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東 浩平 院長の独自取材記事

都筑あずま内科リウマチ科

(横浜市都筑区/仲町台駅)

最終更新日:2021/10/12

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仲町台駅から整備された石畳を約2分進んだ場所にある「都筑あずま内科リウマチ科」。リウマチ性疾患・膠原病を専門とする東浩平院長が開院したクリニックで、10代から90代まで幅広い年齢層が通っている。総合診療の医師として経験豊富な東院長は、専門の疾患以外でも体の不調や悩みなどを気軽に相談してほしいとホームドクターのような存在をめざし日々の診療を行っている。二診制の拡充を図っており、現在は9人の医師が診療を担当。「リウマチ膠原病は会話の中で患者さんの希望や目標を設定することが大事」と東院長。患者のみならずスタッフ間のコミュニケーションも大切にし、心地良い環境で前向きに治療に取り組む姿勢を大事にしている。日々患者と真摯に向き合う東院長に同院の治療に対する思いを聞いた。

(取材日2021年6月2日)

総合診療の医師として患者全体を診ることを心がける

リウマチ性疾患・膠原病について教えてください。

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どちらも自己免疫の異常によるもので、膠原病は全身の複数の臓器に炎症が起こり、機能障害をもたらす全身疾患です。これに対してリウマチは関節を中心に炎症が起こるもので、リウマチは膠原病の一つだと考えてもらえればわかりやすいと思います。どの部分に自己免疫の異常が発症するかによって病名や治療方針が決まります。「関節が痛い、発熱、発疹」などの症状が2週間続くようであれば、リウマチや膠原病を考慮して専門の医師の診断を受けることをお勧めします。よくある症状ですが、一定期間継続するようであれば要注意です。リウマチ性疾患は10〜20代で発症することもありますし、高齢発症もありますから、心配なことがあればどなたでも早めに受診してもらいたいですね。

クリニックには、どのような患者さんが来院されますか?

当院に来られる患者さんの約半数は、リウマチ・膠原病の方で、年齢は10代~90代までと幅広いです。リウマチ・膠原病は全身疾患でもありますので、臓器で隔てることなく内科系のすべてを診る能力が必要とされます。今は総合的な診療に対応する部門があり、不明熱などわけがわからない症状に悩まされている患者さんが受診できる環境も整ってきていますが、私が医師になった当時はそういった患者さんはすべてリウマチ・膠原病専門の部門で診ていました。昔からすべての部位を診るという診療には慣れておりますし、こうしてクリニックを開いていると局所だけ診ていても仕方がありません。全体としてその人を診るという診療を心がけたいと思っています。

さまざまな検査にも対応しているそうですね。

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心臓や肺病変検査目的に心電図、24時間測定する心電図、エックス線検査などを行います。また大学病院と同等の超音波検査装置を導入しています。関節炎などもエックス線検査だけではわからない病変が隠れていることがありますから、超音波検査は腹部や血管系以外にも、必要に応じて実施します。関節を画像で確認する手段としてMRI検査を行うこともありますが、体への負担があるため何度も受けられる検査ではありません。超音波検査は複数箇所を同時に検査することもでき、回復状態にある患者さんの現状確認にも使用しています。また、血管の硬さを測定し血管年齢を計るCAVI検査やABI検査、呼吸機能や肺年齢のわかる肺機能検査も導入しています。骨密度の測定も可能です。CTやMRIに関しては、医療連携によりいくつかの機関に直接依頼することができます。結果や治療の方針は当院でご説明いたします。

治療法が進んだリウマチ、患者ごとに治療方針を選定

先生が、リウマチ・膠原病の道に進まれたのはなぜでしょうか。

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患者さんの話をじっくり聞くのが好きですし、もともと精神科の医師になりたいと思っていたんですが、精神疾患は治療の効果が見えにくく「病気を治している」という実感を得にくいと思いました。たまたま私が通っていた医学部にはリウマチ・膠原病を専門にしている先生たちがいらっしゃったので、その道に進むことにしました。私が医師になった頃は、ちょうどリウマチの新しい薬がどんどん出てくる過渡期でした。私自身、前の薬の時代から今の薬まで両方の薬を使い分ける経験ができたので、ちょうどベストタイミングでこの分野を選べたのではないかと思っています。まだまだ良くならないといけない部分もありますが、だいぶ治療法は進化したのではないかと思っています。

