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藤本 浩平 院長の独自取材記事

藤本歯科医院

(中央区/銀座駅)

最終更新日:2021/10/12

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銀座の中心地、松屋通りのビル内にある「藤本歯科医院」は、40年近い歴史を持つ歯科医院だ。父の代から数えて2代目になる院長の藤本浩平先生は、アメリカの大学院でインプラント治療と歯周病を学んだ経験を持つ。だが同院はインプラントに特化した歯科医院ではない。藤本院長は、患者の口腔内全体の診査・診断を重視し、さまざまな側面から患者に的確な治療を提案することに努める。同時に患者自身にも、治療を理解し歯科医師が示した情報をもとに自らの治療を考えることを求める。「患者さまにも積極的に治療に参加してもらうのが、当院のスタイルです」と藤本院長。欧米ではポピュラーな診療スタイルなのだという。どのような診療方針を掲げているのか、詳しく話を聞いた。

(取材日2019年4月4日)

患者自ら問題を認識し治療を選べるよう情報提供に尽力

銀座を開業地に選んだ理由をお聞かせください。

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東京、銀座には父親がアメリカで学んだスタイルの歯科医療に患者さまのニーズがあると考え、1981年に父がこの街で開業しました。2002年に現在の場所に移転し、2011年から私が院長となり、院内のデジタル化を進めました。例えば、インプラントの治療時の診断に使用するコンピューター断層撮影(歯科用CT)は、3次元的にエックス線画像を表示できます。顎の骨の状態を考慮してインプラントを入れる場所や角度を検討することで診察・診断し、無理のない安全に配慮した施術方法をわかりやすく患者さまとコンピューター上で共有できます。デジタル化することで、今まで見えなかった部分が可視化でき、精度の高い診断につながります。何よりも患者さまに治療を理解していただくためにも、こういったツールは必須ですね。

具体的な治療の流れを教えてください。

当院は初回の検査・診断を重視し、患者さまとの相談に非常に時間をかけます。患者さまは、痛みで受診した方や自分の口腔内の状態を知りたい方、治療の方向性が決まっていて当院を紹介された方などさまざまです。一人ひとりに合った的確な治療を提案するには、現在のお口の状況をよく知る必要があります。急性の症状がある場合はまずその治療を行い、初回に口腔内の細かいエックス線を撮り、歯茎検査、虫歯検査、咬合検査など、各種の精密な検査を行います。通常は悪い歯だけを治療することが多いと思いますが、当院は患者さまのお口を一つの単位として捉え、お口の中の変化を予測し、食生活や生活習慣も踏まえて、より良い治療のご提案に努めています。同時に患者さま自身がどのような治療を望んでいるかもお聞きし、それぞれの治療のメリット、デメリットを話し合いながら、患者さまが満足できる治療に近づけていきます。

患者自身が主体となって治療を決めていくのですね。

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そうです。ときには治療が始まるまでに2回、3回とお話しだけをする場合もあります。患者さま自身に、治療に対する学習と理解の構築をしてもらい、積極的に治療を選んでもらうのが当院のスタイルです。このスタイルは、欧米ではよく行われている方法で、私自身も歯科医療を受けるとしたら、多くの情報を知り、自分で治療を選択したいと思っています。その情報提供をするのが歯科医師の役目であり、診査・診断が重要なのです。診査・診断を大切にすることで歯科治療の質の向上をさせて、患者さまの主訴を的確に捉えることで治療の最適化をめざしております。

歯科技工士が常駐している利点

院内に歯科技工室があるのですか?

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はい、歯科技工士が常駐しています。新しく作る歯の色や形を患者さま、歯科技工士、歯科医師の3者で協議、調整をその場で行ったり、細かな希望、指示を直接伝えたりすることが可能です。父親の判断で開業当時から常駐の歯科技工士がおりました。歯科技工士と歯科医師が綿密に連絡を取りながら治療を行うことは、患者さまの希望に寄り添った、きめの細かい治療の提供には必要だと思っています。常勤の歯科技工士がいることは当院の大きな特徴です。

