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石井 淳 院長の独自取材記事

こまくさ女性クリニック

(横浜市泉区/緑園都市駅)

最終更新日:2019/11/25

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緑あふれる美しい街並みが印象的な、相鉄いずみ野線の緑園都市。駅から徒歩1分の場所に位置する「こまくさ女性クリニック」は、院長の石井淳先生が病気の早期発見と早期治療をめざして、大学病院並みの検査機器や設備を導入し1998年に開院。以来、20年にわたり地域に住まう女性の健康を見守ってきた。現在では予防医学をコンセプトに、病気を未然に防ぐ診療に注力。手作りの資料を準備し、来院者にわかりやすく説明しながら生活習慣や食事に関するアドバイスまで行っている。耳に心地良く心に響く声が印象に残る、石井院長。長年、男声合唱を趣味としているというのもうなずける。そんな石井院長に、医療にかける思いから趣味についてまで、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2018年12月20日)

子宮がんと乳がん、両方の検診が受けられ負担も軽減

開業から20年。来院する患者さんの傾向など、変化を感じることはありますか?

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現在は、子宮がん、卵巣がん、そして乳がん検診を受けに来られる40〜60代の方が多いですね。緑園都市が整備されたのは30年ほど前ですから、開院したのは街ができてから10年くらいたった頃。開院時は街に住み始めた若い世代が中心でしたが、当時から継続して来院されている方が非常に多いので、その分、年齢層は上がっています。ただ、そのお子さん世代や新しく移り住んだ若い方々も多いので、年齢層は幅広いです。患者さんの傾向として、病気予防や健康維持に対する意識が高いと感じています。私は開院当時から、さまざまな医療情報をプリントしてお渡ししているのですが、皆さん、結構読んでくださっていて、実践したり、質問をいただいたりもしています。健康に対する意識や情報吸収の意欲が高い方が多いことをますます強く感じています。

こちらでは乳がんと子宮がん、両方の検診を受けられるのですね。

それが当クリニックの特色であり、大きなメリットでもあります。一般的に、子宮がんや卵巣がんの検診は婦人科、乳がんの検診は外科なので、時間をつくってそれぞれの病院に行く必要があります。それらを同じ場所でできるので、負担が少なく受診しやすい。また子宮がん検診の結果を聞く日に乳がん検診をすれば、乳がん検診の結果はその日のうちにわかりますので都合2日で済み、効率的です。当クリニックではデジタルマンモグラフィや、血流の方向や速さを調べるカラードップラー超音波検査装置など、大学病院並みの検査機器や設備をそろえています。さらに私はこれまで数多くのマンモグラフィ検査で研鑽を重ねてきましたし、撮影についても、経験豊富な女性技師が担当しています。設備と技術を高いレベルで維持した、高精度の乳がん検診をめざしているのです。

そのほかのがん検査についてはどうでしょうか。

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乳がん、子宮がん、卵巣がんのほかにも、胃がん・大腸がん・肺がんの検査も受けられます。これらは女性の5大がんといわれますので、ぜひ検査を受けていただきたいです。それ以外に、膀胱がん、甲状腺がん、膵臓がんの検査にも対応しています。また近年、注目されている「AYA世代」をご存知でしょうか。Adolescent and Young Adultの略で、思春期から30代の人たちを指します。がんが多いというわけではありませんが、その世代でがんになると経過が他の世代より悪いのです。多いのは、子宮がん、乳がん、甲状腺がんですから、若い世代の方にも積極的に検査を受けていただきたいですね。また更年期障害とも関連しますが、動脈硬化の予防として頸動脈のエコーにも力を入れています。若い方からご老人まで、幅広い女性の健康に関わることをすべて網羅したいのです。

