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歯科技工士の技術が成果を左右
連携強化でより高度な審美治療を

エムデンタルオフィス

(港区/神谷町駅)

最終更新日:2023/07/19

エムデンタルオフィス 歯科技工士の技術が成果を左右 連携強化でより高度な審美治療を エムデンタルオフィス 歯科技工士の技術が成果を左右 連携強化でより高度な審美治療を
  • 自由診療

欠損した歯の機能や形を回復し、美しく健康的な口元に整える審美治療。自由診療を含めて豊富な治療法があるが、その精度は義歯を製作する歯科技工士のスキルにかかっている。「エムデンタルオフィス」の水島牧子院長は、より質の高い審美治療を提供するために、開業1年後に歯科技工士の内海賢二氏との連携をスタート。内海氏は、日本のセラミスト養成所で学んだ後、28歳で今日の審美歯科治療をけん引してきた歯科技工士であるウィリー・ゲラー氏が主宰するスイスのラボ(歯科技工所)で3年間研鑽を積んだ経歴を持つ。そんな水島院長が厚い信頼を寄せる内海氏と連携して行う「チーム医療」が生み出すメリットは何か、その詳細を紹介する。

(取材日2016年12月29日)

海外で経験を積んだ歯科技工士のスキルと情熱が生む、自然で健康的、そして自信にあふれる笑顔

Qまず「チーム医療」における歯科技工士の役割を教えてください。
A
エムデンタルオフィス 世界的に有名なラボで研鑽を積み、その技術には定評のある内海氏

▲世界的に有名なラボで研鑽を積み、その技術には定評のある内海氏

【水島院長】当院では審美治療のみならず、各分野の専門の先生や歯科技工士と連携して、より精度の高い歯科治療を提供しています。そんな中、内海さんとは開業1年後から一緒に患者さんの笑顔を追求してきました。内海さんと連携して進める審美治療は、私が全体を監修しつつ、素材選びなどテクニカルな面では補綴の専門家である内海さんと相談を重ねながら患者さんの満足度の高い治療をめざし、方針を決めています。内海さんは、世界的に著名な歯科技工士であるウィリ・ゲラー氏のラボで数年研鑽を積まれ、優秀な歯科技工士たちと切磋琢磨して磨かれた技術はもちろんのこと、彼の審美的センスもすばらしく、とても信頼できる方です。

Q患者さんが来院可能なラボを設立されたのは、なぜですか?
A
エムデンタルオフィス 患者が来院できる環境のラボは、今現在日本でも4軒のみだという

▲患者が来院できる環境のラボは、今現在日本でも4軒のみだという

【内海氏】多くの場合、歯科技工士が患者さんのお口を見ることはなく、そのような形式のラボも日本にはあまり存在しません。一方、スイスのラボの歯科技工士たちは“患者さんと直接話し、治療後の顔や唇、笑顔をイメージできなければ本当に満足のいくものは作れない”と信じて実践しています。私はこの信念の下、日本で「Oral design KEN Dental laboratory」を設立しました。ラボの中は特殊な照明で光を調節し、いつも同じ環境で物を見られるようにしています。それによって、このラボで患者さんからお好みの色をお聞きしつつ色や形をご提案しながら、ご納得いただける技工物を仕上げることが可能となります。

Q技工物を製作する上で特にこだわっていることはありますか?
A
エムデンタルオフィス 時間をかけてカウンセリングを行い、ベストな色を突き詰めていく

▲時間をかけてカウンセリングを行い、ベストな色を突き詰めていく

【内海氏】僕の専門であるセラミックスは一般的に3色で色を作りますが、僕は15~20色を使います。この多色築成という方法でなければ、日常生活に溶け込む自然な色が出せないからです。プロとして自分が納得できないものを患者さんの口に入れたくはありません。また使用する素材も、それぞれの特性や患者さんの口腔内の状況を踏まえながら、水島院長と相談してふさわしいものを選んでいます。さらに、技工物の設計や削り出しを担う歯科用CAD/CAMシステムの導入により、診療から技工物の完成までをラボで完結できるようにもなりました。機械と人間の手、それぞれの良さを生かすことで、より精度の高いものを製作できると考えています。

Q患者さんがラボを直接訪れるメリットについて教えてください。
A
エムデンタルオフィス 患者が心地よく過ごせるよう、技工所は常に清潔に保たれている

▲患者が心地よく過ごせるよう、技工所は常に清潔に保たれている

【内海氏】技工物についての理解が深まることです。お口にどんなものが入るかわかっているのと、未知のものをセットされるのとでは、患者さんの受け止め方がまったく違ってきます。また技工物は歯科技工士のスキルによって質が左右されますから、ご自身の歯についてはもちろん、僕らがどれだけのことができるのかを知っていただけるのもメリットですね。 【水島院長】ご希望の色や形が可能か作ってくださる歯科技工士に直接質問できる点ですね。私の前では本音が言いづらい患者さんでも、内海さんであればリラックスできて、ご希望を素直に伝えられるということもあるんですよ。ここがチーム医療のメリットでもあると思います。

Qお互いに連携していく中で、気を付けていることはありますか?
A
エムデンタルオフィス 技工士と意思疎通が図りやすいからこそより良いものが提供できる

▲技工士と意思疎通が図りやすいからこそより良いものが提供できる

【水島院長】ラボへお越しいただけない患者さんの場合、型取り、写真、そして患者さんのご希望をできる限り忠実に内海さんに伝えることを意識しています。患者さんの実際のご希望と内海さんの認識がずれないように、いつも以上に慎重に患者さんのニーズをくみ取り、内海さんへお伝えしています。 【内海氏】水島院長と同じゴールを共有することです。連携する上で重要なのは方向性で、水島院長と僕と患者さんの方向性が一致していないと、患者さんに納得いただけるものはできあがりません。水島院長ときちんと話し合って患者さんのご希望を正確に理解し、同じゴールを共有することがチーム医療のあるべき姿だと考えています。

ドクターからのメッセージ

水島 牧子院長

審美歯科においては、最終的に入れる歯の嚙み合わせだけではなく、その色や形なども患者さんの満足度に直結します。これは言い換えれば、歯科技工士の技術も患者さんの満足度に影響するということです。そのため当院では、私と内海さんが密にコミュニケーションを取って治療を進めています。患者さんの技工物に対するご希望はもちろん、周りの歯の状況なども踏まえなければならないからです。もちろん手間はかかりますが、こうした努力こそが健康と美しさを生むと私は信じています。皆さんに当院の審美治療を知っていただき、もっと健康に、美しく、すてきな笑顔を手にできる道があることを知っていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オールセラミック(Oral design KEN Dental laboratory 製)16万円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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