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矯正のベストなタイミングとは
正しい噛み合わせのための小児矯正

石崎矯正歯科医院

(杉並区/荻窪駅)

最終更新日:2021/10/29

石崎矯正歯科医院  矯正のベストなタイミングとは 正しい噛み合わせのための小児矯正 石崎矯正歯科医院  矯正のベストなタイミングとは 正しい噛み合わせのための小児矯正
  • 自由診療

早い時期からわが子の矯正を始めようとする親が増えている。一方で、学校の歯科検診やクリニックで、矯正の必要性を指摘されたものの、どうしていいか迷っている親もいるだろう。「早い年齢で始めればいいとも言えない」と話すのは、矯正専門歯科医師の石崎敬院長。なぜなら、矯正のゴールは、あくまでも「永久歯」が噛み合うように並べることだから。小児矯正の目的や方法、開始時期などについて聞いた。

(取材日2015年8月4日)

矯正のゴールは「永久歯がきれいに並んで噛み合うこと」。土台を作った上で、きちんと歯を並べることが大切

Q不正咬合とはどのような状態をいうのでしょうか。
A
石崎矯正歯科医院  多くの症例を積み重ねてきた経験を生かし、適切な治療方法を提案

▲多くの症例を積み重ねてきた経験を生かし、適切な治療方法を提案

歯並びや噛み合わせが悪い状態を不正咬合と呼びます。その中の分類として、歯並びがでこぼこする「叢生(そうせい)」、口を閉じても上下の前歯の間にすき間ができてしまう「開咬」、上の前歯や上顎が前に突き出ている「上顎前突」、下の歯が前に出ている「反対咬合」、噛み合わせが深い「過蓋咬合」などがあります。子どもの不正咬合の原因の一つに指摘されているのが、顎の発達が良くないこと。最近の子どもの顎は小さい一方、歯の大きさは昔の子どもと変わらないため、歯が入りきらずにでこぼこに生えてきたり、出っ歯になったり、受け口になったりするのです。また遺伝的なことが原因になっている場合もあります。

Q噛み合わせの悪さの判断方法は? 放っておいたときのリスクは?
A
石崎矯正歯科医院  噛み合わせを改善することでさまざまな病気の予防に

▲噛み合わせを改善することでさまざまな病気の予防に

人は自分の噛み合わせしかわかりませんから、噛みづらさには気づきにくいでしょう。でも、「食事のスピードが遅い」「食事をしながらよくこぼす」「あんまり噛んでいない」といった様子が見られれば、それは噛み合わせが悪い可能性が高いと言えます。「うちの子は食べるのが遅い」というよくある悩みは、噛み合っていないからなのかもしれません。放っておくと、顎や顔の発育に影響があることも考えられます。よく噛めずに食べ物を丸飲みしていると、内臓に負担を与え、成長発育にも良くありません。歯並びが悪いと歯磨きがしづらくなりますから、虫歯や歯周病のリスクも高まります。常に強くぶつかり合っている歯は、だめになりやすくなります。

Q子どもの矯正治療は2段階に分けると聞きました。
A
石崎矯正歯科医院  長い付き合いになるからこそ丁寧でわかりやすい説明を心がける

▲長い付き合いになるからこそ丁寧でわかりやすい説明を心がける

矯正の最終的なゴールは「永久歯が噛み合うこと」です。でも、子どもには乳歯が混じっている。乳歯は生え変わりますから、子どもの矯正治療は2段階に分けて行うのです。1段階目は「乳歯から永久歯に生え変わる時期」に行う矯正で、ゴールは「顎の骨の中に永久歯をうまく生え変わらせてあげること」。例えば、上顎前突で上顎が大きすぎる場合は顎の成長を抑えます。そして歯を並べる土台となる顎の成長をコントロールするのです。2段階目は「永久歯に生え変わった12歳頃より後の時期」に行う治療で、ゴールは「永久歯をしっかり並べて整えること」。つまり、完成した土台に永久歯を並べていくのです。その結果、「永久歯が噛み合う」のです。

Q矯正治療を早くスタートすべき、と聞きますが……。
A
石崎矯正歯科医院  さまざまな経験を積んだ敬院長がしっかり説明し治療にあたる

▲さまざまな経験を積んだ敬院長がしっかり説明し治療にあたる

そうとは言えません。矯正治療のゴールは「永久歯」を噛み合わせることですから、「乳歯だけ」の段階から始めると早過ぎるケースもあります。顎が成長して自然と噛み合わせが改善することもあり、見極めが必要です。ただ、早すぎてもいけませんが、適切な時期に矯正治療を開始すれば、治療の幅を広げることができるというメリットがあります。例えば、乳歯と永久歯が混合する生え変わりの時期に矯正を始めれば、顎を広げたり永久歯の位置をずらしたりしながら治療ができ、でこぼこをなくしながら生え変わらせることも可能な場合があります。大人になってからだと永久歯の抜歯が必要なことも。大事なのは専門の歯科医師に早めに相談することです。

Q子どもの矯正治療中、親がすべきことはありますか。
A
石崎矯正歯科医院  学校帰りに宿題もできるスタディースペースを用意

▲学校帰りに宿題もできるスタディースペースを用意

子どもの矯正治療は長期にわたるため、矯正前に「きちんと通い続けられるか」「親が子どもに協力し続けられるか」を考えてみてください。矯正中の親の協力は不可欠です。例えば、取り外しのできる矯正装置を使う場合、子どもが使い忘れないように親が日頃から声かけをする必要があります。最初は装着練習に付き合ってあげなければなりません。矯正器具の装着期間中は歯磨きがしづらくなりますから、普段の仕上げ歯磨きもきっちり手伝ってあげてください。そうしないと、虫歯や歯周病になりやすくなります。このように、矯正治療は子ども本人だけでなく、ご家族の協力があるかないかが大きなポイントなのです。

ドクターからのメッセージ

石崎 敬院長

親御さんの最大の関心事は虫歯予防とあって、毎日熱心に仕上げ磨きをされている方でも、お子さんの不正咬合に気づけないケースは少なくありません。口を開けた状態ばかりでなく、時には噛んだ状態の歯の様子もチェックしてみてはいかがでしょうか? また一般歯科でも矯正を手がけるクリニックが増えていますが、私たち矯正を専門とする歯科医師は矯正治療に特化し、お子さんの歯や顎の成長予測を踏まえたベストな治療法を提案するための経験とノウハウを備えています。矯正専門歯科医師として生涯にわたってしっかり噛める歯並び、噛み合わせを早期に整えていただきたいと願っています。気になっていることは、とりあえず一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初診相談料3300円~、小児矯正33万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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