クリニックでリウマチ・膠原病の治療にあたられる思いをお聞かせください。

大きな病院だと患者さんへ処方するお薬を選んだりする時にも、その病院の方針があるため、それに従う必要があります。クリニックであれば、もう少し柔軟に対応できる可能性はあります。リスクになるような合併症をお持ちの方もいらっしゃいますが、患者さんもご家族もリスクがあることを納得した上で、普通なら10使うところを5で試してみるなどすることもできます。リウマチや膠原病の場合、薬のコスト面で心配される方もいらっしゃるので、そういう場合は薬の使い方を一緒に考えたいと思っています。その人のできる範囲でやってあげられることを親身になって相談に乗るのが、私の治療スタンスです。

患者さんにはどのように病気と向き合ってもらいたいとお考えでしょうか。

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リウマチや膠原病などを患っている方でも、病気のことで落ち込んでしまうより、どう生きたいかにスポットを当ててもらって、遊びも仕事も謳歌してもらいたいなと思っています。人間は誰しもが最後は体が衰えていき、あらがえないものを完全にストップさせることはできないでしょう。病気を診るということは本当に難しいことだなと日々実感していますが、ただ、患者さんがあまりストレスを感じずに生きられる手助けはできるのではないかと思っています。患者さんの話をよく聞いて、何を求めているのかを理解し、相談しながら治療を始めるようにしています。こちらが一方的に治療方針を決めるのではなく、コミュニケーションをとりながら二人三脚で取り組んでいくことが必要だと考えています。

チームワークを生かして患者に寄り添える医療を

二診制の拡充を図っているそうですね。

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当院では現在9人の医師が診療を担当し、そのうち日本リウマチ学会リウマチ専門医が6人勤務しております。基本的には私と外勤医師が曜日ごとの交代制で二診制をとっています。医師がたくさんいることでさまざまな意見を聞く機会も生まれますし、より質の高い医療を提供できると思っています。来院される方は当然、その日に診療を担当している医師に受診することができます。医師同士、コミュニケーションを密に取るようにしていますし、互いに意見を言い合える関係も築いています。他の医師が診ていた患者さんでも改善したほうがいいと思うことは互いに言うようにしていますし、チームワークを生かして働いています。患者さんには自分と相性の良い医師を見つけてもらいたいですね。気になることがあれば院内セカンドオピニオンも可能ですよ。

院内の感染症対策を教えてください。

当院は内科全般とともに、リウマチ・膠原病・糖尿病の診療を行うクリニックでもあります。 感染リスクの高い方も多くいらっしゃいますので、発熱、咳や喉の痛み、倦怠感などのある方は、11時半~12時半までの間に診察させていただいています。また、そういった症状がある方の診察は現在、当院の診察券をお持ちの方のみにさせていただいております。診察時間帯はドアと院内の窓を開けて換気ができるようにさせていただいています。少しでも当院に通院する患者さんのリスク軽減につながるよう尽力したいと考えております。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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地域に根差したクリニックの医師として、患者さんと最後までお付き合いするつもりで関係が築けたらと思っています。ただ薬を出すだけの関係ではなく、親身になって患者さんとコミュニケーションを取れるような診察ができればと思っています。最期は家族や友人に看取ってもらいたいと考える方は多いと思うのですが、その中の一人に私も入れてもらえるような身近な存在になりたいですね。診療では時に雑談もしてしまいついつい時間が長くなってしまうこともあるのですが、当院のような町のクリニックをもっと肩に力を入れずに楽に通える場にできたらいいな、と考えています。

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