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水島牧子 院長の独自取材記事

エムデンタルオフィス

(港区/神谷町駅)

最終更新日:2020/04/01

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東京メトロ日比谷線神谷町駅から徒歩約3分。各国大使館やホテル、オフィスビルの建ち並ぶこの場所に2003年に開業した「エムデンタルオフィス」は水島牧子院長と歯科衛生士で運営している。こじんまりとした空間はモノトーンの内装でまとめられ、静かで穏やかな空気の流れるサロンのようなだ。患者の旅行みやげや開業時に贈られた小物や置き物、院長が収集したアート作品が品良く飾られた待合室では、これから歯科治療を受けるとは思えないほど穏やかな気持ちで過ごせる。専門医と連携するチーム医療と、「Change your smile」を合言葉に掲げて患者の人生に重要な役割を果たす審美歯科治療を特色とする同院。一人ひとりの患者にしっかり向き合っていきたいと語る院長に、診療にかける思いを聞いた。
(取材日2015年3月20日)

働く人のお口の健康のために。プライベート感覚で通える歯科医院

院内の落ち着いた雰囲気が印象的ですね。

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私が子どもの頃に通っていた矯正歯科はアメリカの教会が運営しているクリニックで、その待合室が病院と言うよりは家の応接間みたいな、とてもアットホームな空間だったんです。そんな雰囲気にしてほしいとデザイナーさんにリクエストしました。歯科医院ではなくてお友達の家に遊びに行くような、プライベートな感覚で通えるような場所にしたかったんです。デザイナーさんはもともとは飲食店やサロンをプロデュースされていてクリニックのデザインはしたことがないという方だったのですが、逆に型にはまらずに提案していただけたのがありがたかったですね。

開業されたきっかけを教えてください。

勤務医時代に1日何十人もの患者さんを治療するクリニックに勤務していました。そういった環境だと患者さん一人ひとりのお口の中は覚えていても、どんな方だったのかまでは覚えていられないんです。規模は小さくても、もっと患者さんと向き合える診療がしたいと思ったのが開業を志したきっかけです。この場所を選んだのは周りに会社が多く、そこに勤務されている方が通いやすいと思ったからです。勤務医時代に、会社を退職して60代70代になってから食事に困ったり大きなトラブルを抱えて来院される患者さんを見ていて、若いときからのケアの重要性を痛感していました。まだ若いうちからじっくりと治療に取り組んだり、先々長くお付き合いできるようなクリニックを目指したんです。

どんなお悩みで来られる患者さんが多いのでしょうか?

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最初は歯が痛い、つめ物やかぶせ物が外れた、歯ぐきが腫れたといった主訴をお持ちの方がほとんどですが、調べてみると主訴以外でお口の中全体に問題のある方が多いのです。主訴の治療を続けるうちに、実はもっと歯をキレイにしたいと思っていたとか、この年齢になっても矯正できるなんて知らなかったという方が審美的な治療や矯正治療などに進む場合もあります。最初はあまりお口の健康に関心のなかった方が興味を持ってくれるようになるととてもうれしいですね。

質の高いチーム医療と人生を変える審美歯科に力を注ぐ

チーム医療に取り組まれていると伺いました。

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はい。開業した直後にアメリカの学会に参加したときに知って、こんなやり方があるのかと驚きました。現在、各分野で活躍中の専門医の先生3人及び技工士と連携し、治療の内容や患者さんのご希望によって一部を専門医に担当していただく方式を採っています。他院をご紹介する形になるので患者さんには多少負担をお掛けすることになりますが、それでも診断の段階から他の先生方とディスカッションすることでより精度の高い診療を提供できるようになりますし、それぞれの専門性を生かしながらひとりの患者さんをフォローしていけるのは長い目で見ても患者さんのメリットになると思うんです。

審美的な歯科治療に力を入れられているのですね。

これもそのアメリカの学会で衝撃を受けたのがきっかけです。学会で発表していたグループの代表で、審美歯科のパイオニアであるゴールドステイン先生とお話しさせていただく中で、その思いはさらに強くなりました。審美といえば「ホワイトニングで歯を白く」みたいなイメージが一般的ですが、先生いわく、「健康な歯ぐきと歯があって、よく噛めて、それを一番最後に整える審美は最終ゴールなんだよ」と。そして、「審美歯科においては表面を白くするのはひとつのパートに過ぎず、患者さん一人ひとりに良い顔のバランスがあって、美しいスマイルがある。そこをめざすことが重要なんだよ」とおっしゃっていて。そこで審美歯科の重要性に気付かされました。

