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黒沢 拓未 院長の独自取材記事

クロコキッズクリニック

(川崎市幸区/新川崎駅)

最終更新日:2026/09/04

黒沢拓未院長 クロコキッズクリニック main

川崎市幸区北加瀬の商業施設内に2026年6月リニューアルオープンしたのが、「クロコキッズクリニック」だ。ワニのかわいらしいシンボルマークが心を和ませてくれる同院は、子どもの急な体調不良に曜日を問わず対応するため、平日は19時まで、土日祝日も17時30分まで診療。小児科一般からアレルギー、小児皮膚科、乳幼児健診、予防接種まで対応することで、地域の子どもの健やかな成長を支えることをめざす。「これまで以上に愛され、頼りにしてもらえるクリニックにしていきたいと思っています」と優しい笑顔を見せる院長の黒沢拓未先生。同院の特徴や診療にかける思い、今後の展望について話を聞いた。

(取材日2026年8月12日)

土日祝日も診療する小児科クリニック

最初にクリニックを紹介していただけますか?

黒沢拓未院長 クロコキッズクリニック1

以前、この場所では「スキップこどもアレルギークリニック」が診療を行っていましたが、院長の退任に伴い、後任としてお声がけいただきました。私はそれまで、日曜日や祝日も診療するクリニックで働いていたのですが、その診療体制が地域のニーズに合い、多くの患者さんやご家族から感謝の言葉をいただいていたのです。私自身も、そのような形で地域医療に貢献できることにやりがいを感じていましたので、院長を引き継ぐのであれば土日祝日の診療も続けたいとお伝えしました。そして新たなスタートに合わせて、クリニック名も「クロコキッズクリニック」とし、このたびリニューアルオープンしました。

ユニークなクリニック名ですが、どのような想いが込められていますか?

クリニック名は、スタッフと一緒に考えている時の「ワニってかわいいよね」という何気ない会話がきっかけでした。また、私の苗字である黒沢の「クロ」と、子どもの「コ」を合わせると「クロコ」になることにも気づき、かわいいワニと苗字の意外な親和性から生まれました。さらに、「クロコ」を漢字で表すと「黒子」となりますが、お芝居などで演者を支える黒子のように、子どもたちの成長や発達を支える存在でありたいという思いも込めました。黒沢の「クロ」、子どもの「コ」、そして子どもたちを支える「黒子役」という意味を重ね合わせて、「クロコキッズクリニック」という名前にしました。

院内の雰囲気など、こだわったところはありますか?

黒沢拓未院長 クロコキッズクリニック2

ワニは少し怖いイメージを持たれることもありますが、動物園では子どもに好かれ人気者ですし、強さとかわいさを併せ持つところに私も魅力を感じています。そこで、クリニックのシンボルとしてオリジナルのかわいらしいワニのキャラクターを作って、院内のあちらこちらに装飾の一部として取り入れています。特にこだわったのは診察室の扉で、それぞれ異なるワニのデザインを採用しています。お子さんたちも楽しい気持ちで来院してくれたらうれしいですね。また、水疱瘡など空気感染の恐れがある場合に使用する隔離室に加えて、今回のリニューアルにあたって、健診専用の部屋を作りました。乳幼児健診で来院されるお子さんは、基本的に健康な状態ですので、院内で風邪がうつるようなことがあってはいけません。そのため健診は、風邪症状のあるお子さんとは動線を分けた専用の部屋で受けていただけるようにしています。

一人ひとりのニーズを拾い上げ、応えることを大切に

特徴はどのようなところでしょうか?

黒沢拓未院長 クロコキッズクリニック3

当院の大きな特徴は、平日の遅い時間や土日祝日も診療していることです。最近、同様の診療体制を取るクリニックも増えていますが、休日は非常勤の医師が担当するケースも少なくありません。そのため、平日の診察内容が十分に共有されていなかったり、担当する医師によって診療方針に違いが生じたりすることもあります。当院では、土日祝日も私が診療を担当しています。平日に私が不在となる日がありますが、医師同士の情報共有や引き継ぎの体制をしっかりと整えていますので、いつ受診していただいても安心していただけると思います。週7日を通して、小児科を専門とする医師による、質の高い診療を提供できることが当院の最大の強みです。

どのような診療に対応しているのですか?

