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村岡 正弘 理事長の独自取材記事

医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック

(台東区/上野駅)

最終更新日:2023/05/17

村岡正弘理事長 医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック main

上野駅中央改札口を出てすぐのビルの3階にある「医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック」は、2000年の開業以来、国内外から多くの患者が訪れる歯科クリニックだ。剣道七段の腕前を持つ村岡正弘理事長は「真っ正面から勝負をするのが私のやり方。これはそのまま診療スタイルにも通じ、歯科医師としての立ち振る舞いはもちろん常に緊張感を保ち、一人ひとりの患者さんと真摯に向き合うことをモットーとしています」と熱く語る。一般歯科をはじめ、口腔外科、歯周病治療、小児歯科、矯正歯科、インプラント治療、高齢者歯科など各分野においてそれぞれ専門とする歯科医師が在籍し、チーム医療の実践に努めているのが同院の特徴。明るく快活な語り口が印象的な村岡理事長に、クリニックの理念や診療の特徴、今後の展望などについて聞いた。

(取材日2023年1月27日)

一つ一つの治療を丁寧にしっかりと確実に

開業以来、全国から患者さんが訪れているそうですね。

村岡正弘理事長 医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック1

開業以来、「歯科医師を診る歯科医師」をめざして研鑽を積んでまいりました。今でも全国各地から患者さんに来ていただいています。国内だけでなく海外からもいらっしゃいますし、私は山形県出身なのですが、山形県の県人会つながりの方、剣道のほうでも全日本歯科医師剣道連盟事務局長を務めている関係で、剣道などスポーツをやっている方の来院も多いですね。年齢層も幅広く、お子さんから高齢の方までいらっしゃいます。当院では、一般歯科はもちろんのこと、口腔外科、歯周病治療、小児歯科、矯正歯科、インプラント治療、高齢者歯科などそれぞれの分野を専門とする歯科医師が在籍し、スタッフ一丸となって、患者さん一人ひとりのお口の健康に貢献できるように取り組んでおります。

診療の中で、どのようなことを大切にしていらっしゃいますか?

ある意味地味でシンプルなのですが、「一つ一つの治療を丁寧にしっかりと確実に」。これを診療の中で大切にしています。学生時代に教わった先生から、歯科医療において、日々治療と真摯に向き合うことの大切さを学びました。「まあ、いいか」などと一度妥協してしまうと、診療の内容も雪崩のように崩れてしまう恐れがあります。一医療人として常に一定の緊張感を持ち、おごり高ぶることなく治療と向き合うことを大切にしていますし、スタッフにもそのように指導しています。歯科医師としての立ち振る舞いにも常に気を配っています。当院では、歯科衛生士の学校から実習生を受け入れてもいるのですが、歯科医師も歯科衛生士も人手不足と言われている中、優秀な歯科医師、歯科衛生士を一人でも多く育てるべく若手の育成にも力を入れています。

歯科医師として、一人の人間としての姿勢が大切なのですね。

村岡正弘理事長 医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック2

そうですね。忙しい中、当院にわざわざ足を運んでくださることへの感謝の気持ちを持つのはもちろんのこと、患者さんのお仕事やライフスタイルなどについて問診でお聞きしたり、どんなことに困っていてどんな治療を望んでいるかを適切に受け止められるようになることが大切です。そのためには、医療技術や知識はもちろんのこと、人間性も同じくらい大事だと思っています。人のせいにしたり、街中で困っている人を見かけてもスルーしてしまうようでは、人間としてまだまだ未熟ですよね。患者さんは、ユニットに座ったときは緊張感もあり五感がさえていますから、人間ができていない歯科医師は、そこで見透かされてしまうこともあると思います。ですので、スタッフ全員で規律正しい立ち振る舞いができるよう常に心がけるようにしています。

各分野の専門の歯科医師があらゆる疾患に対応を

各分野ごとに専門の歯科医師が在籍していらっしゃるそうですね。

村岡正弘理事長 医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック3

理事長の私以下、インプラント治療、歯周病、口腔外科、小児歯科、高齢者歯科、歯内療法など各分野を専門とする歯科医師13人が在籍して治療にあたっており、患者さんのさまざまなニーズにお応えできるよう努めています。専門分野が異なる歯科医師同士、刺激になるようで、お互いに教えあっている姿を見ているといい雰囲気だなぁと思います。インプラント治療では、顎の骨が薄い方にも対応できるよう骨造成も行っています。外傷で来られる患者さんには、口腔外科の歯科医師が随時対応します。口腔外科は診査・診断が大切ですので、歯科用3DCTを導入し、手術は完全個室空間の外科室で行います。小児歯科は東京医科歯科大学から女性の歯科医師に来てもらっているのですが、お子さんに優しく寄り添う治療に努めてくれています。

