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日高 沙織 院長の独自取材記事

わかばデンタルクリニック

(横浜市保土ケ谷区/保土ケ谷駅)

最終更新日:2025/03/26

日高沙織院長 わかばデンタルクリニック main

開業20周年を迎えた「わかばデンタルクリニック」。同院の日高沙織院長は、開院当初から変わらず「人生の最期まで自分の歯で食べられるように、定期検診で良い状態を維持してもらうこと」を目標に掲げている。新型コロナウイルス感染症の流行期は高齢者を中心とした受診控えがあり、虫歯や歯周病が悪化したケースも多かった。一方、定期検診を続けた人は歯周病の悪化抑制につながっていることから、「子どものうちに予防を始めれば、将来は虫歯ゼロも期待できます」と日高院長。受診した時点から、歯を失わないためにより良い治療を追求するため、虫歯と歯周病の予防から早期治療、メンテナンスと広く対応。ホワイトニングや一人ひとりの使い心地に寄り添う入れ歯の調整も行う。同院の特色や診療に対する考えなどについて、日高院長に聞いた。

(取材日2024年12月17日)

子どもから高齢者までニーズに応じた歯科医療を提供

開業20周年を迎えられたと聞きました。この20年で、どのような変化をお感じでしょうか。

日高沙織院長 わかばデンタルクリニック1

あっという間だったようにも思うし、開業当時はおなかの中にいた子が成人していることを思うと長かったような気もする、不思議な感覚ですね。この辺りは昔から子どもの口腔の健康に対する意識が高い親御さんが多く、小さいうちから定期歯科検診が習慣づいている子が少なくありません。そういう子が高校生、大学生になると、一人でメンテナンスに来てくれるようになるんですよ。定期的な歯科医院の受診が当たり前になっている様子を見ると、面倒くさがらずにお子さんを連れてきてくれていた親御さんに感謝するばかりです。最近では、お子さんを連れてくるお父さんの姿も目立つようになりました。男性が育児に積極的に関わるようになり、子どものお口の健康のことを自分事として捉えて真剣に話を聞いてくれるようになったことは、お子さんの未来のためにとても良い変化だと感じますね。

ホワイトニングを希望される方も多いと聞きました。

2021年に新たなホワイトニングの機材を導入しました。歯に関心を持っていただくきっかけになればと思ってスタートしたのですが、思いのほか幅広い世代が注目してくれました。若い女性からじわじわと年齢層が広がり、最近では「歯をきれいにしたい」「白くしたい」と希望される80代の方もいらっしゃるんですよ。友達付き合いや就活での印象を良くしたいという大学生や、人と接することが多いビジネスパーソンを中心に、男性の患者さんも増えています。歯が白くなれば気持ちが明るくなり、そのことで幸福度も上がり、日々の生活も豊かになるでしょう。当院のホワイトニングによって、そうした心の面もサポートできればうれしいです。

診療時には、どんなことを心がけていますか。

日高沙織院長 わかばデンタルクリニック2

現在お困りの症状だけでなく、これまで気になったことも詳しく伺い、すぐに治療する部分から中期的に治療したほうが良い部分の計画までお話ししています。また、「なるべく歯を抜きたくない」「痛みの強い治療はしたくない」「麻酔を使わないで」といったご希望をお聞きし、医学的に問題がない範囲でそれらに沿って治療することを心がけています。例えば定年までは入れ歯にしたくないなら、それまでの数年間は定期検診の頻度を上げて、こまめに状況をチェックする方法が有用です。一方、患者さんの歯を残す当院の基本方針に沿って治療することによって、周囲の歯に悪い影響が出るケースなどでは、歯を抜くようご提案することも。常に患者さんが将来的に困らないような診断・治療をしたいと思っています。

予防のための定期検診を重視し、天然の歯を守る

やはり、子どものうちから定期検診を習慣づけることが大切なのでしょうか。

日高沙織院長 わかばデンタルクリニック3

「人生の最期まで自分の歯で食べられる患者さんを増やす」ことを目標に診療しています。セルフケアによる予防だけでは限界がありますから、数ヵ月に1度はプロのケアとアドバイスを受け、セルフケアの質を高めていただくことが重要です。当院の定期検診では、お口の中の状態をチェックして、歯科衛生士による歯磨きの指導やクリーニングを行います。歯磨きの癖や口の中の形によって磨けていない部分は誰にでもあるので、うまく磨くこつやデンタルフロス、歯間ブラシの使い方などもお伝えして、次の検診までのセルフケアに生かしていただくのです。適切に磨いてお口の中の状態の改善につながると、歯茎がきれいなピンク色になることも望めるので、やりがいを感じていただけるのではないでしょうか。

