痛くなる前に通う予防歯科
根拠に基づくメンテナンスで健康を守る
つげデンタルクリニック
(堺市西区/津久野駅)
最終更新日:2026/10/13
- 保険診療
「歯科医院は痛くなってから行くもの」。そう考える人は少なくない。しかし、痛みを感じて受診したときには、すでに状態が悪化し、治療が難しくなっているケースも多いという。そこで注目したいのが、痛みが出る前から継続して通う予防歯科だ。堺市西区にある「つげデンタルクリニック」では、感覚ではなく根拠に基づいた予防歯科を提供している。院長の柘植一輝先生は「歯科医院には、痛みを感じてからではなく、その前から通っていただきたいですね」と語る。今回は柘植院長に、痛くなる前から通う必要性やメンテナンスの間隔の考え方、子どもの頃から通うメリットなどを聞いた。
(取材日2026年9月17日)
目次
「毎日磨いているのに、なぜ通うのか」セルフケアの限界と、長く歯を守るための考え方
- Q「歯科医院は痛くなってから行くもの」という人も多いようです。
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A
▲痛みを感じる前に、口腔内のケアをすることが大切
歯科医院には、痛みを感じてからではなく、その前から通っていただきたいですね。痛くなってから受診すると、すでに状態が悪化し、治療が難しくなっているケースも多いので、そうなる前にお口のケアをすることが大切です。お口のケアを続けている方は、将来的に残る歯の本数が多い傾向にあり、生涯にかかる歯科医療費、そして歯科に限らず医療費自体も少ないというデータがあります。また、痛みが出る前に受診することで、治療が必要になっても、短い期間で、痛みも少ない治療で済ませることが期待できます。こうしたメリットを知っていただき、痛くなる前から通う必要性を伝えていきたいと思っています。
- Q毎日磨いていてもメンテナンスは必要なのですか?
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A
▲歯科医院でのメンテナンスで、より口の健康を守る
磨き方には癖があり、毎日丁寧に磨いていても、歯ブラシが十分に届いていないところはあるものです。磨きにくい場所や磨き癖は、利き手や年齢などによっても異なりますので、メンテナンスではそうしたところを見つけ、一人ひとりに適した磨き方をお伝えしています。また、歯周病で歯周ポケットが深くなっている場合など、歯ブラシでは届かず、セルフケアだけでは対応が難しいところもあります。日々の歯磨きで補いきれない部分を私たちがお手伝いすることで、お口の状態を長く安定させていきたいと考えています。お口に物が入ると吐き気が出やすい方も、治療そのものが負担になりやすいからこそ、メンテナンスを大切にしていただきたいですね。
- Qメンテナンスは何ヵ月ごとに受ければいいですか?
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A
▲口の状態に合わせて通院間隔を決めている同院
当院では、一律に「何ヵ月ごと」と決めるのではなく、お口の状態に合わせて通院間隔を決めています。汚れの付着や炎症の程度を数値でお伝えし、一緒に目標を設定した上で、次のメンテナンスの際に状態を再確認します。目標を達成できていれば3ヵ月に1回、まだ達成できていなければ、もう少し短い間隔でお越しいただくという考え方です。メンテナンスを通じて磨き方が変わり、目標としていた状態まで改善することが目標で、必ずしも歯磨きの回数や時間を増やしていただく必要があるわけではありません。どこを意識して磨くといいかを知っていただくだけで磨き方は変わってくるので、結果もついてきます。
- Q子どもの頃から予防歯科に通うメリットを教えてください。
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A
▲虫歯を予防し、歯並びや顎の成長を見守ることができる
虫歯を予防し、歯並びや顎の成長を見守れることがメリットです。子どもの頃から食生活や生活習慣を整えることで、大人になってからの虫歯予防にもつながります。歯並びという面では、虫歯で早期に乳歯が抜けるのを防ぐことで永久歯が生えてくるスペースを保つことができます。加えて、口呼吸や指しゃぶり、下顎を前に出すといった癖にも目を向け、歯並びが悪くなるのを防いでいきます。それぞれの癖を見て、顎の成長を妨げないように働きかけられるのは、子どもの時期ならではです。特に、永久歯が生え始める6歳頃や、自分でお菓子やジュースを買うようになる思春期など、リスクが変わる時期に関わっていきたいですね。
- Q生まれ育った地域での開院には、どのような思いがありましたか?
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A
▲地域医療に力を入れていきたいと話す柘植院長
私は津久野で生まれ、実家の小林歯科で歯科医師である祖父と父の姿を身近に見て育ちました。幼い頃から、治療を終えた方が笑顔で帰っていく様子を見ていましたし、地域の皆さんに育てていただいたと言っても過言ではありません。今度は自分が慣れ親しんだ地域の力になりたいという思いで、開院しました。これまで大学病院や医療法人などで培ってきた経験と技術を、地元である堺市の皆さんに還元し、長く信頼していただける存在をめざしていきたいですね。