勉強会を主宰されているそうですね。

父の代に始まった勉強会で、40年くらいの歴史があります。アメリカで補綴や咬合の技術を習得した父が、日本の歯科医療を良くしようという思いから始めた勉強会です。今は私が父の思いを引き継がせてもらっています。現在私を含めて4人の講師がいて、それぞれに科目を持って指導しています。アメリカの専門教育を受けた歯科医師から歯科医療を学習したい日本の臨床家が受講し、新たな技術や知識を身につける場所になっております。歴史も長いので親子2代で受講してくださる先生もおります。このような機会を提供することで、日本の歯科医療の質の向上に微力ながら貢献させていただいております。

先生ご自身が考案された器具もお使いだとお聞きしました。

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歯周病治療に使う超音波スケーラーという装置に使う先端部分を考案しました。歯と歯茎の溝である歯周ポケットに挿入して、低侵襲で歯の根の周囲に付着した汚れを取り除くものです。従来超音波スケーラーは非常に使いづらい装置だったので使いやすい形状の製品をメーカーと相談したら実用化され、現在販売されています。超音波によって汚れを取り除くので、痛み、出血、知覚過敏が少なく、治療時間も短縮できますので治療が怖い患者さまも受けやすくなりました。

患者の本意を聞き出し、質の高い治療に努める

先生が歯科医師をめざしたのはお父さまの影響でしょうか。

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私の家族は祖父、父、私と3代続く歯科医師の家系で、祖父は中国の満鉄病院に勤務する歯科医でした。父も中国で生まれ、敗戦と同時に日本に戻り、祖父と一緒に福岡県の小倉で歯科医師として働いていました。私も小倉で生まれたのですが、小さい頃は歯科医師にあまり興味がありませんでした。しかし、父の提供する歯科治療を通じて多くの人々の生活の質が改善し、喜ぶ様子を目の当たりにして私も歯科医師の道を志そうと決めました。歯科医療は人の生死に直接関わることは少ないですが、高齢化社会の中で食べるという行為は生涯ついて回ります。たとえ寝たきりになっても、食事は楽しみの一つであることが多いです。お口の問題で食べることに困っている人々に対して生涯にわたって食べるという行為を少しでも助けて患者さまの生活の質を守り、向上させることが歯科医師の仕事だと思えており、やりがいを感じます。

なぜインプラントや歯周病治療に興味を持たれたのですか?

大学卒業と同時に父の歯科医院で一緒に診療を行っていました。父は補綴を専門にしていたので歯型を頻繁に採るのですが、これがかなり精密な作業で難しいんです。当時は失敗することが多くて、非常にストレスでした。そこにちょうどインプラントの技術が入ってきたんです。インプラント治療は歯の型採りがとても楽だと思えたので、こんなに楽ならインプラントを学ぼうと思ったのがきっかけです。不純な動機ですよね(笑)。インプラントを学ぶためにはどうすればいいのだろうと調べたところ、歯周病の大学院で教えていることがわかり、当時日本では歯周病とインプラント治療を学べるところが少なかったので、アメリカのワシントン大学の大学院で学びました。

お忙しいでしょうが、何か趣味にされていることはありますか?

写真が好きですね。昔から乗り物が大好きなので、飛行機や電車の写真をよく撮ります。ひょっとしたら結構オタクなのかもしれません(笑)。アメリカの学会に行く時も、近くで大きなショーがあると必ず寄りますね(笑)。父は仕事が趣味で、ゴルフもしませんでしたし酒も飲まなかったのですが、私にはそういう生き方は少し難しいです(笑)。仕事と同じくらい趣味の時間もとってエンジョイしたいと思っています。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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皆さんの中には、歯を失ってしまった場合、歯の代わりにインプラントをしなくてはならないと考えている方もいると思います。私はインプラントや歯周病の治療を専門的に学びましたが、患者さまのお口の中を見たときは、最初はインプラント以外の方法がないかを探ります。また、抜かなければいけないと思われている歯でも、残す手立てが少しでもあれば、その方法を患者さまに提案することに努めております。つまり、歯を失った場合の治療法はインプラントだけではないのでご相談いただければと思います。不幸にして歯を残すことが難しい場合は義歯による治療も可能ですが、インプラントを希望される場合、アメリカで学んだ歯周病治療の専門知識を生かし、世界レベルのインプラント治療をめざします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初診料 4万円~ ※必要に応じて変動します(レントゲン・歯周病検査・歯茎の検査・虫歯の検査・咬合の検査)

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