子どもの虫歯予防はどうすればうまくいきますか。

お子さんのお口の健康づくりは妊娠期からスタートしています。私も2児の母ですが、妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりなどがあって十分に歯磨きができず、歯茎の炎症が起きやすくなりました。炎症が悪化して重度の歯周病になると、早産や、低体重児出産の確率が高まる可能性もあるといわれています。妊婦さんにはこうしたリスクを知っていただき、妊娠中からおなかの赤ちゃんと一緒に歯科医院に通う意識を持ってもらうと、産後も親子で予防を継続しやすいのではないかと思います。当院は横浜市の妊婦歯科健診を行っていますので、ぜひ気軽にご相談ください。産後は1歳6ヵ月や3歳のタイミングで受診できる横浜市の歯科健診を利用したり、赤ちゃん連れでも気軽に受診していただいたりすることで、お子さんが歯科医院に慣れていってほしいですね。

事情があって定期検診の間が空いてしまうと、なんとなく行きにくいな、と敷居の高さを感じそうです。

日高沙織院長 わかばデンタルクリニック4

そもそも、歯科医院は進んでいきたい場所ではないですからね。期間が空けばなおさらでしょう。それでも来てくれたら、状況がより悪くなるのを防ぐよう図ることができる。いつでも、その時点でのベストをめざして治療をしていきますから、安心して受診していただきたいです。新型コロナウイルス感染症の流行中は受診控えがあり、それまで続けていた定期受診が途切れた方もいらっしゃると思います。それでも、感染症の流行が落ち着くにつれ、多くの方が定期検診を再開する意欲を見せてくださいました。そうすれば、その段階で考えられるベストをめざして治療をすることができます。3世代で通う方も多い当院において、共通の目標はご自身の歯を残していただくことですが、世代によって毎回の治療でめざすゴールが違うのは当然のこと。その方にとっての最善をいつも追求しながら診療をしています。

感染症対策を強化し、より安心して受診できるように

院内の感染症対策にも力を入れていると伺いました。

日高沙織院長 わかばデンタルクリニック5

2016年に見直した感染症対策を、新型コロナウイルス感染症の流行を経てさらに強化しました。2016年は院内全体のリニューアルの一部として、診療ユニットの水を細菌増殖を抑えるタイプに交換し、性能にこだわった滅菌器も導入。2021年には、治療中の飛沫感染防止に役立つ口腔外バキュームをユニット脇に設置しました。また、院内のアルコール消毒を定期的に行い、マスク、手袋、エプロン、キャップなどはすべてディスポーザブルな製品に。加えて、スリッパ殺菌機も設置しました。当院のこうした感染症対策を知り、安心して受診される方も多いようです。

プライベートはどのようにお過ごしですか。

子どもと一緒に始めた書道を今も続けていて、もう少しで師範です。大人になると人から物事を教わる機会があまりないので、書道の先生に指導していただくことが新鮮でした。また、筆の使い方や線を引く位置・太さが数ミリ違うと、文字全体の雰囲気がガラリと変わるのにも驚きましたね。私は父方・母方ともに祖父が歯科医師だったのですが、「一つの詰め物が全体の噛み合わせに影響する」と話していた祖父を思い出し、歯科治療と書道に共通点があるように感じたりもしました。子どもと一緒だと続けやすいのも、歯科医療の定期検診と同じかもしれません。ぜひご家族で当院に通っていただきたいですね。

最後に地域の方にメッセージをお願いします。

日高沙織院長 わかばデンタルクリニック6

ご自分の口の中を隅々まで見る機会はそうないと思います。また、お口の現状に慣れてしまい、問題に気づかないことも案外多いものです。症状を感じなくてもプロによる定期的なチェックとして定期検診を受けてほしいと思います。特にご家族でご来院いただくと、食事などの生活習慣にひもづくお口のトラブルに共通点が見られ、適切な指導がしやすいです。経験豊富でフレンドリーな歯科衛生士、患者さん一人ひとりに合った細かな対応を心がける歯科助手と受付スタッフとともに、皆さんのお口の健康を守っていきますので、どうぞご家族でご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1回3300円~

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