病気の「発見」より「予防」する診療に力を入れる

早期発見、早期治療のために、検診は欠かせないのですね。

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それも重要ですが本来、最も考えるべきなのは病気を未然に防ぐこと。がんで言うと早期発見・早期治療は二次予防、未然に防ぐのは一次予防です。ですから、私はがんの一次予防をメインに考えて診療をしています。病院における診療というと、異常を見つけて治療をして終わりというのが一般的ですが、私はもう一歩踏み込んで「どうしてその病気になったのか」、「どうして体調を崩したのか」など根本をあぶり出し、体質改善へと導きたいと考えています。薬による治療はあくまでも対症療法なので、根本的に体質を変えていかないと治ったとは言えないと思います。がんの要因はさまざまですが、大きく影響しているのが生活習慣で、特に食生活の部分は非常に大きい。ですから患者さんには、食事に関する指導も行っています。

食事に関して、どのようなアドバイスをされるのでしょうか。

私がこれまで数々の文献や研究論文や資料から学び、見い出した食事療法を、患者さんにもお伝えしています。がんだけではなく、病気を予防するには、体質そのものを改善しなければいけません。その基本は食生活の改善と腸内環境の改善です。ただしライフスタイルや年齢によって、食生活を改善するだけでは難しい場合もあります。そんな方には必要に応じてサプリメントをご紹介したり、漢方薬を処方したりすることもあります。

どういった診療方針をお持ちなのでしょう。

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私は婦人科とは女性の総合診療科であると考えています。ですから予防に関しても、婦人科系の病気に限定せず、お話をさせてもらっています。そのために欠かせないのは、やはり問診を含めた検診です。検診時は異常がなくても、問診でライフスタイルや、ご家族や親族の病歴をお聞きしたり、画像診断や細胞診をしたりすることで、その方のリスクの高さがわかります。ですからハイリスクな方には、その時には問題がなくても予防医学に基づいて将来の可能性をご説明し、食生活改善を中心に指導します。そして何かあればすぐに発見できるように、定期的な検診をお勧めしているのです。

医療者の発信も参考にした正しい情報収集で病気予防を

ところで、先生が産婦人科をめざしたのはなぜですか?

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きっかけは、中学生の頃に見たドキュメンタリー番組です。外科手術で患者さんを治療するのを見て、素晴らしいと感動し「自分も外科医師になって、世の中の人の役に立ちたい」と漠然と思ったのですが、その気持ちは次第に強くなり医学部を受験しました。医学部に入ってからも外科医師になるつもりだったのですが、卒業する頃になって産婦人科に進もうと思い始めたのです。産婦人科の医師は過酷なため志望者が極端に少なかった。そこで「それなら自分が産婦人科の医師になろう!」と考えたのです。「医師が不足している分野でこそ役に立てるのではないか、それこそ自分がめざした道だ」と。大学時代は硬式野球をやっていて体力には自信がありましたし、産婦人科は外科の要素が強いのも決め手になりました。

学生時代のように、現在も打ち込んでいることはありますか?

高校時代に男声合唱、いわゆるグリークラブに入っていまして、最近まで都内を拠点とするクラブに在籍していました。活動は本格的で、ほぼ年に1回、海外で演奏活動をしてきました。2018年6月にアメリカのカーネギーホールで、2017年にはバチカンで歌いましたし、ロシアやスイスのジュネーブで歌ったこともあります。歌うのが好きなのはもちろんですが、大きな声を出すのは健康にいいし、リフレッシュにも最高です。いい声だと褒めてもらったこともあって自信もつきました(笑)。今は忙しいのでしばらく休んでいますが、いずれは混声合唱も含めて再開したいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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病気は食生活を含めた、生活習慣によって予防できることを知ってほしいです。ただし情報を集める際には、正しい情報を選んでください。世の中には根拠があるのかないのかわからないような情報もあふれています。ですから、不確かな情報に惑わされたり、間違った情報を信じ込んでしまったりしないこと。そのためには、一つの情報にとらわれることなく、多くの情報を参考にしてください。正しい情報を見極めるために、私のような医師の話にも、しっかりと耳を傾けて参考にしていただきたい。わからないことがあれば、いつでもご質問ください。私も一生懸命にお話をしますし、たくさんの資料もそろえているので、ぜひ参考にしてほしいと思っています。

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