小児科一般をはじめ、アレルギー科や小児皮膚科、乳幼児健診、予防接種まで幅広く対応しています。小児科では、発熱、せき、鼻水、嘔吐などの急性の症状の治療や、便秘やおねしょなど慢性的な症状も診療しています。アレルギー科では、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、食物アレルギーなどに対応し、スギやダニに対する舌下免疫治療、エピペンの処方や、学校や園に提出する書類作成も行っています。また、小児皮膚科にも力を入れており、お子さんの皮膚の特徴や成長段階に合わせた診療を心がけています。特に小児の皮膚疾患では、治療を受けるのはお子さんでも、実際に薬を塗ったりケアをしたりするのは親御さんであることが多いです。そのため、ご家庭でのスキンケアの方法についても丁寧にお伝えし、お子さんとご家族を包括的にサポートしています。小児科医ならではの視点で、ご家庭でのケアまで支援できることも強みだと思います。

親御さんと接する際に心がけていることはありますか?

黒沢拓未院長 クロコキッズクリニック4

患者さんが受診した理由や希望をしっかりとくみ取ることを大切にしています。私は人と話すのが大好きですし、相手の言葉の背景にある気持ちや思いを理解することは比較的得意なほうだと思っています。もちろん、病気を診るのは医師として基本ですが、同じ病気で受診していても患者さんが求めていることは一人ひとり異なります。そのため、症状だけでなく、それぞれの生活環境やご家庭の状況にも目を向けるよう心がけています。例えば、保育園に通っているのか、ごきょうだいがいるのか、ご祖父母のサポートを受けられるのかによっても、無理のない治療や生活のアドバイスは変わってきます。生活習慣の見直しによって改善が期待できることもありますので、ただお薬を処方するだけでなく、そうした背景まで含めて考えながら一人ひとりに合った診療を提供していきたいと思っています。

愛されて、頼りにしてもらえるクリニックをめざして

お子さんに対してはいかがでしょうか?

黒沢拓未院長 クロコキッズクリニック5

お子さん一人ひとりの発達段階に合わせた声かけや接し方を心がけています。小学生以上であれば、まずはお子さん本人に話しかけるようにしています。診察ではつい親御さんから症状を尋ねがちですが、親御さんから見て頭が痛そうと感じていても、実は本人は別の症状を一番つらいと感じていることもあります。ですから、コミュニケーションが取れる年齢のお子さんには、どうして来たのかや、一番つらい症状は何かというのをできるだけご本人の言葉で話してもらうようにしています。 未就学のお子さんでも、医師の表情や声のトーンから多くのことを感じ取っていますので、アイコンタクトを取りながらお子さんの表情を見て接しています。診察の最後には「頑張ったね」「偉かったね」「お薬をしっかり飲んでね」など、必ず声をかけるようにしています。お子さん自身に「自分のことをしっかり診てもらえた」と感じてもらえるような診療を大切にしています。

ところで、先生はなぜ医師を志したのですか?

まずは父の存在が大きいですね。父も小児科の医師で、その姿を見ながら育つうちに、自然と医師を志すようになっていました。ただ、親から医師になるよう言われたことは一度もなく、自分に一番向いている仕事が医師だったのだと思います。実際に医学部へ進学してからはさまざまな診療科を学びましたが、小児科が一番楽しく感じられましたし、病院実習や臨床研修を経験する中でも、「自分の天職は小児科なのではないか」と感じる気持ちは変わりませんでした。その選択は間違っていなかったと、今でも思っています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

黒沢拓未院長 クロコキッズクリニック6

土日祝日を含め週7日診療の体制となり、より地域の皆さまのニーズにお応えできるようになったと感じています。一方で、患者さんが増えるにつれて、診療の質を維持しながら待ち時間にも配慮していくことは、決して簡単なことではありません。だからこそ、現在の診療体制を大切にしながら、質の高い医療と満足度の高いサービスを提供し続けられるよう、スタッフ一丸となって取り組んでいきたいですね。以前のクリニックも地域の皆さまに親しまれてきたと思いますが、これまで以上に愛され、頼りにしていただけるクリニックをめざしています。お子さんのことなら、どんな小さなことでも気軽にご相談ください。