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加藤 道夫 院長の独自取材記事

加藤デンタルクリニック

(横浜市中区/石川町駅)

最終更新日:2025/03/12

加藤道夫院長 加藤デンタルクリニック main

「歯科医師もゼネラリストであることが求められる時代」と、専門とするインプラント治療を中心に、一般歯科から矯正歯科、歯科口腔外科まで幅広い診療に対応する、「加藤デンタルクリニック」の加藤道夫院長。抜歯した部分に親知らずを移植する「歯牙移植」や、抜歯を防ぐため悪くなった歯根の先端を取り除くことをめざす「歯根端切除術」などの外科治療、マウスピース型装置を用いた矯正、歯列接触癖への対応にも詳しい。さらに子どもや高齢者のMFT(口腔筋機能療法)にも注力する。さらなる患者の要望に応えるために「治療の選択肢を増やしたい」と研究も続け、スタッフとの強固なチームワークのもと毎年決めたテーマに全員で取り組み、クリニックとしての成長もめざしている。そんな加藤院長に同院の特徴や歯科医療に対する思い、展望を聞いた。

(取材日2024年11月20日)

ゼネラリストとして幅広いニーズに応える治療を

こちらのクリニックの特色を教えてください。

加藤道夫院長 加藤デンタルクリニック1

一番の特徴は多種多様な治療に対応し、その方の悩みを解決するための多くの選択肢を提示できることです。僕は歯科医療もゼネラリストが求められている時代と考え、これまで一般歯科、矯正歯科、インプラント治療を専門的に学びながら、歯科口腔外科で抜歯などの外科的処置や顎関節症治療、口腔がん治療、顎顔面補綴など、幅広く治療の経験を積み、東京女子医科大学では麻酔に関する勉強もしました。当院ではそれらの知識や技術を生かした診療を行っています。

具体的にはどのような診療でしょうか。

鶴見大学でインプラント治療を教えていたこともありますし、毎年研究した内容を発表するなど、今も研鑽を積んでいます。僕の診療の基本は「患者さんの悩みをどう解決するか」ということ。来院された方の悩みをきちんと解決し、笑顔で帰っていただくのが一番と考えています。インプラント治療にこだわらず、どんなアプローチがその方にとってベストなのかを適切に判断するよう心がけています。お口の中の状態によっては、親知らずを失った歯の場所に移植する歯牙移植や、審美性に配慮した義歯などをお勧めすることもでき、あくまでもトータルな治療の中にインプラント治療が含まれるという考えです。また、インプラント治療を希望される方は、何らかの原因があって歯を失ったのですから、治療後のサポートにも力を入れています。

設備面ではどんな特徴がありますか。

加藤道夫院長 加藤デンタルクリニック2

歯科用CT、歯科用マイクロスコープ、口腔内スキャナー、デジタルエックス線撮影機、技工物の製作に使用するCAD/CAMシステムといった機器を備え、精密な検査・治療が行えるよう環境を整えています。マイクロスコープは2台あり、審美性に配慮した治療や根管治療はもちろん、保険診療などでも広く役立てています。肉眼の何十倍にも拡大でき、必要な部分だけを削ったり精密に詰めたりすることにつながりますし、患者さんに治療の経過を見ていただけるので治療内容を理解・納得していただきやすいというメリットもあります。また、安心してもらえる治療の提供をめざし、開業当初から徹底した衛生管理に努めてきました。歯を削るドリルに取りつけるハンドピースは患者さんごとに交換している他、性能にこだわった滅菌装置を導入。すべての個室に空気除菌脱臭装置を設置し、水道水を中性電解水に変える装置も設置して、水についても配慮しています。

総合的な歯科医療をめざし、歯牙移植やMFTにも対応

先生が得意とされる歯牙移植とはどのような治療ですか。

加藤道夫院長 加藤デンタルクリニック3

欠損した部分に抜いた親知らずを移植する治療です。患者さん自身の歯を移植するため、予後も良好な経過をたどることが期待でき、保険診療で行えますから、患者さんのメリットの大きい治療だと思います。自由診療の歯牙移植にも対応しており、若い世代だけでなく口腔内の状況によっては中高年の方にもお勧めします。歯牙移植は、口腔外科だけでなく、根管治療を含めた総合的な知識と経験が必要なので、当院の特徴がよく表れている治療だと思います。

