全国のドクター9,353人の想いを取材
クリニック・病院 160,994件の情報を掲載(2020年12月03日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 文京区
  4. 茗荷谷駅
  5. みらいメディカルクリニック茗荷谷
  6. 男性にも起こる更年期障害「LOH症候群」の症状と治療

男性にも起こる更年期障害
「LOH症候群」の症状と治療

みらいメディカルクリニック茗荷谷

(文京区/茗荷谷駅)

最終更新日:2020/09/17

Main 1 Main 1
  • 自由診療

これまで更年期障害は女性特有のものであると捉えられていたが、近年では男性にも生じることが広く知られるようになってきた。主な原因は加齢による男性ホルモンの減少だが、強いストレスがかかることによって30代でも発症することもあるほか、女性にも似たような症状が発現することもあると言う。長年にわたり男性ホルモンの研究を重ねてきた「みらいメディカルクリニック茗荷谷」の名誉院長である熊本悦明先生は月に2回、クリニックで男性更年期障害「LOH(ロー)症候群」の相談と治療にあたっている。「男性医学」をライフワークとし、90歳でも現役で働き続ける活力旺盛な熊本先生に、詳しい症状や治療を聞いた。 (取材日2020年6月26日)

丁寧なカウンセリングとホルモン補充療法により男性特有の不定愁訴にアプローチ

QLOH症候群(男性更年期障害)とはどんな病気でしょうか?
A
1

▲長きに渡り地域の健康を守ってきた熊本先生

男性ホルモンは別名アンドロゲンと呼ばれ、精巣から分泌されるテストステロンが主なものです。最近は男性更年期障害として、このテストステロンの低下が原因によるLOH(Late-OnsetHypogonadism)症候群が注目されるようになり、患者さんも増えつつあります。症状としては男性機能の低下と自律神経障害が主で、ストレスや過労、ビタミンなどの栄養不足なども加わり、気力低下・意欲減退・睡眠障害などの身体症状が現れます。発症は働き盛りの40代から50代、定年退職を迎える60代前後に見られますが個人差があり、70代あるいは80代になって症状が顕著になる方もいらっしゃいます。

Q受診すべきタイミングは?
A
2

▲患者のニーズに合わせた治療を提供する

40代を過ぎて、起床時に男性器が起立しなくなった時が受診のタイミングといえます。男性器の起立は、いわば男性特有の生理現象であり、眠りの浅いレム睡眠中に副交感神経が刺激されることによって勃起中枢も刺激され、血管が拡張することによって起こるものですが、男性ホルモンが低下するとこの反応が鈍くなってしまいます。また20代30代でも、強いストレスによって男性ホルモンの分泌が減少すると、こうした男性機能の低下は起こり得ます。ほかにも筋肉や関節の痛み、発汗、不眠などの睡眠障害、イライラ、不安、性欲の低下、やる気の喪失といった症状も見られますので、気になり始めた時点での受診をお勧めします。

Q原因と治療法について教えてください。
A
3

▲若い世代にも注意が必要と話す

男性更年期障害は、主に加齢によってテストステロンという男性ホルモンが減少することによって起こる病気ですが、前述したようにストレスによって分泌が減少すると若い世代の男性にも発現することがあるほか、内科的にいえば糖尿病や透析療法を受けている方においてもテストステロンの低下と病態の悪化の関連が明らかになっています。治療法としては、テストステロンを含む血液検査データと「AMSスコア」というアンケートをもとに診断し、必要に応じて筋肉注射によるホルモン補充治療を開始します。 ホルモンは副腎から分泌されるDHEAという弱めのものと、精巣から分泌されるテストステロンの2種類を用意しています。

Q女性にも似たような症状が出ることがあると聞きました。
A
4

▲男性に限らず女性にも頼られる存在だ

女性の場合は、閉経を迎えると卵巣機能の低下により女性ホルモンだけでなく男性ホルモンも減少してきます。男性ホルモンは骨や筋肉の生成に関与してるため骨粗しょう症の進行や骨盤底筋群の筋力低下などに影響が出てくるほか、男性更年期障害と同じようにイライラや不安、やる気の喪失、睡眠障害などの症状も顕著です。また女性の患者さんでも女性ホルモン補充療法で症状が改善されないという方には、男性ホルモン補充療法を行う場合もあります。最近では骨粗しょう症や尿もれの治療法としても注目されていますので、お話を伺った上で必要と診断した場合には女性にも男性ホルモン補充療法を行っています。

Q熊本先生が診療において大事にしていることは何でしょうか?
A
5

▲これからも新しい知見を勉強していくと話す熊本先生

医療には、治療だけでなくメンタル面をケアするためのカウンセリングも非常に重要だと考えています。ですから最低30分は患者さんとさまざまなお話をして、生活面の悩みなどにも耳を傾けるように努めています。更年期症状といっても個人によって悩みはさまざまですし、特に高齢者の場合は心のケアが欠かせません。こうした症状を改善に導くには、薬物療法だけでは十分でなく、カウンセリングにも大きな役割があると考えています。

ドクターからのメッセージ

熊本 悦明先生

高齢化が進み、人生100年時代と言われる現代社会において、いかに老化を抑制して元気な心身を保つべきかを考えるのが健康長寿医学であり、私はそのために主として男性ホルモンの研究を行っています。男性ホルモンは別名「元気ホルモン」と言って、免疫機能はもちろんのこと、脳内からドーパミンを分泌してやる気や元気を出してくれる重要な物質です。不定愁訴の改善だけでなく、免疫力の強化が期待できるほか、最近では認知症の治療をはじめ、脳の記憶力との関連性についても注目されています。気になる症状のある方はどうぞ気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

血液検査/1万円~、男性更年期のホルモン補充療法/1万円~

Access