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東 浩平 院長の独自取材記事

都筑あずま内科リウマチ科

(横浜市都筑区/仲町台駅)

最終更新日:2020/04/01

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仲町台駅から整備された石畳の道を歩くこと約2分。真っ白な外壁が印象的な一軒家の建物が「都筑あずま内科リウマチ科」だ。一見、クリニックとは思えないカフェのような雰囲気は「患者さんが気軽に立ち寄れる場所にしたい」という東浩平院長のこだわりがあふれている。東院長はリウマチ・膠原病を専門で、同クリニックには遠方から通う患者もいるという。年齢層も20代から80代と幅広い。総合診療の医師としても豊富な経験を持つ東院長は、内科全般の診療はもちろんのこと、家族や友人に相談するような感覚でどんなことでも相談してほしいと日々患者と向き合っている。2診制の拡充を図っており、7人の医師が診療を担当。クリニックの展望や診療ポリシーなど、東院長の医療への思いを聞いた。
(取材日2016年7月6日)

気軽なホームドクターと高い専門性の両面をめざす

リウマチ・膠原病について教えてください。

どちらも自己免疫の異常によるもので、膠原病は全身の複数の臓器に炎症が起こり、機能障害をもたらす全身疾患です。これに対してリウマチは関節を中心に炎症が起こるので、リウマチは膠原病のひとつだと考えてもらえればわかりやすいと思います。どの部分に自己免疫の異常が発症するかによって病名や治療方針が決まります。当院に関節痛で来院された方の3人に1人がリウマチや膠原病を患っています。「関節が痛い、発熱、発疹」などの症状が2週間続くようであれば、リウマチや膠原病を考慮して専門の医師の診断を受けることをお勧めします。よくある症状ですが、一定期間継続するようであれば要注意です。リウマチ性疾患は10〜20代で発症することもありますし、高齢発症もありますから、心配なことがあればどなたでも早めに受診してもらいたいですね。

クリニックには、どのような患者さんが来院されますか?

約半数はリウマチ・膠原病の患者さんです。20代から80代で横浜市外や湘南方面、都内から通院している方もいらっしゃいます。残りの半数は地域住民の方を中心に一般内科を受診される患者さんです。膠原病は全身疾患ですから、臓器で隔てることなく内科系のすべての疾患が対象となります。今のように総合的な内科診療が一般的じゃなかった時代は膠原病科がその役割を担うような存在だったんです。私自身もリウマチ・膠原病を専門としていますから、内科的な疾患は一通り診ることができますし、診療において苦手な分野をつくらないように経験を重ねてきました。実際に大学病院以外の病院では、リウマチ・膠原病も診られる一般内科医として勤務してきました。専門の医師としての面と、ホームドクターのような存在とを両立させたいと思っていますので、どんなことでも相談してください。

さまざまな検査にも対応しているそうですね。

心臓や肺病変検査目的に心電図、24時間心電図、レントゲンなどを行います。また大学病院と同等の超音波検査装置を導入しています。超音波検査は腹部や血管系のみならず、関節炎などもレントゲンだけではわからない病変が隠れていることがありますから、必要に応じて実施します。関節を画像で確認する手段としてMRIも良い検査ですので適宜施行いたしますが、何度も受けられる検査ではありません。超音波検査は複数箇所を同時に検査することもでき、回復状態にある患者さんの現状確認にも使用しています。また、血管の硬さを測定し血管年齢を計るCAVI/ABI検査や、呼吸機能や肺年齢の分かる肺機能検査も導入しています。骨密度の測定も可能です。CTやMRIに関しては、医療連携によりいくつかの機関に直接依頼する事が出来ます。結果や方針は当院でご説明いたします。

患者、医師、スタッフも含めたチーム医療を重視

なぜ医師を志したのでしょうか?

