

目の前の患者さんに全力を尽くし、喜んでほしいという一心で治療を行っています。若いうちは、自分の歯がなくなるなんて思わないかもしれませんが、実際になくなってからでは、治療に時間もお金もかかります。そのため当院では、しっかり診査と診断を行って、早い段階で将来の可能性をお伝えできればと思っています。そして、最善と思える治療をご提案し、10年後、20年後、患者さんに「あの歯科医院に行ってよかった」と思っていただけるような診療をしていきたいです。走り続けた結果として、喜んでくれる患者さんと、自分と同じ志の仲間が増えてくれれば、これ以上うれしいことはないと思っています。

Access