村岡理事長が力を入れていらっしゃる治療について教えてください。

義歯、クラウン、ブリッジですね。また、歯科用のCAD/CAMシステムなどの機器を導入していますので、かぶせ物などに使用する修復物などをデジタルで作成できます。カメラで動画を撮ってそこから型を作ることができるので、従来のような型採りや模型を作る作業がありません。手作業によるテクニカルエラーの防止にもつながりますし、型を採るのが苦手な方や嘔吐反射が強い方に対しても有用だと考えています。当院ではデジタル技術を生かした歯科治療に力を入れていますが、これにより、治療の精密さの向上をめざすだけでなく、診療時間が長引くことによって増える患者さんのストレス軽減につなげ、「患者さんとのコミュニケーション」の時間が取りやすくなると考えています。院内には、長らく一緒に仕事をしている歯科技工士もおり、あうんの呼吸で対応してもらっています。

理事長はクリニックでの診療以外に、どのような活動をされているのですか?

村岡正弘理事長 医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック4

企業の歯科健診も行っています。かれこれ10年以上のお付き合いになる大企業もありますね。他にも学校や役所などにも必要に応じて出向いたり、歯科医師の立場から「健康」をテーマに講演を行ったりもしています。あとは、剣道ですね。剣道は七段で、自身も毎週稽古に行き、地域の子どもたちに教えたりもしています。剣道は中学生の頃から続けているのですが、その魅力は覚悟や潔さが身につくことだと思います。クリニックの理事長を務める上でも生かされていると思います。

予防歯科にも力を入れていきたい

スポーツを行っている方も治療に訪れるそうですね。

村岡正弘理事長 医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック5

私自身、ずっと剣道を続けてきたことで、試合の前の不安な気持ちやケガをしたときの苦しさなどを味わってきました。そのため、スポーツを行っている方のさまざまな精神状態に共感できるからこそ、より信頼関係が生まれるのではないかと思います。スポーツを行っている時は、時に噛みしめも強くなりますし、噛み合わせのバランスもパフォーマンスに影響してきます。緊張感から口が渇いてしまったり、スポーツドリンクを大量に飲むことで口腔内の環境が悪くなったりすることもありますので、入念にチェックさせていただきます。

理事長ご自身の剣道においての目標はありますか?

「生涯剣道」ですね。体が動く限り、剣道を続けたいと思います。ちなみに、クリニックの名前の「医療法人社団剣正会」というのも、剣道の「正剣」からとっています。「正剣」は、「正々堂々と真っすぐ勝負をする」という意味なんですよ。剣道の話とは少しずれますが、大好きな剣道の後はおなかがすきますので、おいしいものを食べたり、おいしいお酒を飲んだりするのも好きですね。料理好きな一面のおかげで、シェフやレストランのオーナーとも気が合うんです。そんな気の合う仲間から歯の相談を受けることもありますね。

今後の展望について教えてください。

村岡正弘理事長 医療法人社団剣正会 東上野歯科クリニック6

これまでやってきた歯科医療を永続的に続けていくために、継承も視野に入れ、歯科医師の長男が当院で勤務するようになりました。ケースに応じて患者さんも引継ぎつつ、安心して通院いただけるような体制を整えていきたいですね。虫歯などの治療ももちろん大切ですが、虫歯にならないための健診や予防もとても大切です。お口をきれいにすることが全身の健康と関わってくるのは明らかなので、予防歯科の視点から啓発活動を行っていきたいですね。某大手自動車メーカーの歯科健診にも10年以上携わっていますので、そういった場でも予防の重要性を引き続きお伝えしていきたいですし、もちろんいらっしゃった患者さんには当院の歯科衛生士と一緒に勉強しながら、当院ならではの診療を行っていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/88万円~、インプラント治療/23万1000円~、骨造成/11万円~、CAD/CAMシステムを用いたセラミック治療/3万3000円~、

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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