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外来から在宅までつなぐ
地域に根差した訪問診療の役割

西荻窪診療所

(杉並区/西荻窪駅)

最終更新日:2026/04/15

西荻窪診療所 外来から在宅までつなぐ 地域に根差した訪問診療の役割 西荻窪診療所 外来から在宅までつなぐ 地域に根差した訪問診療の役割
  • 保険診療

高齢化が進む中、自宅で安心して医療を受けながら生活を続けたいと考える人は増えている。そうした思いを支える医療の一つが「訪問診療」だ。通院が難しい患者のもとへ医師が定期的に訪問し、診察や治療を行うこの医療は、本人だけでなく家族にとっても大きな支えとなる。杉並区で地域医療を担う「西荻窪診療所」では、外来診療と訪問診療を連携させながら、患者の生活に寄り添う医療を実践している。訪問診療はどのような人が利用でき、どのような体制で行われているのか。同診療所の取り組みや特徴、利用までの流れについて、泉水信一郎所長に話を聞いた。

(取材日:2026年3月9日)

困った時に「相談してみよう」と思える、人とのつながりを支える診療所でありたい

Q訪問診療の特徴とメリットについて教えてください。
A
西荻窪診療所 患者や家族の不安に寄り添い、納得の上で在宅医療をスタートする

▲患者や家族の不安に寄り添い、納得の上で在宅医療をスタートする

訪問診療とは、通院が難しい患者さんの自宅や施設に医師が定期的に伺って診察や治療を行う医療のことです。診察や検査、薬の管理を行いながら、患者さんの生活環境に合わせた医療を提供できるのが特徴です。訪問診療のメリットは、患者さん本人にとって通院の負担が減ること。家を出るのが大変な方でも、自宅で診療を受けられるので、移動の負担や転倒などのリスクも減らせます。また、在宅ケアの場合、生活環境を直接見ながら治療や介護支援を考えられるので、より日々の生活に沿った医療ができます。患者さんの状態をチームで共有できるので、急な体調変化にも対応しやすく、入院の回避につながることもあります。

Q訪問診療はどのような体制で実施されていますか?
A
西荻窪診療所 在宅でも必要な診察が行えるようさまざまな医療機器を携える

▲在宅でも必要な診察が行えるようさまざまな医療機器を携える

当診療所では、平日の午後を中心に、ご自宅へ定期的に伺う訪問診療を行っています。外来診療だけでなく、住み慣れた自宅で安心して療養を続けられるようサポートすることも、地域の診療所として大切な役割だと考えています。訪問診療は、診療所内の多職種チームと連携しながら進めています。建物内には訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所があり、看護師やケアマネジャーなどと日常的に情報共有を行っています。同じ建物にあるため必要なときにはすぐに相談でき、チーム全体で患者さんの生活を継続的に支えていける点が当診療所の強みです。夜間や休日についても、臨時の往診やお看取りなどに対応できる体制を整えています。

Qどんな人が訪問診療を利用できますか?
A
西荻窪診療所 外来から在宅まで切れ目なく支える医療を実践する泉水所長

▲外来から在宅まで切れ目なく支える医療を実践する泉水所長

対象となるのは、加齢などにより通院が難しくなった方が中心です。病状が不安定な方、神経難病や慢性疾患のある方、認知症の方など定期的な通院が困難なケースが挙げられます。ご家族が付き添える場合でも、移動の負担が大きい場合は、訪問診療で継続的に診ていくことが大切だと考えています。当診療所では、がん患者さんの緩和ケアにも対応しています。毎日の対応というわけではありませんが、病状が重くなった際は、同じグループの中核病院である中野共立病院と連携しながらサポートしています。訪問診療の対応エリアは杉並区内です。住み慣れたご自宅で安心して療養を続けたいという方を対象に、地域に根差した在宅医療を提供しています。

Q訪問診療を希望する際に必要な流れを教えてください。
A
西荻窪診療所 初めての相談でも安心できる工夫が施されているパンフレット

▲初めての相談でも安心できる工夫が施されているパンフレット

訪問診療は、まずお電話などでご相談いただくことから始まります。患者さんの症状やご自宅の場所をお聞きし、訪問が可能かどうかや日程を確認します。その後、訪問診療は定期的にご自宅へ伺う医療のため、ご本人やご家族に内容をご説明し、ご理解いただいた上で契約という流れです。ご自宅でお話しすることもあれば、ご家族やケアマネジャーと一緒に説明することもあります。なお、訪問診療は契約のもと定期的に診察に伺う医療で、通院が難しい緊急時に医師が自宅へ伺う「往診」とは異なります。継続的に在宅で診療を受けたい場合は、訪問診療をご利用いただくことになります。

Qこちらで行う訪問診療の特徴を教えてください。
A
西荻窪診療所 住み慣れた自宅での療養を支えるため、地域へ向かう

▲住み慣れた自宅での療養を支えるため、地域へ向かう

当診療所は外来診療にも対応しているため、外来診療と訪問診療を円滑につなげている点が特徴です。外来で診ていた患者さんが通院困難になった場合でも訪問診療へスムーズに移行でき、診療の流れが途切れません。また、先ほど申し上げたように、ケアマネジャーや介護施設の関係者との連携が密接で、訪問診療のスタッフも同じ建物内にいるため、必要なときにはすぐに相談できる体制が整っています。法人内の診療所同士で電子カルテを共有しているため、他の診療所で受けた診療や検査の記録も確認できます。診療所同士の連携体制により、地域全体で安心して医療を受けられる環境をめざしています。

ドクターからのメッセージ

泉水 信一郎所長

ご連絡をいただいた時は、まずしっかりお話を伺うことを大切にしています。「困った時に相談できる」と感じていただけることが、在宅医療の安心につながると思うからです。訪問診療では、スタッフがクリスマスカードや誕生日カードを渡したりすることも。そうした行動は、患者さんを思う気持ちから自然に生まれているものです。今後も診療を続けながら、健康相談のイベントや院内のサークル活動などを通じ、地域の方が気軽に集まる場所でありたいですね。つながりを大切にしながら、「何かあったら相談してみよう」と思っていただける診療所でありたいと思っています。