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鈴木 一平 院長の独自取材記事

友成第二医院

(文京区/護国寺駅)

最終更新日:2026/03/05

鈴木一平院長 友成第二医院 main

護国寺駅から徒歩3分にある「友成第二医院」は、発熱から生活習慣病、腰や膝の痛み、小さな外傷まで幅広い相談を受け止めてきた地域の身近な医療機関。2025年11月に院長に就任したのは、総合診療科医として一般内科診療に加え、救急や在宅診療にも携わり研鑽を積んできた鈴木一平院長だ。循環器内科、消化器科の医師、前院長も支える診療体制のもと、内科クリニックとしては充実したリハビリテーション環境も整え、患者が話しやすい雰囲気づくりとわかりやすい説明を大切にしている。地域にとって「困ったらまず相談できる場所」であり続けたいと語る鈴木院長に話を聞いた。

(取材日2026年2月24日)

地域医療の土台となる総合診療・救急の道へ

2025年11月に、新たに院長に就任されました。

鈴木一平院長 友成第二医院1

これまで総合診療科の医師として、一般内科診療から救急、在宅医療まで幅広く研鑽を積んできました。その中で開業を決意し、新規か継承か、さまざまな選択肢を踏まえて模索していたところ、当院の前院長である友成正紀先生とのご縁をいただいたんです。決め手になったのは、友成先生が大切にされてきた「困ったらまず相談できる場所」という基本姿勢。疾患や診療科にとらわれず幅広く対応するという私自身の総合診療の考え方とピタリと重なりました。就任以後、細かなオペレーションの見直しは行ってきましたが、医院の理念や在り方は前院長時代のまま。院長交代後もスタッフ全員がそのまま働き続けてくれているのも心強いですね。

なぜ総合診療科を選んだのですか。

私は静岡県出身で、医療機関が少ない地域で育ったことが大きいです。子どもの頃に、どんな患者さんでも診てくれる開業医の先生が身近にいて、「何でも診られるお医者さんってすごい!」と感じながら育ちました。また静岡は南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないといわれる土地柄で、災害への備えが日常の中にあったことも大きいです。学生時代に東日本大震災が起きたときも他人事ではなく、もし自分の身近な場所で同じことが起きたら医師としてどう関わるべきかを考える中で、総合診療や救急のように幅広く対応できる領域に強く惹かれました。

これまでどのようなキャリアを積んでこられたのですか。

鈴木一平院長 友成第二医院2

臨床研修で救急に主軸を置き、その後は総合診療科に所属して幅広い症状を診る経験を重ねた後、八王子市内の病院に10年弱勤務し、総合内科・救急科・訪問診療科を兼任してきました。外来で診察し、通院が難しくなったら訪問診療へ切り替え、ご自宅で具合が悪くなったら在宅の場で対応し、必要があれば救急受診や入院につなげ、回復したらまたご自宅へ戻る。この一連の流れすべてに一人の医師として関わる経験ができたことは、地域で求められる医療を担う上で大きな土台になっています。また能登半島地震の際には、発災直後にチームを組んで輪島病院に行く機会がありました。現地の医療者も被災しながら地域を守っている状況で、全国からの支援チームや消防・警察が入る中、求められることに対してできる限りの医療を届ける経験をしました。「必要なところに必要な医療を届ける」ことの大切さを強く実感し、地域医療への思いがより一層強くなりました。

複数の医師が在籍する、なんでも相談できるクリニック

現在の診療体制を教えてください。

鈴木一平院長 友成第二医院3

内科と整形外科、リハビリテーション科を中心とする当院には、4人の医師が在籍しています。総合診療を専門とする私が常勤で、循環器内科と消化器科の2人の女性医師と、友成前院長が非常勤で、それぞれ診療を行っています。専門分野の異なる複数の医師がいることで、患者さんの症状や状況に応じて、必要な視点を院内で確保できる体制になっているのは強みです。医師同士は特別なルールを設定せず、電子カルテでの情報共有ほか、必要があれば個別に確認したり、直接話をしたりしていますね。私は診療に出ていない日も基本的には院内にいますので、先生方と顔を合わせて必要なことを言葉で確認しやすい環境です。

