小川 裕史 院長の独自取材記事
麻布小川歯科医院
(港区/麻布十番駅)
最終更新日:2026/05/15
生まれも育ちも麻布十番という小川裕史院長が2000年に開業した「麻布小川歯科医院」。麻布十番駅から徒歩約1分という便利な場所で、地域のクリニックとして、虫歯や歯周病など一般的な治療を中心に提供している。自身も幼少期、歯科クリニックに「痛い、怖い」というイメージを持っていたため、極力痛みを抑えた治療を心がける。患者と信頼関係を築くことを大切に、コミュニケーションをしっかり取り、カウンセリングにも時間をたっぷりかけているという。真面目な印象だが、趣味の話をするうちに意気投合した患者と、休日一緒にサイクリングを楽しんだという、気さくな一面も。そんな小川院長に、診療の際に心がけていることや痛みを抑えた治療へのこだわり、歯の健康のためのアドバイスなどを語ってもらった。
(取材日2018年9月13日/更新日2022年8月17日)
地域の歯科クリニックとして患者のニーズに応える
この地に開業した理由と患者層について教えてください。

僕は生まれも育ちも麻布十番なので、自然な流れでこの地に開業しました。歯科医師になった頃から、いずれは開業しようと考えていて、実家に近いこともあって迷うことなくこちらに決めましたね。患者さんは近隣にお住まいの方が中心で、お子さんからご高齢の方まで幅広く来院いただいています。幼稚園や学校が多いのでお母さん方も多いですし、場所柄、外国人の方も少なくありません。僕は英語を話すことはできないのですが、写真や図表、ジェスチャーなどで意思疎通を図っています。あとは、お勤めの方も多いですね。平日は午後8時30分まで診療しているのですが、意外と平日の昼間に予約を取られる方もいらっしゃいます。働き方の変化もあるのかもしれないですね。ニーズに合った診療を提供していけるように当院も変化していくつもりです。
診療の際に心がけていることはどんなことですか。
患者さんのニーズに応えるということですね。診療の際は、まず患者さんのご要望をしっかりとお聞きして、適切な治療法を提案します。それから、その治療法のメリット、デメリットを丁寧にご説明した上で、患者さんのご希望に添った治療を行います。お子さんの場合もできるだけ理解、納得してもらいたいので、きちんと説明をして信頼関係を築くようにしていますね。自由診療を無理に勧めることはしませんので、歯科や歯周病など一般的な保険診療が中心です。都心ではありますが、患者さんは近隣の方が中心ですので、地元の皆さんのための地域の歯科医院だと思っていただければと思います。また、当院には歯科衛生士がいないため、クリーニングやホワイトニングも僕自身が行っているんですよ。僕自身がすべて責任を持って診療したいという思いで、そうさせていただいています。
先生が歯科医師をめざしたきっかけはなんですか。

子どもの頃からプラモデル作りなど細かい作業が好きだったんです。一方で、家族が歯の治療をずっと受けていたので、歯の大切さを痛感し歯科の世界に興味を持つようになりました。高校時代は理系に進み、その先の進路を考えたとき、手先の器用さを生かせて興味のある道として、歯科医師をめざすことにしました。今でも細かい作業は好きで、治療の中でも歯の根っこに働きかける根管治療を得意としています。根管治療は細かく根気がいりますが、基本的で大切な治療ですので力を入れて行っています。
痛みを最小限に抑えた治療を提供
できるだけ痛みの少ない治療を心がけているそうですね。

