はやしクリニック

はやしクリニック

林 永信 院長

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JR大井町駅中央西出口より徒歩4分。線路に沿って歩き右に折れると「はやしクリニック」がある。ドアを開けると、出迎えてくれたのは迫力のある絵画。「僕の好きな画家なんです。もともと自宅に飾っていたものなのですが、せっかくですから患者さんに見ていただきたくて、院内に飾ることにしたんです。壁の幅にぴったりで、まるで誂えたみたいなんですけどね」。そう笑う林永信院長は、呼吸器の専門医だ。東京医科大学で准教授を務め、お茶の水の杏雲堂病院では、部長・副院長も務めた。小さなクリニックながらCTも備えた本格的な診療を行っている。子ども時代の大井町の思い出から肺の健康まで、たっぷりと語っていただいた。
(取材日2012年5月16日)

開業医では珍しいCTを導入し、肺の断層写真を撮影

―開院までの経緯を教えてください。

僕がこの医院を始めたのは、2009年の4月です。開業前はお茶の水の杏雲堂病院に20年近く勤めていました。開業を決めたときも、初めはその近辺で物件を探していたんです。でも、いろいろと条件が合わなくて、「それなら大井町の自宅で開院するほうがいい」ということになったんですよ。そこで自宅の建物を改装し、1階を医院にしたんです。僕は生まれは立川ですが、物心つく頃からずっと、この大井町で暮らしてきました。医師だった父がここで耳鼻科を開業したこともあり、父の患者さんを始め、ご近所の方々も当院に通ってくださっています。以前の病院の患者さんも来てくださったので、まったくゼロからではなく、恵まれたスタートだったんですよ。

―診療科目と患者層を教えてください。

当院では、内科と呼吸器科、アレルギー科を診療しています。なかでも僕の専門は呼吸器。呼吸器疾患にはいろいろありますが、代表的なものは肺がん、肺炎、気管支炎、喘息などですね。睡眠時無呼吸症候群や、慢性閉塞性肺疾患(COPD、いわゆるタバコ病)の患者さんも来院されます。町の医師ですから、内科として、消化器や血圧などの患者さんも診させていただきます。高血圧、高脂血症の根っこには肥満があるので、肥満解消の生活指導を行っています。患者さんは、主に7歳以上から診療しています。高齢の方は近隣の地域からいらっしゃいますが、20〜30代と若い方のなかには、遠方から来院される方も意外と多いんです。よその内科等で診てもらってもよくならないと、呼吸器の専門医をインターネットで探して、当院を見つけるようですね。呼吸器の専門医は意外と少ないので。

―CTを導入されていると伺いました。

はい。当院では、マルチスライスCTといって、数秒で臓器を撮影し、すぐにその画像をモニターに写す機械を導入しています。肺全体の検査に5分もかかりません。大きな病院では、CT検査のために予約を取り、撮影が終わったら、結果はまた来週、というようなことがありますが、当院では、「咳が止まらない」と来院したその日に診断がついてしまうんです。CTで肺の断層写真を撮ると、小さな肺がんや、一般のレントゲンでは写らないような細かい炎症も見つけることができます。病気の見落としや間違いがないので、これだけは必要だと、こだわって導入しました。肺だけでなく頭やお腹を診るためにも利用しています。開業医でCTを備えている医院は珍しいと思います。導入コストはもちろん、メンテナンス費用もかかるのですが、それでも頑張って入れました。医院を開く目的は患者さんへの医療の貢献ですからね。



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