神田 雄平 院長の独自取材記事
武蔵浦和 神田デンタルクリニック
(さいたま市南区/武蔵浦和駅)
最終更新日:2026/09/07
2026年9月、武蔵浦和駅近くに開業の「武蔵浦和 神田デンタルクリニック」。同院は、東京歯科大学の大学病院などで臨床経験を積んだ神田雄平院長が「理想の歯科医院をつくりたい」との思いで開業を決意した。口腔内スキャナー、歯科用CT、3Dプリンター、マイクロスコープ、フェイススキャナーといった先進設備を用意し、質の高い歯科医療を追求する神田院長。かぶせ物や入れ歯といった補綴治療を専門としており、「しっかり噛める・自然に笑える」を大切に、口腔機能の回復をめざす治療を得意とする。「補綴専門の歯科医師ならではの豊富な選択肢と、ライフスタイルに寄り添った治療で患者さんをサポートしたい」と抱負を語る神田院長に、診療方針や開業へかける思いなどを聞いた。
(取材日2026年8月19日)
先進機器を導入し、質の高い歯科治療を追求
まずは、先生のご経歴や開業を決めた経緯などを聞かせてください。

東京歯科大学卒業後、同大学病院にて臨床研修を含め約10年間にわたり診療経験を積みました。その後は、同じ医局でお世話になった先輩が理事長を務める東京都府中市のデンタルクリニックで院長を任せていただくことになりました。実は、大学病院を離れた後はすぐに開業することも考えていたのですが、経営やスタッフマネジメントについても学びたいという思いが強くなり、そのクリニックで経験を積ませていただくことにしたのです。大学病院では入れ歯やかぶせ物などの補綴治療を専門としていましたが、そのクリニックでは幅広い症状や悩みを抱える患者さんの診療に携わることができ、とても貴重な経験となりました。院長としての勤務にも大きなやりがいを感じていましたが、以前から抱いていた「自分が理想とする歯科医院をつくりたい」という思いを実現するため、2026年に当院を開業することとなりました。
「自分が作りたかった歯科医院」というのは、どんなものだったのですか?
さまざまなこだわりがありますが、特に重視したかったのは設備面です。より質の高い歯科医療を提供するために、必要な先進機器を積極的に導入したいと考えていました。当院の開業にあたっては、口腔内スキャナー、歯科用CT、3Dプリンター、マイクロスコープ、医療用空気清浄機、クラスB滅菌器に加え、フェイススキャナーも導入しました。フェイススキャナーは、いわば口腔内スキャナーの顔用の機器で、笑ったときのお顔と前歯との調和を確認することができます。歯の傾きや目とのバランスなども考慮しながら、その方のお顔立ちにより調和した前歯を設計することにつながります。また、3Dプリンターは、インプラント治療の精度を高めるためのサージカルガイドや仮歯の製作に活用でき、より正確で効率的な治療の実現に役立ちます。
先生は、補綴治療を専門としているそうですね。

はい、虫歯や歯周病の治療、歯のクリーニングなど幅広く対応していますが、特に専門としてきた補綴治療については、ぜひ当院にご相談いただきたいと思っています。補綴治療の中でも、セラミックを用いたかぶせ物治療と入れ歯治療には特に力を入れています。一般的なかぶせ物治療では、型採りをしてかぶせ物を作製し、装着して完了となることが多いと思います。しかし当院では、その間に仮歯を作製する工程を設けています。最終的なかぶせ物を装着する前に、まずは仮歯で一定期間過ごしていただき、つけ心地や見た目、舌で触れた際の感触、食べ物の詰まりやすさなどを実際に確認していただきます。その上で患者さんのご意見を伺いながら調整を重ね、よりご満足いただけるかぶせ物をめざしていきます。治療の工程は増えますが、その分、一人ひとりのお口により適した、納得感のある補綴治療につながると考えています。
ライフスタイルに寄り添い、長く通ってもらえる場所に
それでは、クリニックの診療方針を教えてください。