治療の痛みを最小限に抑えるため、痛みを感じるような治療では、基本的に麻酔を使い、注射の針が刺さるときの痛みを取り除くために表面麻酔も行っています。麻酔も表面麻酔も時間をかけて、丁寧に行うようにしていますね。実は、僕自身、子どもの頃に虫歯があって、「歯医者さんは怖い、痛い。あまり行きたくない」と思っていたので、患者さんのお気持ちはよくわかるんです(笑)。ですから、なるべく痛くないように、十分気をつけています。ただ、完全に痛みをなくすことはできませんから、痛みが出そうな治療の場合には治療する前に「少し痛みが出るかもしれません」などお声がけするようにしています。
歯を抜かない矯正を行っているそうですが、これはどういった方法なのでしょうか。
「床矯正」といわれるもので、これまでの歯を抜く矯正とは異なり、歯を抜かずに専用の装置を歯に装着して顎を広げて歯並びを矯正することをめざす治療法です。メリットは、お子さんから大人の方まで治療可能で、早めに治療を始めれば使用する装置の数が少なくなり、時間も費用も抑えることができる点です。デメリットとしては、時間がかかることがあるということが挙げられます。当院では、抜く矯正、抜かない矯正、どちらも対応していますので、どちらの矯正もメリット・デメリットをお話した上で、患者さんのご希望に合わせ治療いたします。抜くか抜かないかで治療にかかる期間が変わりますので、早く治療したい場合は抜く矯正、時間がかかっても抜かずに治療したいという場合は抜かない矯正といった感じで考えていただければいいかと思います。
レーザーによる虫歯診断装置を導入されているそうですね。

そうですね。これはレーザー光を当てて虫歯の深さを測定する装置で、虫歯の程度が数値で表示されますので、より適切な診断が可能です。小さい虫歯の場合、その深さによって治療すべきかどうかを判断するのですが、虫歯が浅ければ治療の必要はありません。見た目だけでは判断がつかないような場合に、この装置を使います。レーザー光を当てるだけですし、早期発見、早期治療につながり、不必要に歯を削ることもなくなりますので、虫歯の診断、治療に大いに役に立っています。
痛くなる前に受診して、虫歯、歯周病予防を
毎日お忙しいと思いますが、お休みの日はどのようにお過ごしですか?

僕は映画が大好きで、アメリカ映画を中心に外国映画を見ることが多いですね。皆さんにも楽しんでいただければと思って、院内には映画のポスターを張っています。読書も好きで、推理小説やサスペンスなどを中心に月に10冊ぐらいは読んでいます。あとはサイクリングですね。小中学校の同級生がサイクリングロードのそばに住んでいるので、そこまで車に自転車を載せて行って、長いと100キロぐらい走ることもあります。日に焼けているのはそのせいです(笑)。診療中に患者さんに趣味をお聞きしたところ、「何十年も自転車に乗っているよ」「僕も乗っているんですよ」と意気投合して、一緒にサイクリングに行ったなんてこともありました。趣味がいろいろあるので、休みの日も楽しく過ごしていますよ。
歯の健康について、読者へアドバイスをいただけますか。
まず、甘いものを食べる頻度を減らすことが大事です。同じ量であっても、1回で食べるのと10回に分けて食べるのでは、10回で食べたほうが虫歯になりやすいんです。それから、お酢を取る頻度も減らしたほうがいいですね。酸の力で歯が溶けることがあるんですが、酸性の状態が続くほど歯が溶けやすくなりますので。そして歯磨き粉を選ぶなら、虫歯予防に関わる、フッ素の濃度が高いものがお勧めです。ただし、フッ素濃度が1000ppmを超えるとフッ素症になることがありますので、6歳未満のお子さんは控えていただきたいですね。
読者へのメッセージと今後の展望をお願いします。

かつては歯科治療というと「痛い」というイメージだったかと思いますが、最近は機器や薬剤が進化して痛みが少なくなってきていますので、歯が痛くなる前に早めに歯科医院に足を運んでお口の中をチェックすることをお勧めします。特に当院では、痛みを抑えた治療に力を入れていますので、いつでも安心して気軽にご来院ください。僕自身は勉強会やセミナーに参加するなどして新しい知見や技術を積極的に取り入れながらもっと上手に治療できるよう努力して、皆さんのお役に立てるよう頑張っていきたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはホワイトニング/1万円~
詰め物/6万6000円~
ワイヤー矯正/22万~66万円
床矯正/22万~55万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