確かに、審美歯科についての考え方が変わりますね。

ゴールドステイン先生からは診療に臨む姿勢も教えていただきました。先生の診療室に見学に行ったときに、診療に関しましては、プロとして当然のことかもしれませんが、細かなところまで厳しい目をもって治療にあたられていました。でもそれ以外の時は、ご家族のことを訊ねたり、フレンドリーな雰囲気でお話しているんですね。先生のタイトルにもなっているのですが「Change your smile」という言葉があります。審美歯科とは歯だけをキレイにするのではなくて笑顔を改善するのが目的だよ、という意味なのです。人は病気を抱えていたり、ストレスがあっては笑顔にはなれません。歯や歯ぐきなどお口の中だけを診るのではなく、主治医として患者さんを診るというのが先生の考え方なんだと思います。私もそんな医師になりたいと思っています。

とても素晴らしい考え方だと思います。

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素敵な笑顔になるためには歯並びがとても重要で、見た目が変わると自信が持てるし、大げさと思われるかもしれませんが人生も変えられるんです。当院の患者さんで、とても魅力的なのに残念ながら歯並びが悪い女性の方がいらっしゃいました。今までの歯科医院では治せないと言われていたのが、詳しく調べてみたら矯正できることがわかったんです。すると、実際に治療を始める前なのに見違えるくらい表情が明るくなって。キレイな歯並びというのはそれだけ人に強い影響を及ぼすんだと改めて実感した出来事でした。

これまでの出会いを大切に、笑顔づくりの手伝いを続けたい

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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祖父が医師をしていたのですが、実は子どもの頃は全く考えになくて……。本を読んだり絵を鑑賞したりするのが大好きだったので、文学を研究したりアートを楽しめるような職業に就ければいいな、と思っていたんです。ただ、いざ受験となったときに、やはり手に職をつけられる職業の方がいいのではないかと両親からアドバイスを受けまして。そこで祖父が医師でもあり、愛読家でもあったこと思い出して、働きながらでもそういう趣味を楽しめるならいいな、女性が結婚して子育てをしながらでも続けられるのは歯科かな、と。今にして思えば安直な考え方でしたけど。祖父はずっと現役で、高齢になるまでは猛烈に働いていたようですし(笑)。結果として審美歯科というのは芸術的な側面もありますし、細かい作業をやり続けるのが好きだったので、この道を選んで良かったと振り返っています。

お休みの日はどんなふうに過ごされていますか?

休日に限らずですが、最近、身体のケアに興味を持つようになりました。歯科医師は肩こりや腰痛が職業病みたいなところがあり、私も痛み止めが手放せないくらいの状態だったのです。スポーツドクターの知人に勧められたエクササイズで調子が良くなったんです。そのドクターに、若いうちからきちんとケアすることで歳を重ねても丈夫でいられるんだよと言われたときに、私が普段患者さんに言っているのと同じだ、と気付きました。ふとしたきっかけで、生活の質がこんなにも向上するのか、と身を持って体験しましたね。今でもエクササイズは欠かしません。

今後どんなふうに活動を続けていかれたいですか。

まずは一人ひとりの患者さんにしっかり向き合って、本当に必要とされる診療を続けることですね。それから、今後もこれまでと同様に、積極的に興味ある国内外の学会や講習会に参加して、新しい情報等得て、精査し、基本を大切に診療にあたりたいと思います。チーム医療とは、自分の専門外は勉強しなくて良いということではありません。主治医である私の診査診断や患者さんとの信頼関係ができていないと専門医とのチーム医療の成果も十分に発揮出来ませんから。これまで、ゴールドスタイン先生やチームの先生方をはじめ、たくさんの出会いがあり、皆さんに協力してもらって診療を続けてこれました。今後もその出会いで得た経験を患者さんの利益のために生かしていくつもりです。

読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

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女性のみならず男性も含めてですが、欧米の方から日本人の歯、スマイルに対する意識の低さを驚かることが多いのです。一概に欧米のスタンダートが良いとは限りませんが、スマイルの美しさ、歯やお口の健康に関しては一理あると思います。審美治療は手間もコストもかかってしまう場合が多いのですが、それによって得られるメリットは大きい。これからも素敵な笑顔づくりのお手伝いやお口の健康を守るための情報発信を続けていきたいと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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