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健康な老後のために知ってほしい
質の高い歯科治療

難波歯科医院

(港区/赤坂見附駅)

最終更新日:2021/10/12

難波歯科医院 健康な老後のために知ってほしい 質の高い歯科治療 難波歯科医院 健康な老後のために知ってほしい 質の高い歯科治療

新たな技術や材料が続々と登場し、年々その質が飛躍的に向上している歯科治療の世界。しかし患者の間では「治療はあくまで保険適用の範囲内で」というコスト意識が根強く、保険適用外となるハイレベルな治療技術の恩恵を受けている患者はまだまだ少ないのが現状だ。自費治療を主体に質にこだわった治療を続け、患者から支持を集める『難波歯科医院』の難波崇先生に、その有用性についてうかがった。

(取材日2013年5月15日)

患者にとって最適な歯科治療は、すべてを必ずしもローコストで実現できるとは限らない

Qなぜ、質の高い歯科治療が必要なのでしょうか?
A
難波歯科医院 一生噛める健康な歯をサポート

▲一生噛める健康な歯をサポート

以前治療した虫歯のかぶせ物が外れたり、治療したはずの場所がまた虫歯になったという経験をお持ちの方がいらっしゃると思いますが、歯はこうした再治療を繰り返すたびに削らなくてはなりません。また唾液によって溶けてしまうセメントを使った詰め物を使った治療も虫歯の進行を一時的に止めているにすぎず、結果的に歯を失う確率は高まっていきます。最新の技術や材料を用いた質の高い歯科治療を行えば、こうした再治療の機会が減り、歯を失うリスクを低減させることができます。まずは予防が第一ではありますが、いったん悪くなってしまったら、コストと時間をかけて質の高い治療を施すことが、生涯にわたってご自身の歯を健康に保つために大切なのです。

Q保険適用の範囲の治療では、不十分なのですか?
A
難波歯科医院 希望にあわせ、ベストな方法を患者と話し合いながら治療を進める

▲希望にあわせ、ベストな方法を患者と話し合いながら治療を進める

保険の範囲での歯科治療を否定しているわけではありません。そもそも歯科の保険診療が始まったのは昭和30年代の終わりごろ。戦後の復興とともに虫歯が国民病として蔓延し、誰もが安価に治療を受けられるようにと導入されました。現代においても引き続きセーフティネットとして重要な役割を果たしています。しかし国民の寿命が延び、家庭でのセルフケアが浸透して口腔環境が劇的に改善される中にあっても、歯科治療における保険適用の範囲は当時からほとんど変わっていません。その結果、保険の範囲で使える材料や治療技術に制限があるため、より安全性が高く長持ちさせることのできる質の高い治療は保険では難しいことが多いです。

Q保険診療とは具体的にどのような違いがあるのですか?
A
難波歯科医院 拡大鏡や歯科用顕微鏡を利用した精度の高い歯科治療を提供

▲拡大鏡や歯科用顕微鏡を利用した精度の高い歯科治療を提供

一番わかりやすいところでは材料の違いです。かぶせ物には主にシルバーやパラジウムを使う保険診療に対し、自費診療ではセラミックやジルコニアなど、体に害がなく、はるかに安定性が高い材料を使うことができます。銀歯をするということは、例えて言えば錆びるスプーンをなめ続けているのと同じ。口に入った金属はそのまま体内に蓄積されていきますから、全身の健康を考える上でも体に害のない材料を選択したほうがよいことは言うまでもありません。次に、かける時間の違いです。歯の神経の治療についても、保険では裸眼で短時間で神経を取り除くのに対し、自費治療ではマイクロスコープによる精密な処置を1時間程度かけて行うため、仕上がりが全く異なります。

Q歯にばかり高額の治療費をかけることには抵抗があるのですが。
A
難波歯科医院 1世紀以上、赤坂で住民やビジネスマンの歯の健康を支えてきた

▲1世紀以上、赤坂で住民やビジネスマンの歯の健康を支えてきた

歯だけにお金をかけていると思われがちですが、栄養摂取のための入口である口腔内の健康は、皆さんが思っている以上に全身の健康に影響します。例えば歯周病は進行すると糖尿病を悪化させるほか、早産や心筋梗塞、弁膜症を引き起こすリスクが高まるとされています。介護施設等では歯の無い人の方が痴呆が多いことがわかっています。また義歯の手入れが不十分なことによる口内環境の悪化が原因で、口内細菌が唾液や胃液とともに肺に入り込んで起こる誤嚥性肺炎で亡くなる高齢者も多くいます。つまり効果が長期間持続する適切な歯科治療を受けることによって、生涯にわたって自分の歯で食べ続けることができ、全身の健康、さらにはQOL(生活の質)を維持することにも直結するのです。

Q患者側が治療の質を選択することはできるのですか?
A
難波歯科医院 一人ひとりの症状に合わせ、治療計画をまとめた資料を用意

▲一人ひとりの症状に合わせ、治療計画をまとめた資料を用意

治療を選択するのは、もちろん患者さんご自身です。当院ではローコストに抑えた治療で足りるものについては保険を活用しつつ、他の自費治療と組み合わせた複数の治療プランをご提案しています。その際、口腔内写真や治療後のシミュレーション画像、治療費総額などをまとめた資料をもとに、治療前に十分なコンサルティングを行うことが欠かせません。中には私の説明を受けた上で「今回は保険治療でいいです」と言われる方もいます。保険ではできない質の高い治療があるのだと、まずは知っていただくことが第一歩だと考えています。治療の質に対する考え方は歯科医師によって異なりますから、クリニック選びの基準の一つに加えることをお勧めします。

ドクターからのメッセージ

難波崇先生

当院は40年以上にわたって、自費を主体とした質にこだわった治療を実践してきました。近頃、高齢のかかりつけ患者さんから「同窓会に行ったら自分以外はみんな入れ歯で、自分の歯で過ごしていることをうらやましがられた」とか、「あの時は高いと思ったけど、きちんと治療しておいて本当によかった」といったうれしいお声を頂戴する機会が多くあります。私たちは歯科治療の最新技術を知る者として、目の前の患者さんに少しでも長持ちして質の高い歯科治療をお届けしたいという哲学にのっとって、仕事をしています。健康な高齢期を迎える上で、歯の治療への投資はけっして無駄ではないということを、治療を通じてお伝えできたらと願っています。

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