ナカダデンタルクリニック

ナカダデンタルクリニック

中田政博 院長

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地下鉄東京メトロ六本木1丁目駅から徒歩1分。「ナカダデンタルクリニック」は、アークヒルズの愛称で知られるアーク森ビル3階で20年以上診療を続けている。院長の中田政博先生は開業前も日比谷で勤務、都心で働く人たちの歯科医療に長年携わってきた。患者に治療方法の選択を委ねるためインフォームドコンセントに力を入れるとともに、患者に不安を与えない治療を心がけている。明るく楽しく気配りの行き届いた診療は、中田先生が個人的に携わっている他業種の接客業で自ら働いて得たノウハウに基づいている。外国人の患者も多い場所柄、英会話での治療も可能だ。クリニックに中田先生を訪ね、診療スタンスや子ども時代など、盛り沢山に話を聞いた。
(取材日2014年8月28日)

常に最新の知識を蓄え、患者へのインフォームドコンセントを大切に

―開業のいきさつを教えてください。

開業は1992年の10月で、アークヒルズ5周年の年でした。それまで僕は勤務歯科医で、日比谷の個人歯科医院で働いていました。そろそろ独り立ちしてみようか、どこかで院長をやらせてもらえたらいいなと思っていたのですが、この時点ではまさか自分が開業するとは思っていなかったんです。当時、知り合ったばかりの人間関係や友人を介して、たまたまアークヒルズの物件が空きそうだがどうかというお話を頂いて、じゃあやってみようかということになりました。もともと2階フロアにあったのですが、その後森ビルサイドの意向で医療関係は3階に集中することになり、移転の際に今の内装に変えました。2階は外が見える場所だったのですがここは見えないので、内装は明るくして緑を中心に赤色を使わないことにこだわりました。外科や歯科は赤を使ってはいけないと僕は思っているんです。血の色に直結し患者さんに警戒感を持たせ、患者さんが緊張してしまいますから。

―どのような患者さんが多く見えますか。

20代から60代くらいで成人が95%、男女比は同じくらいですね。オフィス街ですので子どもの患者さんは少ないです。外国人の患者さんも多くて、開業から5年くらいは約4割の患者さんが外国の方だったんですよ。保険制度の違いで、日本にいるうちに治療をと考えられるようです。言葉が通じないということに、当初は僕もスタッフも右往左往で仕事になりませんでしたが、「なにくそ」と思って英会話の先生を招き週に2回の院内研修を行い、歯科の患者さんのための英会話を身につける努力をしてきました。今は、留学歴があって英会話の非常に上手なスタッフもいるので安心しています。それまでは外国人の患者さんが来ると、スタッフみんなが僕を「先生……」って目で見るのが切なかったです(笑)。でもその時の苦労ゆえに、今では外国人の患者さんにも躊躇することなく堂々と、ある程度までは会話する自信をつけることができました。

―診療スタンスを教えてください。

ここ港区は「デンタルIQ」が高い地域で、歯の知識が多い患者さんがよく来院されます。僕らに丸投げではなく、「どういう治療をするのですか」「新聞で読んだんですがどうでしょうか」というご質問が非常に多いです。だから最新の研究やメディアの話題を把握して、質問に答えられるよう勉強が欠かせません。ただし、最新の治療が常に良い治療とは限らないと思っています。僕が培ってきたものの中で、効果的で苦痛がなく短期間で結果を出せる治療をしたいですね。そして治療方針の最終決断は患者さんがするものと考え、治療内容をプレゼンテーションするのも僕らの役目です。メリット・デメリットを説明し、患者さん自身に選んでもらって、それを精度よく実施することで患者さんの満足のいく治療になるのだと思います。患者さんが「(歯科医師に)歯を抜かれた」「高い差し歯や義歯を入れられた」と不満に思われることのないよう、しっかりとインフォームドコンセントを大切にしたいと考えています。



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