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治療への意識を高める
口腔内の情報をまとめた「お口の健康手帳」

デンタルクリニック江戸川橋

(文京区/江戸川橋駅)

最終更新日:2023/05/17

デンタルクリニック江戸川橋 治療への意識を高める 口腔内の情報をまとめた「お口の健康手帳」 デンタルクリニック江戸川橋 治療への意識を高める 口腔内の情報をまとめた「お口の健康手帳」
  • 保険診療

「長く健康な歯でいたい」と歯科医院に通っていても、過剰に歯を削ったり詰めたりを繰り返すことが実は口腔内に悪影響を与えていることがある。原因を根本から排除して口腔内の健康、ひいては全身の健康を維持していくためには、プロのケアに加えて患者自身の意識向上が不可欠だと考えられる中、「デンタルクリニック江戸川橋」の小川理栄院長は、治療の記録を共有し、患者の自覚を促す独自のツールとして「お口の健康手帳」を作成している。検査結果や治療経過などをファイリングし、自宅でもチェックできるようにしている。患者が自分の口の健康に興味と責任を持ち、歯科医院に通う意味を理解することが自宅での適切なケアと継続的な通院につながると話す小川院長に「お口の健康手帳」について詳しく聞いた。

(取材日2022年5月17日)

患者が自身の口腔内に興味と責任を持てるようにすべての情報を共有。適切なケアと通院の継続につなげる

Q「お口の健康手帳」が作られた経緯について教えてください。
A
デンタルクリニック江戸川橋 手帳について語る小川院長

▲手帳について語る小川院長

お口の健康を保つには、クリニックでのケアに加えて患者さんご自身のセルフケアが欠かせません。ところが、口腔内は見えにくく、自分で状態が把握しづらいことから、プロ任せにしてしまう人が少なくないのです。根本的な改善を図り再発を防ぐためには、「なぜ治療を要する状態になったのか」「どうすれば改善できるのか」を患者さんにも知ってもらい、自分のお口の中に興味と責任を持ってもらう必要があります。そこで、病気になる前の段階からしっかり予防する「未病先防」の意識を持っていただくことを最大の目的とし、虫歯のある場所や治療前後の写真など、客観的にお口の中の現状を把握できる資料を「お口の健康手帳」としてまとめています。

Q「お口の健康手帳」はどのように作成するのですか?
A
デンタルクリニック江戸川橋 口腔内の写真を撮影する様子

▲口腔内の写真を撮影する様子

当院では、患者さんのバックボーンや、これまで歯科診療に抱いてきた印象などをカウンセリングで伺った後、エックス線撮影や口腔内の細菌検査、体全体のゆがみチェックなどを行って診療に移ります。「お口の健康手帳」には、こうした検査の結果や、治療前の写真、治療する箇所など一般的には歯科医院のみがカルテとして持っている情報を共有資料としてファイリングしています。当院で歯科治療を行うすべての人を対象にお作りしており、治療途中でお見せすることもあれば、ご自宅で通院の意味やケアすべき箇所を自覚してもらえるように、治療を終えたらお渡しして、次回の診療時にまた持ってきていただくこともあります。

Q実際の活用方法について教えてください。
A
デンタルクリニック江戸川橋 カウンセリング室ではケアの仕方や治療について説明する

▲カウンセリング室ではケアの仕方や治療について説明する

虫歯がどこにあって、どんな治療をし、今どういう状態にあるのかを視覚的に把握していただくことで、予防やメンテナンスのモチベーションアップに役立てています。当院では、一人ひとりに歯科衛生士がつき、「人間同士のお付き合い」を意識した親身かつ丁寧なメンテナンスを行っています。「お口の健康手帳」が、その際のコミュニケーションツールになることも多いですね。また、手帳の唾液チェックの結果を表すページを色分けし、受付横に置いているケア用品のカードの色とリンクさせることで、自分に必要なケア用品がわかる工夫もしています。ご相談いただければケア用品の紹介もしていますので、お気軽にお声がけください。

Q患者さんの意識に変化は見られますか?
A
デンタルクリニック江戸川橋 一人ひとりに合ったケア用品の提案も

▲一人ひとりに合ったケア用品の提案も

当院では、本来歯科衛生士が読み取っている検査結果やエックス線画像の読み方を患者さんにレクチャーしています。読み方の基本を覚えていただければ、ご自身でどこに問題があるかを見つけられるようになったり、転勤などで別の歯科医院に通うことになっても、過剰な治療をされてしまうリスクを減らしたりすることにつながります。自分の頭で認めて納得して治していく病気と、さっぱりわからないまま気づいたら治っていたというのでは治療に対する姿勢も違いますし、自分のことなのに任せっきりなのは良くないですよね。一般論の話は頭に残らなくても、皆さん自分に関係することは一生懸命に覚えようとされるのではないかと思います。

Q治療中にもカウンセリングを行うのはなぜですか?
A
デンタルクリニック江戸川橋 口腔のケア、メンテナンスの大切さを伝えていく

▲口腔のケア、メンテナンスの大切さを伝えていく

どうしても治療の回数が多くなってくると、最初は高かったモチベーションが下がってしまいます。そこで、患者さんが治療に飽きたり、意味を感じなくなったりしているのではないかと判断したときには、その時点で画像を撮り、初回からそこまでの過程をお見せして、もう一度ゴールのお話をするようにしています。ここからゴールに行くには何が必要かを患者さんとともに考え、もう一度モチベーションを持ち直してゴールをめざします。1回の診療でできることには限りがあり、重症な人ほど治療時間がかかってしまいますが、途中で諦めてほしくはないので、治療途中で必要だと思えば何度でもその話をするようにしています。

ドクターからのメッセージ

小川 理栄院長

「お口の健康手帳」は、さまざまな検査データと治療の経過を患者さんごとにファイリングしたイラストつきの診断書のようなものです。磨き残しが多い場所や、虫歯になってしまった場所、歯周ポケットの状態などが見てすぐわかるので、治療の前後や、歯磨き指導を受けた後などにチェックしてみてください。お手入れの成果が目に見えてわかれば、自宅でのケアを継続するモチベーションにもつながると思います。また、生活や心境に変化があり、お手入れに気持ちが乗っていないと感じたときには、お話しする時間を取って、その人に合ったペースで進めていくようにしています。手帳を活用して、お口の健康と全身の健康を守っていきましょう。

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