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戸佐 眞弓 院長の独自取材記事

まゆみクリニック

(港区/外苑前駅)

最終更新日:2019/08/28

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外苑前駅から歩いて3分ほどの「まゆみクリニック」を訪ねた。院長の戸佐眞弓先生は、やわらかい雰囲気でとても話しやすい先生。東京女子医科大学の形成外科で学び、同大学病院などで勤務医経験を積んだのち、1995年に同院を開業した。当時の日本ではほとんど知られていなかったというケミカルピーリングを、早くからアメリカから導入。現在も国内外の学会に足を運び、よりよい治療技術を取り入れながら、肌のトラブルやエイジングケアなど、さまざまな悩みに対応している。「肌がきれいになって、表情や気持ちまで明るくなった患者さんをみられることがうれしいです」と戸佐先生。最近は70代以上の女性からの美容の相談も多いそうだ。
(取材日2018年8月7日)

働く人でも通いやすいように、昼は14時まで診療

開業して23年になるそうですが、どのような相談で来院する方が多いですか?

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身近な症状ですと、湿疹やニキビなどの相談が多いです。また、私の専門が形成外科なので、傷痕や火傷の痕を治したい、といったご相談や、皮膚の腫瘍や粉瘤、おでき、ほくろなどをとる手術に関しては、紹介も含めて多く行っています。開業当初は20〜30代の患者さんのニキビ治療などを多く手がけてきましたが、そういう患者さんたちがしみやしわに悩む年齢になってきて、自費診療になりますが、エイジングケアのご相談も増えていますね。長く通い続けてくださっている患者さんも多く、60代、70代の方からのご相談も多いですよ。普段、「かかりつけの皮膚科・形成外科」として通院しているからこそ、美容ケアに関しても相談しやすい、という面はあると思います。

お昼の時間帯も診療しているのですね。

当院には、地域にお住まいの方をはじめ、周辺にお勤めの方も多く来院されます。お仕事が忙しく、クリニックに通う時間がなかなかとれない、という方も多いと思います。ですので、当院では開業当初から、働く人が来やすいような診療時間を設定しています。お昼は13時30分まで受付、14時まで診療、夜は18時30分が最終受付で19時まで診療しています。また、忙しい患者さんのため、待ち時間をなるべく少なくしたいと考えていまして、基本的には予約制です。ですので、お仕事の合間に来院する場合でも、時間が読みやすいと思います。

開業にあたっては、アメリカ留学の経験も生かされているそうですね。

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はい。開業直前に、3ヵ月ほどアメリカでも学びました。母校である東京女子医大形成外科関連のドクターのクリニックを数箇所、ホームステイをしながら見学したのです。目的としては、当時の日本ではほとんど普及していなかった、ケミカルピーリングを学ぶことでした。ちょうど、黄色人種にも使用できるケミカルピーリングの薬剤が開発されたばかりの頃で、開業時に早速取り入れました。また、アメリカのクリニックは、雰囲気がとても良かったですね。待合室は広々としたリビングのような空間で、先生も白衣を着用していないので、威圧感がまったくないんです。親しみやすい「町医者」という感じで、その気さくさにとても好感を持ちました。私のクリニックも、何でも相談しやすい、くつろげる雰囲気づくりを心がけています。

機器に頼らない、より自然な治療で美と健康を保つ

先生のご専門とご経歴について、教えてください。

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私たちの時代は、医学部6年生で病院実習を行い、専攻科目を決めることになっていました。私が興味を持ったのは、形成外科、特に熱傷の治療です。熱傷は生死に関わる緊急性があり、手術後も全身管理をしていかなければならないという、実に広範な知識を要する疾患です。とてもやりがいがあり、専攻してみたいと思いました。そして、東京女子医大の形成外科に入局し、日本形成外科学会の形成外科専門医を取得しました。その間、熱傷の全身管理について学ぶため、日本医科大学の救急救命センターで2年間、外科研修も行いました。それから母校に戻り、2年勤めました。形成外科の勤務医として10年のキャリアを積んだわけですが、形成外科は皮膚の外科的側面があります。ですから皮膚科もしっかり勉強したいと思い、帝京大学の皮膚科で勉強し、当院を開業しました。

現在は、特にどのようなことに力を入れていらっしゃいますか?