どんな症状の患者さん、ご相談が多いクリニックですか。

時期によっては発熱などの患者さんが増えますが、季節を問わず、体のことで「何か気になる」「どこに相談したらいいか迷う」といった段階から、幅広くご相談をいただいている印象です。いわゆる生活習慣病では、高血圧症、脂質異常症、糖尿病の方が多く、継続して通っていただきながら状態を診ていくケースも少なくありません。また当院は整形外科・リハビリテーション科も標榜しているため、腰や膝の痛みなど、日常生活の中で起こりやすい整形外科的なお悩みのご相談も多いです。加えて、クリニックで対応できる範囲の小さなおけがなど、外傷のご相談で来院される方もいらっしゃいます。患者さんの年齢層としては、長年この地域で診療を続けてきた背景もあり、比較的ご高齢の方が多い状況です。一方で、目の前に小学校もありますので、小学生以上であれば状況に応じて対応しており、お子さんからご高齢の方まで幅広く通っていただいています。

リハビリ設備も充実していらっしゃいますね。特徴を教えてください。

鈴木一平院長 友成第二医院4

当院のリハビリは、ウォーターベッドやけん引器などの機器を用いる物理療法を提供しています。内科のクリニックの中でここまでリハビリの設備をしっかり整えているところは多くないと自負していますし、患者さんに日常的に使っていただける環境をご用意できている点は当院の大きな特徴だと考えています。当院は診療もリハビリも予約制ではなく、来院された順に受付し、「リハビリが受けられない」ということが起きにくい体制にしています。痛みや凝りなどの相談がある方にとって、とても利用しやすいのではないかと思います。

訪問診療も拡充へ。地域から頼られる場所をめざす

患者さんへの向き合い方で大切にしていることはありますか。

鈴木一平院長 友成第二医院5

できるだけ相談しやすい雰囲気をつくることを常に意識しています。診療の最後に「何かご質問はありますか?」「気になることは残っていませんか?」と確認し、患者さんが言い忘れていることがないか、困っていることが残っていないかをくみ取れるようにしています。診察の途中では遠慮してしまう方もいらっしゃいますので、最後にこちらから確認することで、取りこぼしがないようにしたいと考えています。説明の面では、専門用語を使いすぎないのはもちろん大切ですが、かみ砕きすぎると逆にわかりづらくなってしまうこともあるんです。そのため必要な専門用語は適切に使いながら、その意味や背景を合わせて説明する「用語+説明」のセットを心がけています。患者さんの理解度にも差がありますので、言葉の選び方は丁寧に調整していますね。

今後の展望を教えてください。

前院長時代は長く通っていただいていた方が来られなくなった場合に、訪問診療で対応していた側面がありました。今後は医師・看護師・スタッフを含めたチームで、しっかり対応できる体制を整えながら、これまでの訪問診療経験を生かして少しずつ拡充していきたいと考えています。訪問診療は、患者さんの生活の中に医療者が入っていく医療ですので、病院やクリニックでは正解でも、在宅では正解ではないことがあると感じています。完治をめざすことを優先するのか、症状を和らげるよう図って生活を支えることを優先するのかなど、関わり方も変わります。ご自宅で過ごしている時の表情は入院中とまったく違うことも多いので、「安心して家で過ごせる」ことの大切さを毎回実感します。そうした点も踏まえながら、無理のない方法で体制を整え、必要な方に訪問診療を届けられるようにしていきたいです。

地域の方々にメッセージをお願いします。

鈴木一平院長 友成第二医院6

地域の皆さんがこれまでどおり安心して頼れる医院であり続けられるよう、さらに体制を整えていきます。その一環として、受診しやすい環境づくりにつながる、キャッシュレス決済を導入いたしました。さらに、フレイルや筋力低下について体操教室として発信することも視野に入れています。友成先生が取り組まれてきた地域企業の健康サポートも引き継ぎ、この辺りにお住まいの皆さんだけでなく働く世代の健康づくりにも力を注いでいきたいと思っています。私が大切にしている「三方良し」の考え方のもと、患者さんに安心を届け、スタッフが誇りを持って働け、その結果として地域に医療を還元できる医院をめざします。前院長時代の理念は守りながら、新しい風も取り入れ、何でも相談できる場として努めてまいりますので、気軽にご相談ください。

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