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福本歯科医院

福本歯科医院

福本千枝子院長

医療トピックス

歯周病治療と矯正を組み合わせ
より精度の高い口腔管理をめざす

福本歯科医院

保険診療

自由診療

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歯周病は、歯の汚れや歯垢中の細菌が原因で進行する炎症性疾患。成人が歯を失う原因のトップにもなっている。近年、糖尿病や心臓病、脳血管障害や動脈硬化など、さまざまな身体疾患との関連性も明らかになってきており、治療の重要性が注目されている歯科疾患だ。歯周病治療を専門とする「福本歯科医院」の福本千枝子院長が提唱するのは、歯周病治療と矯正のコラボレーション。大学病院で矯正治療に専念する娘の福本葵先生が同院の診療に加わったことで治療の幅がさらに広がり、精度重視の口腔管理が行える環境が整った。歯周病治療と矯正をどのように組み合わせるのか、そして、それが患者にどのようなメリットをもたらすか、福本院長に詳しく解説してもらった。(取材日2019年4月9日)

部分矯正を取り入れ、患者ニーズに対応した歯周病治療と口腔内管理を提供

同院における歯周病治療の流れを教えてください。

1 ▲治療の流れを丁寧に説明し患者の不安を軽減 まず、エックス線写真を撮らせていただき、かなり細かく情報解析をします。歯周ポケットの深さの測定や出血の有無など、ガイドラインで決められたいくつかのチェックポイントをすべて記録。自由診療になりますが、必要があると感じた患者さんに対しては、歯周病菌の中の悪玉菌を簡単に検出できるキットを使った検査も行います。基本的に、最初の段階では保険適用の検査を行い、診断後は歯ブラシの指導になります。患者さんとよくお話をして、その方の歯ブラシに対する取り組み方や意識、力加減なども加味して、適切な歯ブラシや歯磨き粉をご提案させていただくこともあります。その後、初期治療へと移行します。

初期治療の内容はどのようなものですか?

2 ▲患者のニーズに合わせた治療を提供する 初期治療では、まず口の中の細菌の数を減らすことを目標としています。軽く汚れを取るだけでも細菌の数は相当減りますから、それだけで状況が変わる患者さんもいらっしゃいます。繰り返し歯周病の変化が起きている場所に関しては、何度もスケーリングを行って歯石を除去し、歯の表面をさまざまな材料で磨き上げてから、フッ素を塗布して虫歯を予防します。自分の体が回復してくる力を味方につけて、歯周組織の回復を図るということですね。初期治療後は再び検査を行い経過を確認。その後は管理に入ります。患者さんによって1ヵ月に1度、3ヵ月に1度と定期的に来院していただくかたちになります。

歯周病治療と矯正治療はどのようなつながりがあるのですか?

3 ▲親子二人三脚でよりよい歯科治療の実現へ 歯周病の原因は、歯周病の原因菌に感染することと、噛み合わせの力にあります。噛み合わせの不具合によってある特定の場所にばかり力がかかると、その箇所では歯周病が進みやすくなりますから、力が均等にかかるようにすることで、汚れがたまりにくい状態にしていきます。つまり、良い噛み合わせは、歯周病にかかりにくく、管理しやすいというわけです。MTM(マイナー・トゥース・ムーブメント)と呼ばれる部分矯正はその方法の一つです。ただ、歯周病で悪くなった歯に矯正を施すと、逆に歯がグラグラになってしまうこともあるので、矯正治療とのコラボレーションは診断が特に難しい部分といえます。

長く健康な歯を維持するためのアドバイスをお願いします。

4 ▲歯科治療では患者とのコミュニケーションがなによりも大事と語る 定期的な受診にかなうものはありません。治療に必要な時間もお金も歯も、患者さんが失うものは何一つありませんから、定期的な受診が一番だと思います。口腔環境が改善してくれば、歯科医師よりも患者さんのほうが良い状態を保つことに積極的になれると思います。ですから、患者さんも相性の良い先生を見つけて、その先生と一緒に自分の健康を守る歯を大事にしていくのがいいのではないでしょうか。当院では、歯科治療や抜歯の必要のある患者さんに対して治療の組み合わせや順番をご提案するなど、しっかりと話をすることを心がけています。歯の治療や管理は、どれぐらい歯科医師と患者さんの心が通じ合うかが大事だと思いますね。

料金の目安

部分矯正/15万円~ 歯周病菌の検査/3000円

ドクターからのメッセージ

福本千枝子院長

当院では多角的な視点で見た上での判断を重視しており、診断に悩んだり迷いがあるときは患者さんに正直に申し上げて、こちらからセカンドオピニオンを提案しています。患者さんに専門の先生を紹介してセカンドオピニオンを受けていただくのですが、どうしても必要な場合は私が一緒について行くこともあります。私の診断の迷いに対し、その先生からも意見をいただいて決める。矯正の先生も診断の意見をもらう良きアドバイザーです。国立病院で有病者専門の治療を行っている夫と、大学病院で矯正治療に従事する娘、そして私自身のネットワークを駆使し、小さい規模ではありますがチーム医療の一端を担う気持ちで取り組んでいます。

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