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須田 均 院長の独自取材記事

医療法人社団翔貴会 須田整形外科クリニック

(文京区/飯田橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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昔からの住民も多い文京区後楽の住宅地。そんな場所にある「須田整形外科クリニック」は50年以上地域と共に歩んできたクリニックだ。ハワイアンミュージックが流れる待合室で出迎えてくれたのは気さくな須田均院長。1975年に順天堂大学を卒業後、勤務医として10年以上経験を積んだ後、1989年に両親の跡を次いで開業。整形外科とリハビリテーションを中心に、急性期医療を終えて退院した患者のその後のリハビリや、理学療法士が患者の自宅に行って行う訪問リハビリに力を入れている。また、一人暮らしやアクセスが悪い場所からの外来患者のために、無料の送迎サービスも実施している。小石川医師会の会長も務める須田院長に、診療の際に大事にしていることや地元への思いを伺ってきた。
(取材日2015年7月24日)

大学病院とも連携しながら、リハビリテーションを充実

文京区は先生ご自身が育った場所だと伺いました。

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ええ、出身は違いますが、小学校3年生ぐらいの時に引っ越してきました。この医院も、もともとは「諏訪町診療所」という名前で、両親が1956年頃に開業。父が早くに亡くなった後は、母と母の姉の2人で運営していたものです。その後母が亡くなったので、1989年に私が引き継ぎました。その時にはこの界隈で医療機関はうちだけだったので、整形外科が中心ですが、内科や皮膚科も診てきました。通って来てくれる患者さんの中には、小・中学校の同級生のお父さんやお母さんも多く、みんな私の小さな頃を知っているので、いくらカッコつけてもダメですね(笑)。1998年に前の診療所が道路になるので移転しなければならなくなった時に他の地域へ出ようかとも思ったのですが、地元ですし、自分の知っている方を診たいなと思い、すぐ近くの今の場所に移転しました。

開業・移転にあたり、こだわったところを教えてください。

第一はリハビリ内容の充実です。患者さんが大病院での治療を受けて退院した後、家の近くでリハビリが受けられる医院はまだまだ少ないので、まずはそこに力を入れました。高度な治療が必要な場合は大学病院などを紹介し、予後がよければ退院後にうちに帰ってきてもらってリハビリを続けられます。文京区は大きな病院が5つあり、新宿区や千代田区とも接していますから、それらの病院とうまく連携を取りながら治療を行っています。あとは「いつでもどこでも、誰でもなんでも」診ること。診療時間修了後は留守電ではなく、私の携帯につながるようにして、患者さんに何かあれば電話していただければ、どこにいようと対応できるようにしています。

どんな症状の患者さんが多いのでしょうか。

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外来では多種多様にわたりますが、骨折や捻挫などの外傷、脊椎(頚〜腰椎)、膝関節、肩関節などの疼痛を訴えて来院される方が多いですね。加齢に伴う変形性関節症、変形性腰椎症、骨粗鬆症、肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)などです。 リハビリ(理学療法)では、大学病院などでの手術を受けた方の術後のリハビリを依頼されることも多いです。人工関節置換術後、スポーツ外傷(膝の靭帯損傷など)術後、肩腱板損傷術後、骨折術後などです。 新しい技術、療法の研鑽を積んで徒手療法を中心に今や国際的スタンダードとなっている理学療法を行っております。もちろん、鎮痛消炎目的に牽引療法、電気治療なども含め、個別に最適のメニューを作り行っております。また介護保険制度が始まる前から、お年寄りのデイケアをということで送迎つきの通所リハビリをおこなっています。クリニックまで来るのが難しい方については理学療法士をご自宅に派遣する訪問リハビリもおこなっています。こちらは、ベッドの上やお家の中での移動や歩行訓練、筋力訓練、自宅の周りを散歩して歩行パターンを見て杖の突き方などもお教えしたりしています。回復して通院できるようになれば来ていただき、逆に通院が難しくなれば訪問リハビリに切り替えなど、いろいろ縛りもあるので難しい場合もありますが、なるべくリハビリが途切れないように、サービスを提供できるように心がけています。

患者一人ひとりに時間をかけて、しっかり向き合うのが40年変わらないスタイル

診療の際に大事にしていることを教えてください。

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当たり前ですが、なるべく時間をかけて患者さんの話をよく聞いて、きちんと診察して、しっかり説明して、ちゃんと治療すること。これは医師になった時から40年変わりません。膝の悪い人には膝周りの筋肉をつける体操。肩の悪い方なら関節を動かすような体操なんかも診療の際に一人ひとりお教えするので、時間はどうしても長くなり、若い頃は先輩に怒られたこともありました。ですが、そうやって診た患者さんはまた私の所に来てくれていたので、間違ってはいなかったなと思っています。一度ちゃんとお教えしないと、やり方を書いたプリントを渡しただけではわからないですし。それでわからないことがあればいつでも聞いてもらって、無理をすることはないので「できる時に、できるものを、できる範囲で」実行してもらう。最初は「何だ、こんなものか」程度でもいいんです。無理なく長く続けることが大事ですからね。

ずっとこの場所で診療を続けて来られて、変化を感じることはありますか?

