山形 義紘 院長の独自取材記事
築地聖ルカ通り矯正歯科
(中央区/築地駅)
最終更新日:2026/07/15
築地駅から徒歩約1分という便利な場所に開業した「築地聖ルカ通り矯正歯科」。山形義紘院長が、子どもから高齢者まで幅広い年齢層を対象に矯正を行っている歯科クリニックだ。ワイヤーの矯正装置とマウスピース型装置のいずれを用いた矯正にも柔軟に対応するが、「大切なのはどの装置を使うかだけではなく、患者ニーズにも配慮して矯正のゴールを見定めることです」と語る。一人ひとりの希望はもちろん、パーソナリティーやライフスタイルも考慮しながら、最善を尽くす。山形院長は、急速に発展しながらも下町風情も残す築地を心から愛しており、この町で子育て中の一住民でもある。歯科医師というよりは近所のおじさんを訪ねるように立ち寄ってほしいという山形院長に、どのような診療をめざしているのか詳しく聞いた。
(取材日2026年7月1日)
矯正歯科を専門とし、幅広い年齢層に対応する
まず、歯科医師をめざしたきっかけやご経歴を教えてください。

幼少期より大学病院で歯科治療を受ける機会があったのが一番のきっかけだったと思います。先生たちはとても優しく、町の歯科クリニックでは置いていないような珍しい器具にも触らせてくれて、歯科に興味を持つようになりました。ただ、学校に治療のための装置を着けていくとからかう同級生もいて嫌でしたね。今となっては、お子さんの気持ちにも親御さんの心配にも、他人事ではなく寄り添えるのは、小児矯正をするにあたって大きな強みだと思っています。その後、大学時代にあらためて歯列矯正をして意識が変わり、「矯正はこんなにも人の意識を変えられるのか」と感動したのが、歯科矯正を専門にした理由です。大学病院での臨床研修の後は、先輩が営む千葉県の矯正専門の歯科クリニックなどで修行し、2026年に開業しました。
なぜ、築地を開業の地に選んだのでしょうか。
築地はもともと大好きな町でした。老舗商店を営みながら何代にもわたって住んでいる家族がいる一方、次々とタワーマンションができて若いファミリーも急増しています。活気がありながら下町らしい温かさも残っているところが、このエリアの魅力です。子どもが通っていた幼稚園のパパの会から開業祝いの花が届いた時はとてもうれしかったですね。徒歩圏内にある銀座で開業していたら、通勤やショッピングのついでに訪れる他エリアからの患者さんが多くなったかもしれません。それよりも、地元の方々の役に立ちたいという思いが強かったです。きらびやかでなくてもホッと落ち着ける場所で、町のおじさんの一人として待っている、そんなスタイルが自分の性分には合っていますしね。
現在はどのような患者さんが来ていますか。

当院は矯正歯科を専門としながら、矯正中のクリーニングやホワイトニングにも対応している歯科クリニックです。小児矯正から成人矯正まで行っているので、4歳から65歳まで幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。小児矯正ではお子さんや親御さんとのコミュニケーションも大事ですが、自分自身の子育て経験も生かしながら、親身になって向き合っています。成人矯正は何歳からでも始められるといっても過言ではありません。子育てが一段落して自分の時間ができて「実は以前から歯並びが気になっていた」と矯正を希望する方もいます。これまでも親子での矯正は手がけたこともありますが、親子3代でも歓迎しています。70歳からでもあと20年生きる可能性もありますし、健康寿命を伸ばすためにはしっかり噛める口が欠かせませんからね。
患者ニーズに最大限配慮して矯正のゴールを決定
こちらで受けられる矯正についてお聞かせください。

