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中村 茂人 院長の独自取材記事

アレーズ銀座歯科

(中央区/銀座駅)

最終更新日:2021/12/01

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銀座並木通りの「アレーズ銀座歯科」を訪ねた。院内はダークブラウンが基調のモダンな空間。治療スペースは衛生管理を徹底した個室になっており、落ち着いて治療が受けられそうだ。2008年に開院し、院長を務める中村茂人先生は、穏やかかつ丁寧な語り口が印象的。そんな中村先生がめざすのは、やり直しの少ない、歯を長持ちさせるための治療だ。インプラント治療はもちろん審美面に配慮した治療を行う際も、事前の診査診断を重視し、根本原因にアプローチする治療に尽力。「10年、20年たってから、あの歯科医院に行って良かったと思ってもらえたらうれしい」と話す中村院長に、クリニックでの診療について話を聞いた。

(取材日2021年3月27日)

チーム医療で虫歯や歯周病を根本から予防

開業の経緯を教えてください。

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いつかは開業しようと思っていましたが、具体的には決めていなかったんです。でもある時、こちらの歯科医院を縁あって引き継ぐことになり、そこで一人の歯科衛生士と出会いました。私は開業するなら、治療だけでなく虫歯や歯周病を根本から予防できる医療を提供したいと考えていて、彼女も同じ考えだったんです。私が参加するスタディーグループの理念の一つに、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士などのスペシャリストが、チームになって歯科医療にあたるというものがあります。まさしくそのとおりで、同じ志を持つ仲間と出会ってはじめて目標とする医療へ向かうことができるんです。驚いたことに、私が使用したいと思っていた医療器具まで、彼女はすでに用意していました。

落ち着いていて上品な院内ですね。

ありがとうございます。内装には私が引き継いだ時とほとんど変えていないんです。院名もそのまま使いました。ただ、医療機器は一からそろえました。導入したマイクロスコープは肉眼の24倍まで拡大できる歯科用の顕微鏡なので、患部をピンポイントで治療できるようになり、以前に比べて治療の精度が格段に上がっていると思います。また、滅菌器具も新たに取りそろえ、感染対策に力を入れてきましたが、新型コロナウイルスの拡大後は、ユニットの持ち手など手に触れる部分にフィルムテープを貼り、患者さんごとにその交換と個室内の消毒を行い、こまめに換気をするなど、スタッフ全員が衛生管理を徹底しています。大切なのは、安心して受診できる環境と提供する歯科医療の質だと考えています。

患者層について教えてください。

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近隣の方もいらっしゃいますし、九州や北陸からおみえになる方もいます。主訴としては、小さな虫歯や「詰め物が取れてしまった」という方もいますし、「いくつものクリニックを回ったけれど痛みがとれない」「全部やり直してもらったけれどうまく噛めない」という相談もあります。「やり直しの少ない治療をめざす」という当院の理念に共感してくださり、相談にいらっしゃるケースは多いですね。また、 当院には歯科衛生士専用のユニットがありまして、虫歯など治療を終えられてからも、メンテナンスで通う患者さんが多くいらっしゃいます。当院では、歯科衛生士も拡大鏡を使い、歯やセラミックを傷つけず、歯石だけを丁寧に取り除くようにケアをしています。

診査診断をしっかり行ってやり直しの少ない治療を

中村先生は「歯を長持ちさせる治療」をめざしているとお聞きしています。

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当院では精度の高い治療で歯を長く保てるように努めています。工夫の一つとして、すべての治療でラバーダムと呼ばれるゴム製のカバーを使用し、再発の原因となる菌や湿気の侵入を防いでいます。また、神経は歯の寿命に影響するため、当院では健康な状態の神経を取る治療は行わず、できる限り残すことを心がけています。さらに、歯を長持ちさせるために大切なことは、ばい菌のコントロールと力のコントロールです。前者は日頃のブラッシングに加えて歯科衛生士による定期的なケアが必要です。後者は対策が難しいのですが、治療の繰り返しなどで、歯自体が薄くもろくなると、噛む力によって歯根が壊れてしまい、次々と歯が駄目になっていくことがあります。これを予防するには、噛み合わせを整えておくことや、日頃からきちんと治療を受けて、歯がもろくならないようにすることが必要です。

そのほか治療で重視していることは?