これから30年は武蔵浦和で歯科治療を提供したいと思っているので、長く通っていただける歯科医院をつくっていきたいですね。そのためには患者さんのライフスタイルをくんだ治療を提供し、信頼関係を構築することが大切だと考えています。例えば親知らずを抜くときに、その患者さんが非常に忙しければ、今後の状態を予測した上で「今すぐに抜歯しなくても、落ち着いた時期に抜いてもいいと思います」とご提案することもできます。あとは、安心して通っていただくためにしっかり説明することも重要だと思います。言葉だけでなく、事前に患者さんの口の中の写真を撮って、それを見せながら説明するなどの工夫を取り入れるつもりです。
補綴治療にはさまざまな選択肢があるので、迷ってしまう患者さんもいると思います。
そうですね、例えば入れ歯治療をするにも、部分入れ歯や総入れ歯、入れ歯とインプラントを併用する方法などがあります。補綴治療には実に多様な方法があり、患者さんの歯の状態や経済状況、インプラントを視野に入れるなら外科手術に抵抗があるか否かなどによって適した方法は変わってきます。多くの選択肢を提示できるのが補綴を専門とする歯科医師の強みだと思っていますので、たくさんの選択肢を提示はしますが、患者さんに選んでいただくだけではなく私からもしっかりご提案します。もちろん、それぞれの治療のメリット・デメリットもしっかりお伝えします。患者さんが検討しやすいように、できるだけ初診時に検査をして口腔内の資料を用意した上でカウンセリングに進みます。
木目調のインテリアがアクセントになった、おしゃれな院内ですね。

院内設計については「おしゃれなカフェ風」を意識しています。十分なスペースが確保できましたので、歯科ユニットも4台入っています。今後は私に加えてもう1名、大学の後輩にあたる非常勤の歯科医師に来てもらう予定ですし、2名の歯科衛生士を中心としたメンテナンスにも力を入れていきたいです。4台のユニットをフル活用しながら対応していければと思います。
納得できる治療に出合えるよう、選択肢を増やしたい
先生が歯科医師になった理由や補綴を専門に決めたきっかけなどを聞かせてください。

子どもの頃から歯並びが悪くて、歯科医院で矯正をしていました。その頃から将来は医療系の仕事に就きたいと考え、歯科医師をめざそうと思うようになりました。実際に歯科医師になってみると、勉強したぶん患者さんに治療として還元することができ、私にも知識やスキルとなって返ってくるのでやりがいがありました。補綴を専門に選んだのは、勉強していく上で次第に面白いと感じるようになったことと、虫歯や歯周病、抜歯後の治療など、さまざまな歯科治療の最後に出てくるのが補綴だからです。補綴を学べば歯科治療のすべてが見えてくると思い、専門にしました。手先が器用でないとできないと思われがちですが、ただただ練習あるのみで、努力次第だとも思います。
これまで接した患者さんとのエピソードなどありますか?
前歯にかぶせ物治療をした患者さんがおられ、私は「もっときれいにできるはずだから、もう一回調整をしよう」と提案したのですが、患者さんは「もう必要ないですよ」とおっしゃいました。つまり患者さんの歯をきれいにしたいという私の思いが、患者さんのこだわりに勝ってしまったんですね(笑)。もちろんその際は自分の気持ちを押しつけるのではなく、患者さんの気持ちを尊重し、治療は終了しました。非常に喜んでくださったので、患者さんの意見を尊重する診療で間違っていなかったのだなと、改めてうれしい気持ちになりました。
最後に、地域の皆さんにメッセージをお願いします。

患者さんが自分にぴったりの治療に出会えるよう、治療の選択肢を多く持てる歯科医院でありたいですね。土日は勉強会に行くなどして、より多くの選択肢を提供できるように努力を続けていきたいと思います。補綴は単純に失った歯を補うためだけでなく、食事を楽しんだり会話を楽しんだり、健康的な毎日を送るために大切な歯科治療です。専門家ならではのアドバイスもさせていただけると思っていますので、トラブルを抱えていたら気軽に相談してください。地域に根差して長く患者さんと関わっていける歯科医院をめざしていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラントオーバーデンチャー/88万円程度、セラミッククラウン/8万8000~13万2000円、インプラント治療/50万円程度、部分矯正/22万円~