ワイヤーの矯正装置、マウスピース型装置、どちらにも臨機応変に対応しています。ワイヤーの矯正装置は難症例も含め多様なケースに対処できる一方、マウスピース型装置は目立たずセルフケアがしやすいのがメリットです。症状、成長段階、パーソナリティー、ライフスタイル、管理能力などを、しっかりとヒアリングしながら見極めて、一人ひとりに最適と思われる方法を提示するようにしています。重要なのはどの装置を使うかではなく、患者さんが何を重視するかで矯正のゴールが変わるという点です。矯正の期間をできるだけ短くしたい、抜歯は避けたいなど、さまざまなご希望があります。エビデンスから適していると考えられる方法もありますが、押しつけるのではなく折り合いをつけながら、患者さんにとって最良のゴールをめざします。
小児矯正について詳しく伺えますか。
小児矯正(I期矯正)は乳歯と永久歯が混在する時期に行う矯正で、5歳から12歳までを対象とすることが多いです。無理をせずに取り組めそうな子なら、それ以前から開始するケースもあります。I期矯正では将来の歯並びを見据えながら、歯を並べるスペースを確保したり、顎の成長バランスを整えたりすることが目的です。口周りの筋肉をトレーニングして機能面の発達を促したり、歯列矯正用咬合誘導装置を使用したりしますが、いずれも子どもがストレスなく続けられるよう配慮しています。この時期に矯正を始めれば、矯正のゴールの選択肢が広がることにつながり、永久歯を抜歯せずに済む可能性も高まることが見込めます。場合によってはI期矯正のみで終了することもありますね。
成人矯正についても教えてください。

永久歯が生えそろってからの矯正は10代のお子さんでも成人矯正(II期矯正)と呼ばれるものになります。ワイヤーの矯正装置、マウスピース型装置などを使用しますが、II期矯正の目的は「しっかり噛めること」「正しい噛み合わせを長持ちさせること」です。どうしても歯は年齢とともに多少の動きがあるので、いかにして長期にわたって安定した噛み合わせが維持できるかが問われます。誰でも後戻りの可能性はありますが、定期的な経過観察によって早期に問題点を見つけることができれば、負担の少ない修正もめざせるでしょう。また、芸能関係や話す仕事をしていて矯正中も良い滑舌を維持したい、受験期間中は矯正を一時中断したいといったご要望にも対応可能です。
気軽に立ち寄れる場所で一人ひとりを末永く見守りたい
診療において何を大切にしていますか。

矯正は長期にわたるので、患者さんに「この先生に長くお願いしたい」と信頼してもらえることを大切にしています。そのためにも、時には雑談なども交えながら、大人はもちろんどんなに小さなお子さんでも、人と人としての関係をしっかりと作るようにしています。マウスピース型装置を長時間つけられなかった、セルフケアがきちんとできなかったという時も、叱ったり責めたりしないので正直に話してください。その都度、一緒に改善策を考えていきましょう。どんな問題が起きても「通い続けてもらいさえすればどうにかできる」と自負しています。「そろそろ歯医者の予約日だ……」と落ち込むのではなく「もうすぐおじさんのところに行く日だ」と楽しみにしてもらえるような場所にしていきていきたいです。
お忙しい毎日ですがリフレッシュ法などはありますか。
小学校から大学まで続けたサッカーを観戦することが息抜きになっていますね。東京科学大学のサッカー部は私がいた頃はそれほどでもありませんでしたが、今は強くなっていると聞きうれしいですね。大学時代はどのポジションもこなしましたが、装置にこだわらず患者さんに合わせて臨機応変に対応する診療スタイルにもつながっているかもしれませんね。その他、子どもと過ごす時間もかけがえのないリフレッシュになっています。築地には神社がたくさんあり、毎年、お祭りに家族で参加しています。新旧住民が入り混じって、誰彼の区別なく大いに盛り上がっている熱狂の中に身を置くと、あらためてこの町で診療できる喜びを実感せずにはいられません。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

矯正はコスト面の不安から踏み切れずにいる方も多いかもしれませんが、分割払いもできるので、遠慮なくご相談ください。AIにどんな悩みも聞いてもらえる時代ですが、口の中の問題は実際に見てみなければわかりません。歯科用CTも完備して、骨や歯の位置関係、頭部のバランス、成長方向予測なども精査しながら、将来的により良く機能する口元を作りたいと思っています。歯科医師をしていると、来院当初は小学生だった患者さんが結婚や出産を報告しに来てくれることもあります。この仕事を選んで良かったと実感する瞬間ですね。まだ始まったばかりですが、地域に根差して、患者さんの人生を末永く見守ることができれば幸いです。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/33万円~、成人矯正(全顎)/77万円~、成人矯正(部分)/11万~55万円、歯列矯正用咬合誘導装置を用いた矯正/22万~38万5000円、オフィスホワイトニング/3万8500円~、ホームホワイトニング/2万7500円~、マウスピース型装置を用いた矯正/88万~121万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