歯列接触癖に対する指導やMFTも行っているそうですね。

虫歯や歯周病と生活習慣病の関連や、歯ぎしりなど上下の歯が接触するTCH(歯列接触癖)が顎関節症や肩凝り、不眠に関わる可能性があることもわかってきました。そこで、全身の健康管理を念頭に置いた口腔疾患の予防の一環として歯科衛生士などスタッフの協力も得て「細菌」と「力」のコントロールに取り組んでいます。また、生活習慣も口腔機能に影響すると考え、MFTに力を入れています。子どもの口腔機能発達障害に対しては専門的なトレーニングを行い、舌の位置と食べ方を指導します。大人の方にも加齢に伴う嚥下機能や口腔機能の低下を防ぐために、舌や唇の正しい使い方を指導します。たとえインプラント治療を終えても、舌を上手に使えず、食事の時にむせたり、よく噛めなかったりする高齢者は多いので、インプラント治療のフォローアップにもMFTを活用します。

診療面での今後の取り組みをお聞かせください。

加藤道夫院長 加藤デンタルクリニック4

患者さんのご希望に応えられるよう、歯牙移植や歯髄幹細胞などの研究は続けていますし、診療技術だけでなく、心理的な要因の痛みや隠れた主訴まで受け止めたいと思っています。口腔内のトラブルが全身の健康につながるのなら、歯科の観点から体を健康に導ける可能性もあると考え、スタッフの協力も得て歯科の立場での情報提供・発信も行っています。院内にはスタッフ手書きの新聞も掲示しているんですよ。2024年には管理栄養士に入職してもらい、噛む、飲み込むといった口腔機能と栄養バランスの両面を考慮した食事指導も準備中です。さらにマウスピース型装置を用いた矯正にも注力し、患者さんの負担の軽減を重視して、比較的矯正期間が短くて済むよう配慮しています。また、超高齢社会の中でオーラルフレイルへの対応も不可欠ですから、将来的には在宅医療にも取り組みたいですね。歯科医師の勉強会のディレクターとして後進の育成にも注力しています。

新たなテーマに取り組み、常に成長するクリニックへ

先生の診療方針を聞かせてください。

加藤道夫院長 加藤デンタルクリニック5

曽祖父、祖父、父と続く歯科医師の家庭に生まれ、僕は4代目になります。患者さんが笑顔で帰られる姿を間近に見て育ちましたから、「こういう仕事っていいなあ」と自然に思うようになりましたね。今も昔も僕の中では「患者さんの悩みをどう解決するか」が最優先です。多くの患者さんを笑顔にしてきた祖父の思いを守っていきたいと考え、当院の待合室には祖父が診療していた当時のエックス線室のガラスを飾っており、これが、僕のこだわる安心感や患者さんとの信頼関係の道標になっています。

クリニック全体ではどのような目標がありますか。

僕だけでなく「加藤デンタルクリニック」として、みんなで楽しく仕事をしながら一緒に成長していくことが目標の一つです。毎年決めたテーマに全員で取り組んでいて、例えば小型の人型ロボットを導入した際には、その活用も検討しました。「かとロボ」と名づけたロボットは今では2台に増え、患者さんに受付時の案内や治療前・治療後の注意点を伝えてもらっています。患者さんも動画を見るより集中して聞いていただけ、その間にスタッフは他の作業ができるなど、両者にメリットのある「Win-Win」な使い方を意識していますね。質の高い院内技工ができるシステムも活用して、院内のデジタル化推進に取り組む予定です。患者さんの健康や利便性、スタッフの働きやすさの両方に役立つ設備やシステムは積極的に取り入れ、常に成長し、進化するクリニックでありたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

加藤道夫院長 加藤デンタルクリニック6

当院は「歯科医療」ではなく「総合的な医療の中にある歯科」であることをめざし、口から全身の健康を診ることに関して、さまざまな方面からアプローチし、年々レベルアップを図りたいと思っています。そして、ただ治療技術のレベル向上に努めるだけでなく、患者さんに「口腔内のことが全身に関わっていく可能性」を伝えるところまでを担っていると考え、啓発にも引き続き努めていきます。他の診療科や病院との連携にも力を入れ、多様な専門家とのネットワークも広げていますので、お口のことだけでなく、何か悩みがあったら気軽に相談してください。全スタッフが知識を共有しています。患者さんのどんな悩みにもお応えし、「口福」つまり「幸福」になっていただくお手伝いができるよう、これからも取り組んでいきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック/6万6000円~14万3000円、根管治療/3万3000円~11万円、歯牙移植/11万円、歯列接触癖の是正指導/1万1000円~14万3000円、針金の見えにくいノンクラスプデンチャー/11万円~55万円、インプラント治療:術前検査(CT・血液検査・機能検査など)/3万3000円、インプラント手術からかぶせ物1本あたり/24万2000円~55万円、歯列矯正:事前検査/3万3000円、矯正/16万5000円~(装置・治療方法による)、マウスピース型装置を用いた矯正/55万円~、自由診療の場合のMFT/1万5000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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