山王クリニック品川

山王クリニック品川

山王 直子院長
頼れるドクター掲載中

25372 %e5%b1%b1%e7%8e%8b%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%8b%e3%83%83%e3%82%af

品川駅港南口に広がるデッキから直結する品川イーストワンタワーの3階に「山王クリニック品川」はある。クリニックに入ると間接照明を用いて頭痛の患者に配慮した待合室が出迎えてくれる。周辺には高層のオフィスビルが華やかに立ち並ぶが、院内は落ち着く雰囲気だ。院長の山王直子先生は小柄ながら、ハキハキとした優しいオーラの持ち主。長年通う患者から手作りのフェルトを使ったぬいぐるみや、手編みレースの敷物などをもらうこともあるという。著書をはじめメディアでの露出も多い先生に、その経験を生かして行っている診療や発信している思いについて語ってもらった。
(取材日2018年8月20日)

脳は、その人そのもの。神秘的な美しさに惹かれて

―脳神経外科で女性のドクターは珍しいのではないでしょうか。

そうですね、医局でも女性用の更衣室はありませんでした。緊急手術も多く、時間的拘束の負担が大きい科です。今は女性も増えてきていますが、それでも少数派です。私も、入学当初はいわゆる開業医のお医者さんのイメージから、内科か小児科に進むのかなと思っていました。ですが、いろいろな科の勉強をする中で、脳を見たときに、その美しさに魅了されてしまったんです。頭蓋骨を開けると、硬膜というろ紙のような硬さの白い膜があります。それの下の薄いくも膜を切り開くと、透明な髄液に白子のような脳が浮いているんですね。その様子が、私の美意識にピタリとはまってしまいました(笑)。また、外科では自分の手で実際に手術を行って患者さんを治すという直接的なところがあり、それが性分に合っていたと思います。

―手術を数多く行われていたのですね。

病院に勤めていた20年弱の間に、脳の手術は数多く行ってきました。また、アメリカに留学して脳下垂体の研究で博士号を取得し、現場では、ERなど救急救命センターが今のように一般的になるまでは脳神経外科がその役割を担っていましたから、救急車が到着すると走っていって……というのが日常でもありました。一人でも多くの命を助けたい一心でしたが、脳疾患で倒れた時点でかなりの率で重い後遺症を覚悟せねばならないのも事実でした。運び込まれると同時にご家族に、治療後のリハビリテーションのための転院についてや、そのリハビリも最初の3ヵ月が肝心であとは回復もあまり見込めないことなど、現実を突きつけるようなご説明をしなくてはなりません。当初は命だけでも何とか助けてとおっしゃるご家族が、半年、1年とたつにつれ疲弊されていくのも数多く見てきました。

―脳神経外科の病院での医療に限界を感じられたわけですね。

人間の体は不思議なもので、肝臓や肺は取ってしまっても他の臓器が代わりをできるんです。けれど、脳だけは替えのきかない、かけがえのない存在です。それに、人の心と言いますが、実際にその方の人となりを形成しているのは脳。その人そのものだから、脳を損傷してしまうとその人らしさが損なわれてしまうことが少なくないんです。そういう悲劇に至らせないためにも、予防医学を前面に行っていきたいと思い、2004年に開業をしました。

標榜の診療科目を同じ行政区・駅で探す



Access