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茂木 知宏 院長の独自取材記事

茂木歯科クリニック

(横浜市戸塚区/東戸塚駅)

最終更新日:2026/09/15

茂木知宏院長 茂木歯科クリニック main

東戸塚駅から徒歩すぐのビル2階にある「茂木歯科クリニック」。院内に入ると駅前の喧騒を忘れさせる静かな空間が広がり、絵画などの装飾品がアットホームな温もりを演出している。院長を務める茂木知宏先生は、2021年に父の故・茂木知治先生から家業を承継。「10年後、20年後にも笑顔でいられるように!」という先代の診療方針を守り、「今何をしておくべきか」を患者と一緒に考えて診療に臨むことを心がけている。診療内容は虫歯や根管の治療、入れ歯やブリッジなどの補綴治療、歯周病治療、予防歯科など幅広く、茂木院長自身はインプラント治療を専門とする。「ベターな治療内容をできるだけ多く提案しますが、それをベストにするのは患者さん自身。二人三脚で向き合うことが理想」と話す茂木院長に、診療方針などについて話を聞いた。

(取材日2026年8月7日)

10年後、20年後の将来を見据えた歯科医療を提供

院長の経歴について教えてください。

茂木知宏院長 茂木歯科クリニック1

東京歯科大学卒業後、研修医を経て、昭和大学(現・昭和医科大学)のインプラント歯科学講座に入職しました。インプラント治療の計画立案からメンテナンスまでの基礎を学び、恩師の教授のもとで幅広く研鑽を積むことができました。そして、5年ほどたった時に、先代の院長である父から、近い将来に引退も考えていると聞かされ、当院に戻ることにしたのです。その後、2021年に院長に就任しました。

診療方針について教えてください。

診療方針は父の代から一貫しており、10年後、20年後も美しい口元と快適な口腔機能が維持できるように、将来を見据えた診療を行っています。そのために、患者さんには提案する治療内容を丁寧に説明し、正しく理解しているかどうかを確認した上で進めていきます。もちろん、一方的な押し付けにならないように、さまざまな治療内容を提案します。例えば補綴治療の場合、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどがあり、私はこれらをベターな治療と呼んでいます。それぞれの提案内容を患者さん自身が深く理解し、その中からよいと思ったものを選ぶことでベストな治療にすることができると考えています。内容が難しければ何度でも説明しますし、今の状態を放っておくとどんなことが起こり得るのかも説明し、患者さんの理解が進むように工夫しています。

どのような診療を行っているのですか?

茂木知宏院長 茂木歯科クリニック2

虫歯や根管の治療、補綴治療、歯周病治療、咬合治療、予防歯科、審美歯科などを行っています。私の専門はインプラントで、父が入れ歯をはじめとした補綴分野の専門家でしたので、入れ歯に関しては父から多くを学びました。患者さんの悩みとしては、入れ歯が合わなくなってきたとか、虫歯ができたといった内容が多いですね。設備面ではマイクロスコープやレーザーを導入しています。

歯科医師任せではなく、二人三脚で治療に向き合う

治療内容は患者さんと一緒に考えると聞きました。

茂木知宏院長 茂木歯科クリニック3

これも父の代から大切にしていることです。時々、「治療内容は先生にお任せします」という患者さんがいるのですが、ご自身で選択する意識を持つことが大切だとお伝えしています。そのためには、治療の説明をしっかり聞いた上で、「自分はどうなりたいのか」を考えていただくことが必要です。例えば、保険診療の範囲で白いかぶせ物を希望される場合、自然な見た目が特徴のCAD/CAM冠や、耐久性に優れたPEEK冠など複数の選択肢があります。それぞれの特徴をご理解いただいた上で、ご自身で選び、納得して治療を受けることが、その後のメンテナンスやセルフケアへのモチベーション維持にもつながると考えています。私や歯科衛生士が患者さんと関われる時間には限りがあるからこそ、診療室でお伝えしたことを日々の生活の中で実践していただくことが、お口の健康を長く守るために重要だと思っています。

他に診療でこだわっていることはありますか?