開業時から2つの柱があります。1つは、しみのレーザー治療、もう1つは、ニキビ痕に対するケミカルピーリングです。スキンケアは全体的に「塗ってよくなる時代」に向かっていると感じており、当院においてもなるべく機器に頼らずに、より自然な治療、患者さんに負担の少ない治療を提供していきたいと考えています。そのためにも、年に1回は海外の学会などに参加するなどして、自分の足で、先進の情報、治療法を取り入れています。診療の際は、まずはカウンセリングを受けていただき、私がお肌を拝見して、患者さんの肌質・体質に適した方法を提案していきます。

患者さんに対しては、どのような思いで治療を行っていますか?

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70代くらいの方がよく「私の年齢でもきれいになれるかしら」と心配しておっしゃるのですが、ためらわずに、ぜひ治療を受けていただきたいと思っています。昔はご高齢の方が、例えば「ほくろやいぼを取りたい」と医師に相談すると、「取る必要ないですよ」と言われることが多かったんですね。でも、そのお年まで気にしていたということは、取ったほうが、その方自身が元気になれると私は思うんです。エイジングケアに積極的な行動を起こそうとしていること自体、その方の気持ちが元気である証拠だと思いますし。治療できれいになれば、ますます気持ちが明るくなって、ますます元気になるはずです。当院の場合は、月に1回定期的に通院している方も多いですよ。

一人で悩まずに、ぜひ相談を

日々の診療で心がけていることを教えてください。

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症状を診るだけでなく、できる限り患者さんの背景を理解するように心がけています。現在、起きている症状は、生活習慣や、女性ならではの体の変化や、他の病気の影響があってのことかもしれません。症状が安定しているなら問題はないのですが、以前と比べて症状に変化がある患者さんは、お話をしっかり聞いた上で、治療方針を考えていくことが大事だと思っています。また、一番大事なのは治すことですが、患者さんとの交流というのも、私にとって楽しみのひとつです。長く通ってくださっていた90代の女性が、自分で編んだ靴下をプレゼントしてくれたり、静岡ご出身のご夫婦が「お茶を飲むと長生きできるよ」と持ってきてくれたこともありましたね。若い女性だと、恋愛の相談をして帰っていく方もいらっしゃいます(笑)。人としてのお付き合いも大切にしていきたいです。

印象的な患者さんのエピソードをお聞かせください。

大学病院にいたときに、重症熱傷で地方の病院から紹介されて来た小学生の女児がいました。私たち形成外科の医師たちは、その子の顔や手、足に、植皮手術をしました。その後、私が大学病院を去ってからも、彼女は外来に通ってきていたようですが、年頃になってくると、瘢痕が気になって「人前で手を出せない」と言い始めたそうなんですね。その頃には私はここを開業していたので、大学病院から、私のクリニックに「ピーリングをしてはどうか」と紹介されてきました。ケミカルピーリングというのは、ニキビなどだけではなく、熱傷後の植皮によってできる瘢痕や色素沈着にも使用できます。治療を受けるうちに、彼女の皮膚はだんだんと改善していき、そのことで自分に自信をつけてきたのもわかりました。先日、「結婚します」と報告してくれたときは、本当にうれしかったですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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ずっとお肌のことで悩んでいた方が、当院で治療を受けるうちによくなってきて、笑顔が増えていくのをみると本当にうれしいです。中でも、ニキビ痕をきれいに治すというのは永遠のテーマなのですが、改善したのを見ると私もうれしいです。エイジングケアに興味をお持ちの方も多いですが、実際に始めた方は、肌だけでなく、表情や服装まで変わってきます。意識が変わり、明るくなって、自信を持てるようになるんですよね。興味ある方は、年齢に関わらず、ぜひ相談してほしいです。また、火傷や外傷の痕があって悩んでいる方は、一人で悩まずに、形成外科に相談してみるといいと思います。相談すれば、きっといい方向に向かうと思います。命に関わることではないかもしれませんが、自分にとって大事なことは、ぜひ相談してほしいと思います。

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