包括的な治療、つまり、お口の中を一口腔単位と考えて治療を行うことです。従来の歯科治療の考え方ですと、歯1本単位での治療、症状のある部分だけを治療するというイメージがあると思います。しかし、1ヵ所悪い部分があると、ほかの歯にも負担がかかっていることが多いので、主訴だけでなく、全体を診ていく必要があるのです。患者さんの願いは、年を取っても歯がきれいで健康で、しっかり噛めることだと思います。だからこそ当院では、治療前の診査診断を徹底的に行っています。エックス線検査では14枚法という検査法によって、一般的なパノラマエックス線ではわからない細部を確認し、顎関節の動きや顎の周りの筋肉を調べます。そのほか、必要に応じてMRIや歯科用CTによる検査も行います。根本的な原因を把握せずに治療をすると、対症療法を繰り返すことになってしまう場合もあるからです。

先生をはじめ、スタッフの皆さんで勉強も続けていらっしゃるとか。

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当院は3人の歯科医師がいますが、いずれもめざしているのは、先ほど申し上げた包括的な治療です。歯科医院での治療を日々行いながら、歯科のスタディーグループにも参加して、新しい情報を吸収するようにしています。歯科医療は日進月歩、常に勉強をしていかなければ、その時期その時期でベストと思える治療を提供できなくなってしまいます。歯科衛生士、歯科技工士も同様で、当院では皆が同じ志を持っているからこそ、連携して精度の高い治療を追求できるのです。当院は日曜祝日が休みなのですが、スタッフみんなで研究会に出たりすることも多いですよ。1ヵ月間、毎週日曜は研究会という時もありました。そんな中、時間が取れるときには、家族や仲間たちとゆっくりお酒を飲んでいます。ほっとできるひと時ですね。

10年後に喜んでもらえる歯科医療を提供したい

診療時間がどんどん長くなっていると伺いました。

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おかげさまで、開院当初から順調に来院数が増え、予約が取りにくいとお叱りを受けることもあります。ただ患者さんが増えても、患者さん1人にかける治療時間は維持していきたいので、最近では診療時間が始まる前に来ていただくことも増えました。朝から晩まで、1日診療しているような感じですが、質を落としたくないという気持ちは変わりません。私の恩師が、「患者さんの見えないところの治療も全力で」と言っており、その執念たるやすさまじいものがありました。歯科医療は、技術や設備ももちろん大切ですが、「絶対に手を抜かない」という熱い精神論も同じように大切だと思っています。

最近の患者さんの傾向で気になることは?

パソコンの作業などが増えた影響からか、無意識に歯を噛みしめる人が増えているようです。それによって、歯に痛みや知覚過敏の症状が出ている場合があります。このような場合は、保険適用の歯を保護するマウスガードを装着したり噛み合わせを整えたりするなどの対処法、治療法がちゃんとありますので、虫歯だと思ってむやみに歯を削ったり神経を取ったりしないことが大切です。また、顎関節症にお悩みの方が増えており、当院にも多くの患者さんが全国各地から相談に来られています。顎関節症についても、ほかの治療と同様詳細な検査を行い、噛む位置や顎の位置など総合的に見極め、治療をご提案しています。いつも正しい噛み合わせでいられるようメンテナンスしていけば、痛みや虫歯などのリスクも下げられ、歯を長く健康に保ち、いつまでも食べる喜びのある暮らしにつながると考えています。

今後の展望について教えてください。

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目の前の患者さんに全力を尽くし、喜んでほしいという一心で治療を行っています。若いうちは自分の歯がなくなるなんて思わないかもしれませんが、いざ失ってみると、治療には時間もお金もかかります。そんな事態に陥らないよう、当院ではしっかり診査と診断を行って、早い段階で将来の可能性をお伝えできればと思っています。そして、最善と思える治療をご提案し、10年後、20年後、患者さんに「あの歯科医院に行って良かった」と思っていただけるような診療をしていきたいです。走り続けた結果として、喜んでくれる患者さんと、自分と同じ志の仲間が増えてくれれば、これ以上うれしいことはないと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/55万円~(処置の難易度によって費用は変わるので、ご相談ください)、歯列矯正/130万円程度(診査料、毎月の調整料と保定料を含みます)

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