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大上 智弘 副院長の独自取材記事

秋葉原白内障クリニック

(台東区/秋葉原駅)

最終更新日:2024/11/15

大上智弘副院長 秋葉原白内障クリニック main

秋葉原駅昭和通り口から徒歩約10分、三井記念病院の目の前のビル4階にある「秋葉原白内障クリニック」。広々とした院内は品の良い内装でまとめられ、落ち着いて診療を受けられる環境だ。開業以来、白内障手術に特化した診療を行い、多くの患者に対応してきた同院に、大上智弘先生は2024年9月より副院長として赴任した。大上先生は、白内障手術をはじめ、高度な知識と技術が求められる網膜硝子体手術の研鑽も積んできた眼科手術のスペシャリスト。その経験を生かし、同院の手術のクオリティーをさらに向上させるため尽力しているという。そんな大上副院長、人柄はとても温かく親しみやすい。「患者さまに合わせたわかりやすい説明にも努めています」と語る大上副院長に、これまでの経験や得意とする手術のことなどを質問させてもらった。

(取材日2024年10月28日)

専門性の高い眼疾患の診療・手術をワンストップで対応

こちらのクリニックの成り立ちと、先生が副院長に就任されるまでの経緯を教えてください。

大上智弘副院長 秋葉原白内障クリニック1

当院は白内障手術に特化したクリニックとして2007年に開業しました。白内障手術の分野の第一線に立たれてきた実績のある先生が執刀しており、開業時から多くの白内障治療を提供してきました。当時私は大学病院や地域の基幹病院に勤めており、より精密さが求められる網膜硝子体手術を志していた身として、その存在は当然知っておりましたが異なる世界の話という認識でした。その後、研鑽を積み独立を考えていた時期に知人を通じて当院とご縁ができ、その先生が退任されるということで後任のお話を頂きました。当初は躊躇しましたが、優秀なスタッフや設備、何より白内障やそれ以外の目の病気でお困りの患者さまの受け入れ先がなくなってしまうのは医療人として忍びないと思うに至り、白内障手術はもとより硝子体手術、緑内障手術なども経験を積んできた身として、前任者とは違う形で眼科医療に貢献できるのではないかと思い引き受けさせていただきました。

これまでは白内障手術に特化した診療形態でしたが、これからは白内障以外の治療にも対応されるそうですね。

白内障手術を希望される患者さまには白内障以外の眼疾患を併発されている方がたくさんいらっしゃいます。今まではそういった患者さまに対し、限られた治療しか提供できませんでした。近年、眼科医療における技術革新は目覚ましい進歩を遂げております。軽度な緑内障の方などには特殊なデバイスを用いた「緑内障併発白内障手術」や網膜疾患のある方などは「網膜硝子体同時手術」など治療の選択肢をご提供しております。また、各疾患のスペシャリストの先生を招いた専門の外来を設け、該当疾患に対する術前評価や術後フォローができる体制を整えております。また、白内障に関わらず、ちょっとした目の異常などにも対応しておりますので、お気軽に受診ください。

大上先生の得意とされている治療や、これまでのご経歴を教えてください。

大上智弘副院長 秋葉原白内障クリニック2

白内障手術と網膜疾患に対する網膜硝子体手術を得意としています。網膜硝子体手術が当院で対応できるようになったことで、重度の白内障や、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、網膜剥離などの手術も日帰りでご提供できます。私は筑波大学を卒業後、同大学病院や、茨城県内および都内の基幹病院で臨床経験を積んできました。日本眼科学会眼科専門医を取得後は、基礎研究に携わることでもっと多くの患者さまを救えるのではないかと考え、東京大学大学院で研究に従事。ただその大学院時代は、臨床の大切さに気づかされる期間でもあり、博士号を取得後は再び臨床中心で研鑽を積んできました。茨城県内の総合病院では眼科部長、眼科専門クリニックでは院長を歴任し、白内障をはじめ、網膜疾患の手術も数多く執刀しました。その経験を当院でも生かしていきたいと思います。

白内障手術や網膜硝子体手術を日帰りで実施

手術が必要になる眼疾患にはどのようなものがありますか?

