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大村 文敏 院長の独自取材記事

高円寺整形外科

(杉並区/高円寺駅)

最終更新日:2025/03/12

大村文敏院長 高円寺整形外科 main

高円寺駅北口から徒歩3分。にぎやかな駅前の雰囲気が少し和らいだ辺りに見えてくる4階建てのビルが「高円寺整形外科」だ。大村文敏院長の専門分野である骨粗しょう症の診療を中心に、骨密度と関連性のある糖尿病や高血圧、整形外科の一般診療とリハビリテーション、リウマチ専門の医師による専門的なリウマチ治療、かかりつけ医として一般内科にも対応。足や膝への負担の軽減を図る目的で、オーダーメイドのインソール作製も行っている。高円寺の地域医療に長く貢献し、「これからも地域のために力を尽くしたい」と話す大村院長に、同院の特徴や今後の展望について聞いた。

(取材日2024年12月11日)

患者に寄り添う医療をめざし、高円寺で40有余年

先生は高円寺で40年以上診療されているそうですね。

大村文敏院長 高円寺整形外科1

当院の開業は1995年なのですが、高円寺に大学の先輩のクリニックがあって、医局に在籍している頃から手伝いに来ていたんです。振り返ると40年以上、高円寺の地域医療に携わっています。初めは高円寺の北口側と南口側に1つずつ小さなクリニックをつくり、2つのクリニックを統合して2011年に南口のメディカルビルに移った後、2022年に現在の場所に移転しました。高円寺の街は低層の建物が多く、住民も山の手の気質と下町の気質を併せ持った人懐っこさがあり、大好きなんですよ。親子3世代、4世代にわたっていらっしゃる患者さんも多く、こちらに移転した際に「北口に戻って来てくれましたね、おかえりなさい」と声をかけてくださる方もいらっしゃいました。

歴史を大切にしながらも、新しい設備やシステムも積極的に取り入れていらっしゃいますね。

はい。私の専門は骨粗しょう症ですが、高齢の患者さんの場合、骨粗しょう症だけでなく糖尿病や高血圧を併発する方が少なくありません。これらを同じ窓口で診療できれば、患者さんにとって経済的にも時間的にも負担が少ないでしょう。そのために、CT・MRI・エコー装置などの機器も導入し、しっかりと検査をした上で必要な治療につなげています。また院内の情報共有がスムーズなのも当院の特徴で、特に2000年以降は医療DX化を進めてきました。エックス線のデジタルシステムや電子カルテなど、今から15年以上前には導入していましたので、区内でも早かったほうだと思います。また、私が所属している杉並区医師会では、IT化の推進をしていました。私もその活動に関わっていたのもあり、この分野に興味がありましたし「これからは必須になるだろう」と強く感じていたのです。

現在はどのような体制で診療されているのですか?

大村文敏院長 高円寺整形外科2

医師は常勤・非常勤を合わせて5人、すべてのスタッフを含めて総勢40人ほどで運営しています。インソールの知識を持つ理学療法士や、骨粗しょう症への専門性が高い看護師もいて、その知識を仲間たちと共有してスキルアップに努めてくれ、向上心のあるスタッフぞろいです。移転の度に当院の規模が大きくなり、現在では医師やスタッフ同士が別々のフロアで患者さんに接することもありますが、検査やリハビリ内容など必要な情報はオンラインで共有。コンピューターを駆使することで、気持ちを一つにできていると感じますね。それはスムーズな診療に、ひいては患者さんの待ち時間の軽減にもつながっていると思います。

骨粗しょう症・整形外科疾患・リハビリを幅広く診療

検査や診療内容について教えてください。

大村文敏院長 高円寺整形外科3

エックス線撮影検査、心電図検査、超音波検査、骨密度測定、CTスキャン、MRI、血圧脈波検査など一通りの検査に対応しています。診療のメインとなるのは、私の専門でもある骨粗しょう症です。薬剤開発のお手伝いもしているため、良い薬ができれば皆さんにご紹介するようにしています。骨粗しょう症は体の病気であり、骨格の病気でもあり、実は生活習慣病でもあるんですね。骨粗しょう症の患者さんの中には少なからず糖尿病などを患っている可能性があるため、それらも当院で診療することが可能です。その他、整形外科の一般診療とリハビリ、かかりつけ医として一般内科、AGA(男性型脱毛症)の治療や、体に合った枕選びのアドバイスも行っています。またリウマチ専門の医師も在籍しており、専門的なリウマチ治療を提供しています。今後は痛みの緩和を目的とした低侵襲の日帰り手術も取り入れていく予定です。