私の父も医師だったのでその影響が大きいですね。病気がよくなって帰っていく患者さんの姿を幼い頃からよく見ていました。父を人間として尊敬していましたから、迷わず同じ道を選びました。最初は精神科の医師になろうと思った時期があるんです。患者さんの話をじっくり聞くのが好きですし、精神科の指導医や教授からも「向いている」と勧められました。ただ精神疾患は治療効果が見えにくく、「病気を治している」という実感を得にくいと思いました。医師としての喜びは「患者さんが治って喜んでくれることにある」と子どもの頃から感じていたので、治療効果を実感できるような内科を選択しました。全身を総合的に診察できるようになりたいと思い、総合的な内科診療などはない時代でしたので、リウマチ・膠原病・アレルギー内科を専門に選びました。 痛がっている方の痛みが無くなるのを診るのはとても楽しいものですので、この科を選んで良かったと思います。

診療の際に最も大切にしていることは何ですか?

患者さんの話をよく聞いて、何を求めているのかを理解し、相談しながら治療を始めることですね。こちらが一方的に治療方針を決めるのではなく、コミュニケーションをとりながら二人三脚で取り組んでいくことが必要だと考えています。私たち医師やスタッフ、また患者さんを含めたチーム医療ですね。高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の場合、治療に消極的な患者さんもいます。全く同じ治療をしていても、前向きな人とそうでない人では食事療法や運動療法などの結果にも違いが現れます。ですから、患者さんの治療へのモチベーションをいかに高めるかも課題のひとつです。治療意欲は薬以上に大切ですから。

2診制の拡充を図っているそうですね。

当院では現在7人の医師が診療を担当しています。土曜日の外来は私と外勤医師が週替わりの交代制で行っています。医師がたくさんいることでさまざまな意見を聞く機会も生まれますし、より質の高い医療を提供できると思っています。来院される方は当然、その時外来に出ているお好みの医師に受診することが出来ます。常に次のステップの治療を行えるように、医師同士の連携や情報交換なども密に行っています。患者さんにとっても選択肢が広がるのではないでしょうか。医師と患者である前に、お互い一人の人間ですから、相性が合う、合わないということもあると思います。患者さん自身が相性がいいと感じる医師を見つけてもらいたいですね。気になることがあれば院内セカンドオピニオンも可能です。

同じ目標を持ち治療に取り組む「健康創造パートナー」

やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

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患者さんには「よくなってもらいたい」と常に思っていますから、当院で治療を始める前には日常生活に支障をきたすほどの症状があった患者さんに変化があらわれてきたなと感じたときは本当にうれしいですね。患者さんが元気を取り戻していくために治療を行っていますから、私たちと患者さんは「健康創造パートナー」であると考えています。患者さんは選手であり、我々医師はそれをサポートするコーチ、といった立場です。健康というメダルを勝ち取るための頼りになるサポーターでありたいです。

今後の展望をお聞かせください。

不定期で開催している座談会をもっと増やしていきたいです。最近は忙しくなり、なかなか機会をつくることができずにいるので、2診制を定着させ患者さんの待ち時間短縮と同時に、医療サイドの時間を作ることで情報発信の場を数多く設けていきたいと考えています。また地域全体で医師同士の連携をさらに図っていけたら、患者さんにとってもメリットがあると思っています。より質の高い医療を提供するためにも、一人の力は微々たるものですが、地域医療が一体となり、そのネットワークの中でトータルに診られるようにできたらいいですね。今後さまざまな形で地域のクリニックなどと連携していけたらと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

共にチームとして、患者さんと同じ目標を持って治療に取り組んでいきたいと考えています。リウマチ・膠原病や内科に限らず、どんなことでも気軽に相談できる医療をめざしていますので、体の不調は何でも相談してください。病院をもっと肩に力を入れずに楽に通える場にできたらいいな、と考えています。友人に相談するような気持ちで足を運んでもらえたらと思いますね。当院では複数の医師が診療を担当していますから、ぜひ相性の合う医師を見つけて、専門外のことでも相談できるホームドクターをつくってください。皆さんの健康をサポートする心強い味方になりたいです。

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