昔は医師に全部お任せという患者さんもおられましたが、今は対等の立場で、患者さんもいろいろな情報を集められ、それをもとにお互いに意見をかわせるようになった事だと思います。例えば、患者さんは手術すれば完全に痛みが取れる、すぐに歩けるようになると思っているかもしれませんが、実際は10の痛みを0にすることは難しい。でも半分の5になれば大分違います。患者さんには、手術をすることでどれぐらいの回復が見込めるのか、何ができて何ができないのか治療の前に必ず主治医と話し合って、納得した上で手術を受けるようにはよくお話しています。

デイケアだけでなく、外来の送迎サービスも行っておられるそうですね。

ええ。開業した時からの夢だったんです。整形外科の外来はお年寄りが多いですし、足や膝、腰が痛いなどで歩けない方もたくさんいます。1人暮らしだったり、タクシーしか交通手段がなかったりと通院されるのが非常に大変な方もいらっしゃるので、4年ほど前から無料送迎をはじめました。今は車1台だけですが、文京区全域に渡って行けるようになってきたので、台数も増やして送迎の範囲を広げていきたいと思います。

笑顔が素敵なスタッフさんばかりですが、院の雰囲気づくりに工夫されていることはありますか?

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笑顔は意識していますね。患者さんは病気、具合が悪い、痛いなどがあって来られるわけですから、スタッフがしかめっ面をしていていいわけがないので、なるだけ笑顔で接するようにとは伝えています。特に受付は最初に患者さんが来るところ。もともとみんな明るいスタッフばかりなので、自然にそういう雰囲気を作ってくれています。私自身がハワイ好きなので医院のバックミュージックはハワイアン。診察時の服装も、もともとは白衣を着ていたのですが、お子さんが泣くのでポロシャツに変えて、ここ10年ぐらいはアロハシャツです。たまにアロハシャツ以外を着ると、患者さんから「アロハじゃないの?」と聞かれるようになりました(笑)。

医療・介護の相談はまずかかりつけ医に。開業医を上手く使ってほしい

先生が医師になったきっかけを教えてください。

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両親やその兄弟はみんな医師なので、医師ではなくて外交官とかほかのものになろうとも思ったのですが、才能がありませんでした(笑)。結局医学部に進み医師になりましたが、なってよかったと思います。人が好きですし、子どもも好き、私自身がおばあちゃん子だったのでお年寄りの話を聞くのも大好きですし。だから子どもからお年寄りまで診られる整形外科医は合っていたかもしれません。

お忙しい日々の中、どうやってリフレッシュされているのでしょう。

昔はフルマラソンを走ったりもしましたが、今は朝のウォーキングです。ある時久しぶり走ったら坂道でおばちゃんに抜かれちゃって、それがショックで走るのはやめました(笑)。歩くのは結構早いので、めったに人に追い抜かれることもないのでもっぱら歩いています。あとは毎朝の腹筋運動でしょうか。おかげで7kgぐらいは痩せたかなと思います。たまに大学や医師会の仲間とゴルフに行くこともあって、ゴルフ場でもなるべくカートを使わずに歩くようにしています。医師会の若い先生や大御所の先生たち、大学の先生たちと一緒に飲んだり食べたりするのも、リフレッシュになっていますね。

最後に、地域の人たちに一言メッセージをお願いします。

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ぜひかかりつけ医を持って、医療のこと、介護のこと何でも相談してほしいと思います。当院をはじめ医師会としてもほかのクリニックや大学病院とスムーズに連携できるように、普段から顔を合わせた付き合いをしているので、必要ならすぐに大学病院などを紹介することもできますし、耳鼻科や眼科などの専門のクリニックを紹介することも可能です。かかりつけ医を通すことでスムーズに治療を受けてもらうことができるので、上手く利用してほしいですね。医師会にはクリニックを探すための相談窓口もあり、例えば「今度退院するけれど訪問診療を行っているクリニックを知りたい」など、ニーズに合わせたクリニックの紹介も行っていますので、困ったこと、知りたいことがあればこちらも気軽にお電話ください。

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