例えば、インプラントの話をする時は、利点だけでなくデメリットについてもご説明しています。メンテナンスをしっかりしないと、インプラント周囲炎によって歯周病のような状態になることがあり、そうなってしまうと治療の費用や時間がかかって大変な目に遭いますよとか。もちろん、そうならないように努めていますが、こうしたリスクを前もって知ってもらうことが不可欠です。また、自費の治療を迷われている患者さんに対しては、無理に勧めないようにしています。例えば、インプラント治療に興味があるけれど費用が心配という患者さんには、まずは保険適用の入れ歯にしてみてはどうかと提案します。ブリッジだと両隣の歯を削ってしまうため元に戻すことができませんが、入れ歯ならリカバリーはそれほど難しくないので、後からインプラント治療を選択することもできるからです。

専門的な視点で支える予防歯科について教えてください。

茂木知宏院長 茂木歯科クリニック4

虫歯や歯周病の予防で最も大切なのは、ブラッシングをはじめとしたご自宅でのセルフケアです。十分に磨けていない部分がある場合には、歯科衛生士が適切なブラッシング方法をお伝えしています。一方で、セルフケアだけでは行き届かない部分については、歯科医院で専門的なケアを行い、予防につなげています。また、歯石除去やクリーニングをご希望の場合でも、まずはお口の状態を確認し、必要に応じて治療を行った上で予防的なケアへ移行しています。虫歯などの問題が残ったままでは、予防処置の効果を十分に生かせないことがあるためです。さらに、歯周病には噛み合わせが関係している場合もあります。例えば、片側の奥歯ばかりで噛んでいると奥歯の骨に負担を与えてしまい、歯周病の進行につながることがあります。そのため当院では、ブラッシングの確認やクリーニングに加え、必要に応じて噛み合わせの調整も行っています。

セルフケアの質を高めることが定期検診の目的の一つ

改めて定期検診の重要性について教えてください。

茂木知宏院長 茂木歯科クリニック5

虫歯や歯周病になっても自分では気づかないことが少なくありません。それこそ虫歯が進行して歯が痛くなってから受診すると、大きな穴が開いていたり、神経を取らなければいけない状態だったりすることもあります。そうなると、患者さん自身も何度も通院しなければいけなくなり、時間もかかって大変なので、早めに発見して治療を済ませるためにも定期検診は重要なのです。また、歯周病は顎の骨が溶ける病気ですので、進行を抑えながら良好な状態を維持していくことが重要です。そうした観点からも定期検診を大切にしており、当院では患者さんの負担も考慮した上で半年に1回の受診を提案しています。その際にはしっかり時間をかけて、お口の状態を確認しています。もし、何も問題がなかったとしても、ご自身のお口の状態を知る機会になりますし、普段のセルフケアを振り返るきっかけにもなるでしょう。

定期健診は、セルフケアの質を見直す機会でもあるのですね。

当院では、ブラッシングが苦手な方に対し無理なく習慣化できる方法を考え、セルフケアへの意欲を高められるよう心がけています。例えば、ブラッシングは朝昼晩の食後、就寝前の1日4回行うことを推奨していますが、毎回本気で取り組むとなると負担が大きくなります。そこで、時間をかけて丁寧に行うのは就寝前だけにして、他の3回は1~2分で軽く行うだけでもよいと患者さんには伝えています。これなら働いている人でも取り組みやすいですし、十分な効果が得られるでしょう。セルフケアは、正しい方法を習慣づけることが大切です。しっかりケアをされている方でも磨き残しが見つかることがありますので、定期的にセルフケアの方法を見直していただければと思います。

最後に読者に向けてメッセージをください。

茂木知宏院長 茂木歯科クリニック6

私の理想は今の患者さんに行っている治療が10年後、20年後にも生きて、「茂木歯科クリニックに来てよかった」と思ってもらうことです。そのためにも、多くの地域の方々に「かかりつけ医」として通っていただくことをめざしています。特に仕事で忙しい働き世代の人たちに対しては、治療のために通うことでさらに忙しくなるという悪循環を避けるためにも定期検診に来ていただき、早めにチェックを受けて習慣づけることをお勧めします。受診のきっかけはどのようなことでも構いません。セルフケアの質を少しずつ高めながら、それを患者さんの日々の習慣として定着させることが大切です。そうした「当たり前」のレベルを高めていくことこそ、歯科医師の務めだと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(1歯)/37万5000円程度、ホワイトニング(ホーム+オフィス)/4万4000円程度