麻布医院

麻布医院

高橋 弘 院長

頼れるドクター

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エレベーターを降りると、そこは病院というよりも応接室のようで、漂う香りもどこか上品で気持ちを落ち着かせてくれる。麻布十番駅のすぐ近くにある「麻布医院」だ。「誰よりも自分が働きたい環境にしたかった」と話す高橋弘院長も、決して白衣は着ないという。ガンや肝炎の研究で海外で活躍してから帰国し、開院。病気の奥深いところまで理解し、適切にくすりを処方し、食事の注意を出してくれる。歌うように話す話し振りは穏やかで深く、センシティブな感覚は芸術家の姿を思わせる。ファイトケミカルという植物の天然成分の活用の第一人者でもある高橋先生に、ご自身の医療のスタイルと特徴、現在の医療の問題、これからの医療のあり方について存分に語っていただいた。
(取材日2013年4月25日)

世界的な研究者から日本の臨床医へ

―とても病院には見えないインテリアと雰囲気です。どんなところにこだわっていらっしゃるのでしょうか。

病院という所は、独特の雰囲気と匂いがあって、病院に行くだけで病気になってしまう気がしませんか? 私は逆に病院に来たら、その瞬間に気分が落ち着いて、治ったような気がするような、そんな環境を作りたかったんです。そのためにはまず、できるだけ“気”の流れを良くします。気といっても非科学的なものではなくて、文字通りの空気です。奥の部屋の窓と、診察室の入り口の窓を開けると、空気が良く通って換気が出来るので、1日3回、決まった時刻に空気を入れ替えるようにしています。それから、空気清浄機を7台入れています。デパートの地下のように、人が大勢集まるところに行くと空気がむっとしているでしょう。そういう場所では空気がよどんで、風邪も引きやすくなります。病は気からと言いますが、その通りで気は目には見えませんが「整えておく」ことが重要です。病院にいらっしゃる方は、心に何か抱えていることもありますから、なごやかな気持ちになるだけで、体の調子が良くなることもあるんです。それに、私自身が行きたい、そこで働きたいと思える環境にしたいという思いもありました。細かいところですが、規模が大きくない病院では、トイレは男女一緒になっていることも多いと思いますが、当院では男女別々に分けていますし、コートを掛けたり、着替えたりできるように広い作りにしています。

―先生は研究の実績が多く、開業されているのが意外な印象があります。

確かに、私も最初は開業するつもりはありませんでした。それを説明するには、留学に行ったことからお話ししたほうが分かりやすいでしょう。日本の大学を出て臨床医として始めた当初は、ほとんどが教えてもらった知識を活用していました。治療で大切なことは、病気の本質をつかむことです。例えば風邪ならいろいろな風邪があって、扁桃炎があり、咽頭炎から気管支炎、肺炎もある。高血圧もいろいろあります。脈の速い人、どうしても下の血圧が下がらない人、遺伝的な問題で上がる人、塩分のとりすぎで上がる人、交感神経の緊張で上がる人もいます。病態のバックグラウンドが違うんですね。投薬するならそれを見極めなければならないんですが、それを正確にやるには知識が必要です。それも非常にベーシックな知識です。私は内科専門医として内科全般はもちろん、特に消化器、特に肝臓とガンを専門にしていましたが、臨床で新しい疾患に出会ったときになかなか解決できない。そこを深く勉強するために留学したんです。もともと専門にしていた肝炎、免疫学、ガンに加えて遺伝子も研究テーマにして2年取り組み、一時帰国。その後恩師に招かれ、再び渡米し、ハーバードで講師から準教授まで務めました。

―渡米時代には『サイエンス』『ネイチャー』にも論文が掲載されましたが、帰国してからは臨床に戻られましたね。

『サイエンス』に掲載されたのがガンの免疫療法の論文でしたが、帰国したら臨床で応用したいと思っていました。ちょうど、免疫治療を行う病院が日本にできたところだったんです。日本の大学病院では研究と診療の両立難しくて、患者さんのための免疫治療もできませんでした。免疫療法には元々深い関心を持っていました。それでその病院で勤務するようになりましたが、実は私は、一般の外来にもすごく興味を持っていたのです。特に専門にしている肝臓疾患の外来も診ていきたかったのです。だから、免疫療法を行う病院の他にも、肝臓の専門医として病院を掛け持ちしていましたし、ハーバードでの実績を見込まれて、特殊なメディカルクラブのセカンドオピニオンを務めたりもしていました。転機になったのは、免疫療法の病院が、大きくなって名古屋でも開院することになり、そこに行かないか、といわれたときでした。そこに行くと、免疫療法しかできなくなるだろうと思ったんです。免疫療法はすばらしい治療だし続けたいのですが、それは自分の中の一部で、内科も肝臓もセカンドオピニオンも、やりたいことはたくさんある。そう思ったときに、それを全部一カ所でできる場所を自分で作ろうと思い始めるようになったんです。その折に、たまたま麻布のこの物件に縁があって、開業することにしたんですね。



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