ビルの3階・4階はリハビリ室なのですね。

この場所に移転する際に工夫したことの一つがリハビリスペースの拡張で、3階・4階のすべてをリハビリスペースにしたのです。広々としたフロアにさまざまな先進機器を導入し、理学療法士によるマンツーマンの運動指導が行えるようになりました。3階ではまだ痛みの残る方に対して、電気治療やマッサージなどの処置をメインに行っています。そして、リハビリの目的は自立支援です。そのために4階では症状が回復してきた方を主な対象に、オーダーメイドのインソールを作ったり、歩行訓練をしたり、筋力をつけるためのトレーニングなどを行っています。

オーダーメイドのインソールを作る際の検査などについて詳しく教えてください。

大村文敏院長 高円寺整形外科4

まずはそのまま普通に歩いてもらい、体の軸の傾きなどを確認します。そのための専用ゾーンをリハビリ室内に設けています。その後、テーピングやパッドを装着して歩行や体の動きを再度確認します。それを何度か繰り返しながらその方にとってベストな状態を探ります。その結果をもとにインソールを一つ一つ院内で削り、その方にフィットするよう調整し、オーダーメイドのインソールが完成します。これは足底板療法の先生が開発された技法で、当院にはこの専門知識を持った理学療法士が3人おり、定期的に外部講師を招いてさらなる知識の習得にも励んでいます。また、完成したインソールを使っていくうちに足の状態も変わりますから、その後も都度院内でインソールの調整を行います。

土日祝日であっても、いつもの医師やスタッフが対応

骨粗しょう症の専門的な治療に加え、先生はかかりつけ医としての役割も担われていますね。

大村文敏院長 高円寺整形外科5

そうなんです。かかりつけ医を続けている理由には、子どもの頃に担当してくれた先生の存在があります。子どもの頃の私は体が弱く、入退院を繰り返していました。当時の担当医師はどんな症状にも応じてくれる、昔ながらのかかりつけ医のような存在で、そんな姿に憧れて医師をめざすようになったんです。総合的な診療へのこだわりも、ここからくるのかもしれません。整形外科を選んだのは、医学部入学後に体力をつけるためにアイスホッケーを始めたからです。鼻を骨折したり歯が折れたり、ケガに接するようになり、スポーツ医学に興味を持つようになりました。

土日祝日も診療していると伺いました。

年末年始を除いて年間360日以上、二診制で診療を行っています。土日祝日であってもいつもと同じ顔ぶれの医師とスタッフが対応しますから、患者さんにも安心していただけるのではないでしょうか。たまに高円寺の街中で患者さんにばったり会うこともあるのですが、「お休みの日もクリニックが開いているから安心だよ」とのお声を頂くこともあり、そんな時は「地域に貢献できているな」とうれしい気持ちになりますね。毎日診療できることで混雑の回避にもつながりますし、自動チェックインやセルフレジも導入して、患者さんにとって利便性の良いクリニックをめざしています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

大村文敏院長 高円寺整形外科6

日帰り手術など院内の診療の幅を広げると同時に、地域のために行動していければと思っています。現在計画中なのが、高円寺の医療ツーリズム。高円寺にはお寺や神社など散歩コースにふさわしいスポットも多く、健康志向の銭湯もあります。例えば朝は骨密度などの健康チェックをしながら栄養について学び、その後はウォーキングを楽しみながら足腰を鍛え、最後は銭湯でゆっくりと疲れを癒やしていただく。そのような計画を、地域の施設の方々と話し合っているんですよ。実現する日が楽しみです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

AGA治療(処方箋料を含む)/初診:3920円、再診:2130円

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