大上智弘副院長 秋葉原白内障クリニック3

まず挙げられるのが、白内障という瞳の中の水晶体が濁る病気です。視野がかすんだり、夜間の車の運転中に対向車のライトがまぶしく感じたり、物が二重に見えたりします。白内障を手術するかどうかを決めるのは視力の低下だけではなく、かすみやまぶしさの強さも判断材料です。手術をすることでそれらの煩わしさの軽減につながり、快適に過ごせるようになることが望めるため、困っている症状があればご相談ください。視神経が傷むことで視野が狭くなる緑内障は、目薬での治療が基本ですが、目薬が負担になる方は手術も行えます。他に、黄斑のゆがみによって見えにくさを感じる黄斑前膜(黄斑上膜)や加齢黄斑変性、糖尿病が原因となる糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫、網膜剥離などの治療には網膜硝子体手術が必要となります。

改めて、こちらで行っている手術について教えてください。

白内障手術では濁った水晶体を取り除き、人工のレンズを挿入しますが、挿入する眼内レンズはいくつか種類があります。自費診療となる多焦点レンズでは、遠く・近く・中間にピントが合う3焦点レンズが主流ですが、種類も費用も使用感もさまざまですので、患者さまのご希望と生活スタイルをお聞きしながら適した眼内レンズをご提案します。患者さまには良好な術後経過を送っていただけるよう配慮しております。また、私自身が硝子体疾患を専門としている眼科医ですので、網膜硝子体手術が日帰りでできる体制を整えております。硝子体手術ができる体制を整えることで、白内障手術時の術中合併症や術後合併症といったリスクにも迅速に対応できます。また、何らかの理由で挿入した眼内レンズがズレてしまったりした場合にも対応が可能です。質の高い医療を提供するとともに、ワンストップで完結できるフォロー体制が整っていることも、当院の手術の特徴です。

機器類も充実されていますね。

大上智弘副院長 秋葉原白内障クリニック4

設備を整えることは患者さまの負担軽減にもつながります。当院では大学病院や総合病院でも使われている機器を導入しています。私の赴任と合わせて、網膜硝子体手術ができる機械も入りました。新しいものが必ずしも良いとは限りませんが、改良が加えられていますので、できる限り先進の機器を導入しています。また、手術ではオペレーターであるわれわれがしっかり患部を確認できることが重要です。そのため顕微鏡は特に質の高いものを入れています。安全性に配慮し、精密かつ迅速に手術が行えるように機器類の充実も図っています。

見えづらさにとらわれず、日々晴れやかに過ごすために

専門の外来について教えてください。

大上智弘副院長 秋葉原白内障クリニック5

精度の高い治療を行うには一人の力では限界があります。専門の先生の力をお借りしてベストな治療を提案できる体制をめざしました。緑内障、黄斑変性の外来では、それぞれ大学で教授を務められている先生に来ていただいています。なかなか専門の外来がない「ぶどう膜炎」も、その分野に精通する先生が外来を受け持ち、他科や大学病院とも連携しながら診療を行っています。大学病院にも引けを取らない治療を提供できていると自負していますが、クリニックならではの柔軟さも残しております。大学病院ですと待ち時間が長く受診するとなると1日がかりになりますが、当院ならばもう少し気軽に来ていただけます。患者さまとも近い距離にありながら、高度な医療を提供していける場所をめざしていきたいです。

手術や専門の外来以外の、通常診療について教えてください。

これまでは白内障手術を目的としていらっしゃる患者さまがほとんどでしたが、今後は幅広く一般眼科疾患に対応していきます。目のかすみや見えづらさなど、何か目に違和感があるときは気軽にご相談にいらしてください。診療においては患者さまにわかりやすく伝えることも心がけています。あらゆる眼疾患に対応させていただいておりますが、コンタクトレンズの処方だけは行っておりませんので、ご了承ください。

最後に読者の方へのメッセージをお願いします。

大上智弘副院長 秋葉原白内障クリニック6

医学の発展により寿命が延びて、アクティブに過ごせる期間も長くなってきていますが、その中で視力が衰え、見えづらくなると気分も落ち込んでしまいます。人生100年時代を元気に、晴れやかに過ごすためにも気になる症状がない場合でも40歳を越えたら眼科総合検診などを利用しながら、目の健康維持に取り組んでいきましょう。当院では経験豊富な医師と、先進の機械、優しいスタッフたちが患者さまを支えていきます。お困り事があれば、ご相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

3大疾患眼科総合検診/1万1000円

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