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小澤 安則 院長の独自取材記事

虎の門小澤クリニック

(港区/内幸町駅)

最終更新日:2020/01/22

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内幸町や虎ノ門、新橋、霞ヶ関の各駅から徒歩数分のオフィス街にあるのが「虎の門小澤クリニック」。町の雰囲気とマッチし洗練された雰囲気の院内が印象的。同院の小澤安則院長は、虎の門病院内分泌代謝科の部長を長年務めたベテラン医師。同院でもその豊富な経験を生かしながら、糖尿病や脂質異常症、高尿酸血症、メタボリックシンドロームなどの代謝疾患や、甲状腺・下垂体・副腎、その他の内分泌疾患などの専門的な診療に加え、内科一般を幅広く診療している。「医療は患者さんとの共同作業。治すのは患者さんで、医師はそのお手伝い。そのために信頼関係が大切」と話す小澤院長に、同院の特徴やこれまでの歩み、医学への思いなどを聞いた。
(取材日2019年10月26日)

豊富な経験を生かした内分泌代謝疾患の専門的な診療

クリニックの特徴を教えていただけますか?

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私は日本内科学会総合内科専門医と日本内分泌学会内分泌代謝科専門医であり、当院では、私の専門である内分泌代謝疾患を中心に、内科全般の診療を行っています。内分泌疾患とは、甲状腺、副腎、下垂体、副甲状腺などの病気で、代謝疾患とは糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドローム、高血圧症、高尿酸血症、痛風などのことで、内分泌代謝領域は、多種多様であるのが特徴です。来られている患者さんは、内分泌代謝疾患の方がほとんどで、風邪をひいたなどの人は、ほとんど来ないですね。年齢層は、小学生から90代以上まで幅広く、関東地方全体をはじめ、金沢や福島、岩手、山口などの遠方からもおみえになります。遠方の方には、近くの病院を紹介することもしていますが、それでも「こちらがいい」と通院される方や、海外に駐在していて、半年や1年に一度、チェックに来られる方もいます。

クリニックのシンボルマークに、込められた思いがあるそうですね。

当院のシンボルマークは、ある有名な写真芸術のデザイン会社の方に作っていただきました。3つの輪が組み合わさったデザインで、一番外の輪は医学、2番目の輪は医療、3番目の輪は患者さんを表しています。医学は学問であり、医療は学問に根差した実践です。つまり、医学がないがしろにされると医療が成り立たないというのが私のフィロソフィーであり、科学的な根拠をもとにステップを踏んで考えるという正しい医療の実践を大切にしています。そして、この2つの輪の恩恵を受けるのは中央にいる患者さんです。両手をあげて万歳しているように見えるのは「病気が治り、心身が元気になった」という喜びを表現しています。

虎の門病院との病診連携は、どのようにされていますか?

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現在も月に数回、虎の門病院で外来を受け持ち、「虎の門病院医師ネットワーク」にも入っていて、データもオンラインで共有するなど虎の門病院と緊密に連携しています。いわば、虎の門病院の外来の一部を当院で行っているという感じですね。MRIやCTなど大きな機械が必要な検査は当院から直接予約を取れます。さらに、虎の門病院とは医師の交流も行われており、現在も内分泌代謝科医長が非常勤で当院に来ています。また、東京大学医学部附属病院糖尿病・代謝内科の医師にも週に一度、来ていただいていますが、2人とも大ベテランで、基礎研究に根差した臨床を実践している医師で、私のめざす理想の医師像と合致しています。ほかに当院は、聖路加国際病院、東京大学医学部附属病院などの登録医でもあります。

患者と医師の信頼関係と共同作業が医療の本質

診療する上で大切にしていることは何ですか?

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正しい医療、内容のしっかりした診療をするということが一番大切なことでしょう。限られた診療時間ですから、本質に迫るべき時は問診でも切り込まなくてはいけません。切り込まれてうろたえる患者さんもいますが、「必要だから聞かれたんだな」「今度はしっかり答えよう」と大抵は納得してお帰りになります。そして私は、患者さんとの共同作業を重視しています。それが医療の本質だからです。病気を治すのは患者さんで、医師はそのお手伝いをしている。そのためには、患者さんが医師を信頼し、医師が患者さんをよく理解しリスペクトするという両方がないことには、正しい医療は成り立ちません。そして、患者さんへ何かをしてもらうときは、しっかり伝わるように、重みづけを行って話すことですね。してもらいたいことが10あれば、1番目に大切なことは何か、2番目に大切なことは何かを考えて的確にお伝えするようにしています。

先生は、なぜ医師を志したのですか?

郷里は富山ですが、長崎で過ごした小中学生時代や静岡高校での教育の影響が大きいと感じます。江戸時代から富山で13代続いている医師の家系の生まれで、父は基礎医学の研究者で、兄も医師、母は歌人で随筆家です。医師を志したきっかけは、実は私もはっきりと覚えていないのですが、小学2〜3年生の頃から、自分は医師になると思い込んでいたようです。そして、1969年に群馬大学医学部を卒業後、虎の門病院で内科の医師としての研修を5年受けました。内科を選んだのは、論理的で理屈が通っているところが、学問として最も面白いと感じたからです。私が特に興味を持ったのは、内分泌、血液学で、神経にも興味がありました。

虎の門病院時代は、アメリカ留学もされていますね。

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私が、内分泌代謝を専門として道を歩みはじめたのは、虎の門病院に紫芝良昌先生という内分泌代謝を専門とする先生がいらしたからです。その先生は、私が「あれやりたい、これやりたい」と言うと、いつもサポートしてくださいました。実際に、1976年から2年間、カリフォルニア大学UCLAにフェロー、そして、虎の門病院内分泌代謝科主任医員となった後の1986年から1年間、ミネソタ大学UOM医学部に客員研究員と、特例で2度もアメリカの大学に留学をさせていただきました。留学先のボスには、このまま残れと引き留められましたが、虎の門病院の院長には「必ず帰って来てください」と何度も念を押されていましたから、病院に戻り、以来虎の門病院一筋で働いてきました。紫芝先生の後を受けて内分泌代謝科部長を務め、その間、東京大学大学院非常勤講師、岩手医科大学非常勤講師、冲中記念成人病研究所主任研究員なども兼任してきました。

休日は乗馬でリフレッシュ

そして、2006年に開業したのですね。

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開業前は、30年あまり勤めた虎の門病院を定年退職して、経済産業省で診療所長を務めていました。虎の門病院での外来や、大学の非常勤講師も兼務しながら、医師としてこれからどうするかを考えていたんです。そんな時に、当院がある虎ノ門法曹ビルの関係者から「クリニックを開業しませんか?」とのお誘いを受けたのです。新しいビルを建てるにあたり、医療エリアをつくりたいということでした。それで、当時の虎の門病院の山口徹院長に相談すると、「小澤先生が決断するなら全面的にバックアップするよ」と言っていただき、それまでの経験を生かして、より良い医療、自分の納得のいく医療を行いたいと考え、開業を決意したのです。

どのようにリフレッシュしていますか?

健康管理には神経を使っています。万が一でも私が病気やけがをしたら、当院の患者さんが困ってしまいますからね。通勤で乗っていた自転車やスキーも、けがをしないようにと、やめました。でも、趣味の乗馬だけはやめられませんね。大学時代は馬術部で、それから30年くらいは行っていなかったのですが、10年ほど前から再開したのです。乗馬は最高のリフレッシュになりますし、きちんとしていればけがをすることもほとんどありません。休日には、妻と一緒に軽井沢へ行き、乗馬を楽しんでいます。それと音楽、特にクラッシックは日々欠かせませんね。院内にも流していますが、バックグラウンドミュージックとして楽しんでいます。

最後にこれからの展望をお教えいただけますか?

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まずは、しっかり真面目に診療を行っていれば、患者さんがそれを評価して、信頼してくれると思っていますから、それを地道に続けていくことですね。それと、医療レベルのアップと維持です。勉強をしないと、努力をしないとレベルが必ず落ちていくことは、歴然としています。そして、それができるのは、自分の体が健康であり、家族が健康であることが必要です。また、虎の門病院との連携をさらに緊密にしていくことなども大切だと思います。虎の門病院は新しい建物に生まれかわり、さらに充実してきました。それらのことを大切にしながら、これからもしっかりとした診療に取り組んでいきたいですね。

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